「紙での管理」やめませんか?【AI人材育成講座成果発表会_チームR】
はじめに
AI人材育成講座では、AIを用いた現状の業務が抱える課題分析から解決するための卒業生制作発表を行い、複数チームでトーナメント方式の発表を行いました。
このnoteでは、「みどりの窓口跡地の狭小クリニック院長」の困りごと「極小サイズの冷蔵庫でのワクチン在庫管理問題」の解決に挑んだチームRの発表についてご紹介します。
もともと「みどりの窓口」だったスペースを利用したクリニックのため、延べ床面積も10坪程度と狭く、ワクチンを保管する冷蔵庫も小さいものしか置けない状態。
倉庫もなく在庫を多く置けないためワクチンの在庫管理をしっかりしていないといけません。
当初は「ワクチン接種者管理」を目指したが昨年12月に開院したばかりのためデータ数が足りず、まずはワクチンの在庫管理をすることになりました。
現状
クリニックのITリテラシーが低く、ワクチンの予約表は手書き。
Excelをすすめても「壊れちゃうから嫌です!」と言われる状況。
実現したいこと
看護師さんの求めるものをヒアリングすると、現場で必要なことが見えてきました。
作成したアプリ「予約在庫管理アプリ」
スマホから予約登録ができ、それをもとにワクチンの在庫数が計算されて見られます。これにより発注のタイミングを逃しません。
実際に使った看護師さんの感想はこちら。
今までは電話をとった受付から看護師に伝え、医師に情報連携という流れがあったが、誰でも共通のアプリに入力し確認できるようになりました。
予約の変更や空き状況の確認が簡便となりスムーズな電話対応が可能に。
今後の展望
電話応対の面もチャットボットで自動化、ワクチン在庫の連携で発注が必要なときにアラートでお知らせする、ワクチンの需要の予測など、機能を追加していく予定です。
最後に
AIを活用することで、クリニック業務は加速する!
狭い院内、ITが苦手な人がいるからこそ見つけられる「困りごと」もあります。
今回は不便だからこそ思いついたアイデアであり、でもこれは実装されたら他のクリニックにとってもありがたいアプリなのではないでしょうか。
実際の発表の様子はYoutubeからもご覧いただけます!
本戦はこちらから
SUNABACOのAI人材育成講座は、AIを利用したデータ分析を行い業務の問題点を洗い出して解決することができる人材の教育を目指しています。
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