見出し画像

DX人材育成講座卒業制作発表:チームD【離乳食支援アプリ"ぱくぱくガイド"】


はじめに

DX人材育成講座では、現状の業務が抱える課題を分析し、それを解決するための卒業制作を行い、複数チームでトーナメント方式の発表を行いました。

このnoteでは、言語聴覚士のメンバー愛さんの顧客である「保護者さん」の離乳食の進め方での困りごとの解決に挑んだチームDの発表についてご紹介します。

現状

離乳食というと栄養を摂るものと思われがちですが、口腔機能の発育や咀嚼機能の土台を獲得するためにも必要で、将来の嚥下機能にも影響するため、一生のQOLを左右するものでもあります。

誤嚥による乳幼児の窒息事故も増えています

厚生労働省の調査によると、離乳食の進め方について学ぶ機会はあるものの、病院にかかるほどではないが困っている、という結果が出ていました。

保護者と指導者の困りごと

調べてみると、情報媒体は多いものの正しい情報に辿り着きにくかったり、継続的なアドバイスを得られず解決に繋がらなかったりする保護者の困りごとや、相談を受けるタイミングがなかなかないことや知識のばらつきから指導自体に自信が持てない保健師さんの困りごとが判明しました。

また、メンバーの愛さんも離乳食指導はしているもののアフターフォローの面で困っていました。

制作したアプリについて

離乳食支援アプリを制作することにしました。

困りごとを解決するための最初のMVP(Minimum Viable Product:必要最小限のプロダクト)はこちらです。

まずは指導者の回答を事前に登録しておき、そこから回答を生成しChatbotで答えるようにしました。

感想はこちら。意外な意見として「大人と会話する機会ができてよかった」というものもありました。

指導者側としても、負担が軽減される結果が出ました

しかし、登録に手間がかかって使わなかった、動画や画像があればもっとわかりやすい、いきなり具体的に聞いていいかわからないなどの意見もありました。

ユーザーインタビューを通して改善

インタビューを受け、改善したアプリがこちら

保護者のメリットはこうなりました。

指導者側もメリットもあります。

アンケートによると、お金を払ってでも使用したいという意見も出ました!

今後の展望

経験則からではないデータに基づいた指導で子育て支援をより良いものにできそうです。

「対話とデータで実現する、食からはじまる子育て支援」へ

発表の様子

実際の発表の様子はYoutubeからもご覧いただけます!

また、本戦発表会全体のレポートとYouTubeはこちらからご覧いただけます。


いいなと思ったら応援しよう!