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チョコレート経過観察日記⑥

はじめに

2022年6月9日21時20分、チョコレートは僕と奥さんの手の中で息を引き取った。

思い出すのはとても辛いが、だからと言って思い出さないのは最後まで頑張ってくれたちょこに対して失礼だと思うし、少しでもちょこの事を鮮明に憶えておく為にこのnoteを記載している。

これまでの経緯

以下のマガジンをご覧ください。

noteで紹介しているグッズは以下の楽天ROOMにまとめてあります。
一覧性が良いROOMを使用しているだけなので、楽天で買う必要はありません。

新たな問題点

いままでも色々な問題があったが、また更なる問題が発生した。
チョコレートには少しでも快適に暮らして欲しいので、判明した問題点にはどんな些細な事でも対応し、必ず改善する様にしていた。

1.毛がバサバサ問題

チョコレートは足が悪かったため、30cmもまっすぐに歩くことができず、すぐに転んでしまう。

しかも一度転ぶと自力で立ち上がるのに時間を要し、その間は横になったまま床を移動するしかなかった。

ご飯を食べた後、おしっこをするまで少し散歩をするのが習慣になっていたが、この時、少しでも目を離すと横倒しになった状態でおしっこをしてしまうことがあった。(これ以外にも睡眠時に尿漏れの様な状態となり内腿が汚れる事もあった)

倒れた時にすぐに起こせたり、倒れる前に手で支えてあげることができれば事なきを得るが、間に合わない時は上記の状態になってしまう。

おしっこが付いたままでは本人もつらいだろうし、毛が抜けたり皮膚が赤黒くなったり痒みを生じさせてしまう。

これらの問題をまとめると以下の通り。

  • おしっこが内腿についてしまう

  • それが原因となり毛が抜けたり皮膚が荒れる

  • 脱毛や痒みはチョコレートに不快感をもたらし、生活の質を落とす

そのため、以下を心掛ける様にした。

  • チョコレートがお腹を出して寝ている時に、お湯で濡らしたティッシュで内腿を拭き、その後、すぐに乾燥しティッシュで拭きとる。

  • おしっこをした後はすぐにティッシュでチョコレートを拭く

  • おしっこをした場所をすぐに拭く

濡らしたティッシュで拭いたところ、すぐに別の問題が発生した。

  • 部分的に拭くことができず、対象部位以外も広く濡らしてしまう事がある

  • 当然、チョコレートの体を拭く場所も多くなる

  • 毛がバサバサになる

  • 下に敷いているティッシュをかなり濡らしてしまい、都度大幅なティッシュ交換を余儀なくされる(自分たちのにおいがなくなる)

そこで、改善案として試したのが以下の舌ブラシ。

元々はティッシュで拭いてバサバサになってしまった毛を整える目的で使っていたが、舌ブラシを水に濡らしてブラッシングすることで必要以上の場所を濡らさずにきれいにできる事に気づいた。

もちろんその後は乾いたティッシュで拭きとり、最後に別のブラシでブラッシングをして毛並みを整えてあげた。

ちなみに、流動食を食べて口の周りが汚れた時も、同様にティッシュで拭いてあげるが、さらにブラッシングをすることでとてもきれいになったし、チョコレートも気持ちよさそうにしていた。

2.牧草硬すぎ問題

上記の通り、チョコレートはすぐに転んでしまう。

それもかなりの勢いで倒れこむため、1番刈りの牧草(青々していて茎が硬い)だと眼に硬い茎が刺さってしまう事が怖かった。

今まではマーブルが牧草を食べる事も考えて栄養のある1番刈りを採用し、硬い茎は手で取り除いていた。しかし、やはり取り残しがあるのが怖かったため、2番刈りを検討することにした。

チモシーは一般的に1番刈り⇒2番刈り⇒3番刈りの順番で柔らかくなっていくので、2番刈りの牧草を獣医さんに貰って少しためしてみた。

やはり1番刈りとは大きく異なり、明らかにふかふかになった。
(収穫時期の違いから、少し茶色くなる)

2番刈りチモシー

残念ながら、チョコレートの為に買ったこの写真の2番刈りを試すことなくチョコレートは旅立ってしまった。

最期に

2022年6月9日21時20分、チョコレートは僕と奥さんの手の中で息を引き取った。

本当に亡くなる直前までご飯を食べて僕たちを安心させてくれ、急激に具合が悪くなった17時25分から奥さんが家に帰ってくるまでの約1時間30分、本当によく頑張ってくれた。


先月、僕の父親が他界したが、夫婦で相談の結果、奥さんはチョコレートの看病のために葬儀を欠席してくれた。

父親や僕の家族も飼っている犬をとても愛していた事から、ペットに対する理解は深く、僕の家族も逆にこの欠席を支持し、勧めてくれたのは救いだった。

しかし、父親と仲が良かった奥さんの気持ちは想像に難くなく、葬儀に出られない事をずっと気にしていた。

これから行われる49日についても、それでも奥さんはチョコレートの看病を申し出てくれた。

動物を飼っていない人からは笑われるだろうが、チョコレートは奥さんが父親の49日に出られるよう、気を使ってくれたとしか思えないタイミングで旅立った。


偶然だと片付けるのは容易い。
でも、僕はチョコレートの意思を信じたい。
本当にありがとう、チョコレート。

奥さんと一緒に書いた、ちょこ日記の一部

もうかなりの長い期間お世話になっている獣医さんにチョコレートの件を報告。獣医さんが育てているきれいなお花をいただいた。

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