外気温36℃の日にSwitchBotで室温を管理してみる(続・スナネズミと温度管理)
最近暑い日が続いている。
今まではエアコンを入れておけば意味もなく安心していたが、電力ひっ迫などのニュースが飛び込んでくると停電などの可能性を考えてしまう。
万が一、外出中に停電があり、暑い部屋の中で愛するスナネズミが一人でいると思うと対策をしないという選択肢はなかった。
そこで、SwitchBotを使って快適な環境を実現するためのメモを記載する。
バックナンバーは↓以下から。
目的
現在のSwitchBot設定は外気温何度まで耐えられるのか確認したい
なぜやろうと思ったのか
マーブルが1匹になってしまい、暑かったり寒かったりしないか心配
理屈では上手くいくのはわかっているが実際に試さないと怖いから
思わぬ問題点がありそうな気がしたから
今は在宅勤務なので上記をリスクなしでテストできるから
購入したもの:合計約42,000円
SwitchBot ハブミニ×2(約4000円×2)
温度湿度計(大)×4(約2500円×4)
温度湿度計(小)×2(約2000円×2)
プラグミニ×3(約3000円×3)
サーキュレーター×2(約4000円+約10,000円)
ただ、実際にペットのために購入するのであれば前回のnoteにも記載した通り10,000円もあれば十分である。
見やすさ重視のため、以下の楽天ROOMにまとめてあります。
必ずしも楽天が一番安いわけではないのでAmazonなども調べてください。
部屋の配置
部屋の位置関係などが分かりやすいように先に記載しておく。
左の部屋:デュナ
真ん中の部屋:ハムポッド
右の部屋:ルーミー
温度湿度計は①~④の4か所に設置(④はルーミーの中)
③の正面あたりにサーキュレーターをおいて①方向へ首振り
気づいたこと
室温とルーミーの中では0.5℃程度の温度差があり、湿度に差はない
例)室温26.5℃、湿度50% → ルーミーの中27℃、湿度50%室温とルーミー内の温度は季節(というかおそらく風の通り具合)によって違いがある。我が家の場合、夏場は0.5℃の温度差だったが、冬場では1℃になった。
ルーミーの前扉を開けてサーキュレーターの風を入れると室温と同じになる。(マーブルが風を気にする様子はない)
ルーミーのすぐ右には機器(NAS3台、スイッチングハブ2台)による放熱があるため、0.5℃程度温度が高いが湿度に差はない。
ルーミーの中27℃・湿度50%の時、マーブルはルーミーの中でティッシュを敷いて寝ている。
外気温と室内温度
その前に適温がどの程度なのかを記載しておきたい。
ここでいう適温とは、人間が快適に生活でき、且つ、スナネズミが暑がったり毛がバサついていたりなどしない温度を指す。
サーキュレーターを入れたり、使っている温度計が異なったり、更には温度計の置き場も違うので一概には言えないが、我が家では26.5℃~27.5℃、湿度50~55%あたりが快適に暮らせる温度湿度帯だった。
ちなみに以前使っていた温度計は同条件で26℃を示していたので、適温は大体同じだった。(前の温度計26℃≒今の温度計27℃)
6月30日の記録
14時時点で36℃に達した6月30日を例にとり室温がどう変化するのかを確認したところ、一般的に気温が上がる12時〜16時の室内温度は26.8~27.1℃の範囲に収まっていた。
環境
室内には人間以外にも多くの熱源があるので、その熱源を書き出してみた。常に稼働している熱源は以下の通り。
marantz AVアンプ、スピーカー8個、ウーファー1個
NAS 3台
Switching HUB 2台
ルーター2台
NASNE 2台
PC1台
モニタ4枚
会社用ノートPC
プリンター1台
気になったこと、注意する事
その1:通信不良でエアコンが動作しない
SwitchBot動作時、ごく稀に障害物の影響かエアコンに赤外線が届いていない事があった。
厄介な事に、このパターンの場合はログの上ではSwitchbotは正常稼働しているので異常を認識できない。
更には毎回赤外線届かないのではなく届いたり届かなかったりする。
1-3に記載したが、赤外線が届いたり届かなかったりするのではなく、バグの可能性がある。サポートに連絡をしたので、回答を待ちたい。
対処法1-1
結構古いエアコンでこの症状が起きた。
そもそも純正のリモコンを使っても反応が鈍い時があるので、エアコン側に問題がある可能性もある。
そこで、そのエアコンの近くにもう1つSwitchBotハブミニを設置したところ、現時点では問題は起きていない。
対処法1-2
これは元から実施していた方法。
例えば、27℃でエアコンBが動作するように設定していたにも関わらず、赤外線が届かずにエアコンが稼働しなかったとする。
その場合でもバックアップとして27.5℃でもエアコンBが動作するように設定をしておけば、万が一27℃時点で動作しなくても大事には至らない。
現在の設定は以下の通り。
ただ、これはあくまで「赤外線が届いたり届かなかったりした場合」のみ。距離的に完全に届かない場合は対処法1-1を検討する必要がある。
対処法1-3
現時点で再現性100%なので、サポートセンターに報告と改善を依頼している。手動トリガー使用またはパネルからの電源OFFを実行すると次のトリガーが発動しないので、バグ以外なにものでもない。
メーカーによる改善を待つしかない。
エアコンBがトリガーで稼働中
手動または手動シーンでエアコンBをOFF
直後のトリガーは必ず失敗する。厄介な事に、ログ上は成功した事になっているが実際にはエアコンは動かない。ログ上は成功したことになっているのは結構危ない。
一度失敗した後、次のトリガーは問題なく動く。
そのため、対策1-2と合わせる事で大惨事は回避できると考える。
ただ、致命的なバグであることは変わらないので改善は必須。
その2:SwitchBot ハブミニがオンラインにならない
アプリを立ち上げると大抵1秒程度でオンラインになるが、たまにオフラインのままになっている。画面更新をすればオンラインに戻る事もあるが、個人的にはストレス。
対処法1
ハブミニの通信方式はBluetoothとWi-Fiがある。
そのため、室内であればBluetoothでの通信も可能なので特段問題にはならいないかもしれない。
しかし、外出時にオンラインにならない場合、手の施しようがなくなってしまう。
そこで、SwitchBot プラグミニにSwitchBot ハブミニを接続することで、強制的に再起動(というか電源ON/OFF)をできる様にした。
しかし、BluetoothをOFFにした状態(強制的にWi-Fiを使う設定)ではこの問題が起こらない事から、SwitchBot側のバグなような気もする。
サーキュレーターについて
サーキュレーターは大きく2つに分類される。
1つはリモコンタイプ、もう一つは物理スイッチタイプ。
リモコンタイプの場合
リモコンタイプのサーキュレーターの場合はSwitchBotから直接制御が可能だが、電源ONボタンと電源OFFボタンが同一であるためONにしたつもりがOFFになったり、またその逆も起こりえる。(エアコンなどON/OFF独立式ではこのようなことは起こらない)
例)27℃で電源ONを設定していた場合
①27℃で動作開始
②その後室温が下がり26℃に
③再度室温があがり27℃に
④27℃になったので電源をONにするトリガーがかかるが、すでにONになっているのでOFFにしてしまう
明確に電源ONとOFFが分かれていれば上記の様な事は起きないが、ON/OFFの電源が同一である場合、④の段階でもともと電源ONだったサーキュレーターを電源OFFにしてしまう。
電源ボタンが独立しているサーキュレーターがあれば問題解決なのだが、いまだかつて見たことがない。
メリット
リモコンがあるので、SwitchBotで多彩な制御が可能
風量段階をはじめ、多機能な事が多い
消費電力が少ない事が多い(DCタイプ)デメリット
SwitchBotで制御すると、上記の様に意図しない動作をする可能性がある
物理スイッチタイプと比較すると若干高価な事が多い
物理スイッチの場合
物理スイッチの場合はSwitchBot プラグミニで電源ON/OFFを管理してあげれば良いのでお手軽だが、逆に言うとON/OFFしかできないというデメリットもある。
しかし、固定にはなるが、決まった風量にあらかじめセットしておけばプラグミニをONまたはOFFするだけで確実に制御できるのは安心感がある。
メリット
安い
確実にON/OFF制御ができるデメリット
風量段階をはじめ、機能が少ない
DCタイプが少なく、消費電力が多い
その他
今回のSwitchBot化に伴い、玄関のカギもスマートホーム化を行った。
以前のnoteにも記載したが、自分が外にいても玄関のカギを開けられる「Sesame」である。
個人的に気に入っているのは「オートロック」機能で、カギを開けて〇秒後に自動的にカギを閉めるというもの。
特に奥さんはカギを閉めたのか不安になってしまう性格なのでこれは便利だと思う。
不具合について
この手のものには不具合はつきもの。
僕が遭遇した不具合と試した事を記載した。
SwitchBotを使うと、便利になる反面、自動化をするデメリットもある。
色々なケースを想定した上で便利に使っていきたい。
最期に
このnoteを書いている最中に、外気温と湿度を計測する用に注文していた最後の温度湿度計が届いた。
こうすることで、実際の天気予報と実測の外気温を比べられるし、どの程度の外気温になれば室内がどの程度になるのかも検証ができる。
ただ、メーカー保証外の使い方なので真似して壊れても責任は持てないのでご注意ください。