2023年の「Webデザイントレンド」について考えてみた
こんにちは。
株式会社ラクスのデザイナー、すなです。
今回はクリエティブチームの中で、2023年のWebデザインのトレンドについて考えてみました。
誰にとっても使いやすいサイトへ「Webアクセシビリティ対応」
「Webアクセシビリティ」とは、Web上で提供されている情報やサービスを「ユーザーの障がいの有無や利用環境にかかわらず利用できること」です。
「障害者差別解消法」の改正により、施行後は民間企業であっても、Webサイトにおいて「合理的配慮の提供」が義務付けられることになります。
※2024年6月までには施行される予定
これにより、今後は更にWebアクセシビリティの関心や必要性が高まっていくことでしょう。
ヒーローイメージを使用しないデザイン
「ヒーローイメージ」とは、Webサイトの画面全面に大きなサイズで配置される写真やグラフィック要素です。
これまでは、ヒーローイメージによって、ブランドイメージを訴求するデザインが主流でした。
しかし、最近ではヒーローイメージを使用せず、タイポグラフィやシェイプを使用してブランドの独自性を表現するWebサイトが増えてきているようです。
奥行きのあるデザイン
シンプルで装飾が全くない「フラットデザイン」から「マテリアルデザイン」、「ニューモーフィズム」へと移り変わるデザイントレンドの潮流の中で、最近ではより複雑なデザイン表現を使用したWebサイトが増えてきています。
その中でも、重なりやぼかしを用いて奥行きを表現するデザインが、多くのWebサイトで採用されているようです。
スプリットレイアウト
「スプリットレイアウト」とは、画面を縦に分割してするレイアウトです。
PCの横長の画面を有効活用し、画面内に多くのコンテンツを設置できるため、サイトの回遊性を向上させることができそうです。
従来は画面を半分に分割するレイアウトが主流でしたが、ユーザーのディスプレイサイズが大きくなるに伴い、3分割させたレイアウトが増えてきています。
3分割のレイアウトはスマートフォンでの操作感に近くなるため、モバイルファーストのWebサイトで多く採用されているようです。
Lottieアニメーション
「Lottie」とは、jsonファイルとして書き出したアニメーションを、アプリやブラウザ上でレンダリングするライブラリです。
SEO対策の一環として表示速度改善の重要性が上がっている昨今、アニメーションを手軽にjsonファイルとして書き出すことができる「Lottie」の需要は高まっていきそうです。
ロングスクロール
「ロングスクロール」とは、1ページに収めるコンテンツ量を多くして、ユーザーにできるだけページ遷移をさせないようにする構成のことです。
こういった構成のコンテンツは以前から存在していましたが、最近では3Dアニメーションと合わせて使用されるケースが増えているようです。
従来の他ページに誘導する構成だと、遷移する度にロードが発生することで、ユーザーの没入感が途切れてしまっていました。
しかし、ロングスクロールを用いた構成にすることで、ユーザーがコンテンツの世界観に没入しやすい演出をすることができます。
いかがでしたでしょうか。
従来のデザイン表現に別の要素が合わさって、新たなデザイン表現へと進化していますね。
生まれては移り変わっていくデザイントレンドですが、
流れを追いかけつつ、私たちのクリエイティブ活動の中でもより良い表現を取り入れていきたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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