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パイヒア6泊旅行記

ロトルアからオークランドでバスを乗り換え、夕方パイヒアに到着。
小さな街とゆったりしたビーチを見た瞬間、「パイヒア好きになる!!」と確信しました。
まずはホステルにチェックインして荷物を置き、再びビーチへ。
バス移動の途中で買ったスコーンを、日が落ちたキレイなビーチを眺めながら、ゆっくり食べました。
パイヒアはもう日中が20度くらいで、夕方外にいても寒くなかったです。

翌日、「ワイタンギ・トリニティ・グラウンド」という博物館を事前に予約しておきました。
まずはカフェで朝ご飯。
マフィンとフラットホワイトを注文し、外を眺めながら美味しくエネルギーチャージ。
フェリー乗り場の近くに行くと、何とピアノを発見!!

時間に余裕があったので、何曲か続けて弾きました。
人気も無いし、海辺だし、最高!!!とリラックスして楽しく演奏出来ました。
終わり頃、マダムがわざわざコメントを伝えに来てくれました。
「私たち道の向かいのモーテルに滞在していて、あなたのピアノをずっと楽しく聞かせてもらったわ!!素敵な演奏で1日を始められるって、最高よ!本当に素敵だったわ!」
「ありがとうございます!!」
後ろの歩道から、旦那さんもこちらを見て微笑んでいました。
素敵な方にめちゃくちゃ褒めていただいて、すっごく嬉しかったです!!

道中のビーチ

徒歩30分程で到着し、まずはガイドツアーから。
ニュージーランドの歴史やマオリ、そしてワイタンギ条約について、かなり詳しい内容でした。
約1時間程かけて敷地内をぐるっと回り、マオリ語でワカと呼ばれるカヌーの展示も見て、マオリの伝統的な家の前で終了。
靴と帽子を脱いで家の中へ入り、武器のデモンストレーションと、家の中の彫刻の説明を受けました。
彫刻はそれぞれ柱ごとに、部族を表したものだそうです。
説明通り、柱1本ずつ彫刻が違っていて、とても興味深かったです。
てっきりマオリパフォーマンスが見れると勘違いしていたのですが、これにて終了。
ロトルアでパフォーマンスを見ておいて、本当によかった!

先っぽに目的地を見据える
マオリの顔がついています

後は自由行動で敷地内の博物館や、ワイタンギ条約のイギリス責任者の家などを見て回りました。
博物館は2つあり、どちらも見所満載で、かなり時間をかけてゆっくり歴史とワイタンギについて学びました。
途中でカフェで昼ご飯を食べつつ、結局夕方近くまで満喫しました。

ホステルに向かいつつ、Opua Forest Paihia Lookout Trackへ。
ルックアウトポイントまで片道40分と表記されており、夕暮れも近かったので急いで登りました。
半分の20分で到着、曇りでしたが眺めが素晴らしく、コースの周りの木々も美しかったです!
帰りも急ぎめで下り、明るい内にホステルに帰宅。

翌日はケイパレンガへ行くバスツアーを予約していたのですが、台風が近づいているとのことで中止に。
ツアーはその翌日に変更してもらいました。

同じ部屋にもう1人滞在者がいて、キレイな使用状況から勝手に女性だと思っていたのですが、何と同い年の日本人男性でした。
彼はワーホリが始まったばかりの方で、少しお互いの話をしました。
まったりして、この日は終了。


ツアーは中止になってしまいましたが、早朝以外晴天の予報だったので、フェリーで15分のラッセルへ。
ラッセルは昔、ニュージーランドの首都だった街です。
あっという間に到着、ラッセルもパイヒアと似ていて、本当に小さな海辺の街で、すぐに気に入りました。

まずはflagstaff hillを目指します。
トレッキングコースの入り口が分からず、迷子になりながらも何とか到達。
この日は突然夏が来たかのような天候で、坂道を登っている時は汗だくでした笑
頂上からの眺めは素晴らしかったです。

一旦街の中心部に戻り、カフェでアイスラテとドーナツをテイクアウト、海辺のベンチで食べました。
汗をたくさんかいた体に、冷たいラテが染み渡ります。

次にtapeka point trackを目指します。
先程のflagstaff hillから続けて行けばすぐだったのに、事前にプランを全く練らずに来てしまったため、二度手間に。
気を取り直して、往復1時間のトレッキングコース入り口に到着。
登り始めるとすぐに、絶景が!!
途中のポイントや最終地点、それぞれから素晴らしいオーシャンビューが見れ、とても素敵なコースでした!

お次は、フェリーの船着き場とは反対側の、ロングビーチへ。
船着き場からも徒歩30分かからないくらいで行け、こちらも素晴らしい眺めのビーチでした。
先程のトレッキングコースから見下ろしていたビーチになります。
思わず靴と靴下を脱ぎ、手に持ちながら足をパシャパシャ。
ゆっくりと往復し、思う存分景色を堪能してから、街の中心部へ引き返しました。

スーパーへ行き、ジンジャービア(ノンアルコール、ショウガ強めの炭酸ジュース)とナッツをゲット。
海辺のベンチで、景色を見ながらまったりタイム。

翌日行くケイパレンガの予習をしようと思い、テカポで働いていた時に購入して既に読み終えた、マオリ伝説の本のケイパレンガ部分を読みました。
知識もバッチリリフレッシュ!
その後はひたすら海を眺めていました。
まったりし過ぎて、あっという間に18時に。
帰りのフェリーに乗り込むと、ちょうど美しい夕焼けが見れました!
太陽がゆっくりと沈んでいくのを、船から眺めました。
キレイなサンセット、最高でした!


次の日。
ついに待望のケイパレンガへ!
マオリの死んだ魂が、祖先のホームタウン、ハワイキへ向けて飛び立つ、ニュージーランド最北端の神聖な場所です。
語学学校で友達になった方が旅行し、おすすめしてくれたので、その時から絶対行きたい!と思っていました。

7時に船着き場近くのバス停に集合し、バスに乗り込みます。
パイヒア内のモーテルやホテルを周り、お客さんたちをピックアップ。
全員で16名、ドライバーさんはマオリの子孫で陽気なおじさんでした。
道中、各場所に絡めた解説をしてくれましたが、彼の英語は早くて聞き取りづらい部類で、20%くらいしか理解出来ませんでした笑
後半やっと慣れてきて、40%くらいは分かりました。

まずはモーニングティーとトイレ休憩で、海辺の小さな街にストップ。
カフェでカスタードとブルーベリーのマフィンと、フラットホワイトをテイクアウトしました。
バスで食べたのですが、このマフィンが本当に美味しかったです!

そしてケイパレンガに到着。
なんと、霧が濃くて何も景色が見えず!
少し残念でしたが、昨日読んだ本に「北の遠くの雲は、旅立った魂だ」と書いてあったのを思い出し、「ちょうど魂がいっぱい通過しているんだな」と思い直しました。
すると、霧がむしろミステリアスな雰囲気に感じられ、ウキウキしました。
灯台へと続く短いトレッキングコースを歩き、灯台を眺めました。
見えませんが、下の方で波が打ち寄せる音が聞こえました。
神聖な雰囲気を五感をフル活用して堪能しました。

次は「90 mile beach」へ。
何とビーチが公道になっていて、右手に海、左手に砂の山を見ながらしばらく走り、最高の気分でした。
引き潮のビーチで、曇りなのが神聖さを醸し出していました。

砂の山で、大きなビーチ版を使ってサンドボードをしました。
初めてやる時はかなりスピードが出て怖かったですが、すぐに楽しくなりました。

ビーチを散歩し、皆が集まっているところに行くと、ドライバーさん指導の下、何と貝を掘って割り、それを食べていました。
近くで見ていると、オーストラリアのメルボルンから旅行中のご夫婦が話しかけてくれ、私も貝を食べてみることに。
旦那さんが貝を割ってくれ、渡してくれました。
奥さんに食べ方を聞き、思い切って口に入れてみると、意外と美味しくて驚きました!
オイスターのすごく小さいバージョンといった感じで、自然な塩味。
ご夫婦と会話しつつ3つほど食べました。
他の乗客の方が手洗い用に、水を私とオーストラリアご夫婦の手にかけてくれました。
バスの方に向かうと、ドライバーさんがナイフを使ってたくさんの貝を割っていました。
手招きされ、剥き立ての貝をそのまま口へ入れてくれました。
手で受け取ろうとしていたのでめっちゃ驚きました笑

ビーチを楽しんだ後、昼食を食べにまた小さな街へ。
元々予約時に選んだフィッシュアンドチップスを受け取り、お庭で海を見ながら美味しくいただきました。
夕方パイヒアに戻ってきました。
ケイパレンガ、90 mile beachに行けて大満足の1日でした。


翌日、今日は「Haruru falls track」へ。
初日に行ったワイタンギ・トリニティ・グラウンドの近くにコースの入り口があり、滝まで6キロのコースです。
森の中を進んでいくと、鳥の数の多さに驚きました。
羽ばたく音、さえずり、とにかく鳥の気配が至るところに!
トレッキングに行くと大体鳥さんはいるのですが、ここはピカイチでした笑

途中の見晴らしスポット

急な坂も無く、整備されていて歩きやすいコースでした。
途中でマングローブがたくさん生えているゾーンがありました。
1時間半で滝に到着、大きな滝の音が迫力でした。
「Haruru」はマオリ語で、「big noise」という意味で、滝の音の大きさから名付けられたそうです。

来た道を戻り、街の中心部へ。
予想より早く終わり、距離も短くコースも楽ちんでしたが、なぜか足と体が疲れたので、一旦ホステルに帰り洗濯をしました。
ホステルにはランドリールームが無かったので、近くのコインランドリーへ。
バスのICカードのように、カードを購入し、お金をチャージして使用する、近代的な方法で便利でした。
コインランドリーの隣の小さなスーパーでアイスを購入。
美味しかった!

雨が降ってきたので、街の中心部へ向かい、お土産屋さんなどをぶらぶら。
お寿司屋さんが、半額セールを行っていたので購入。
店主は韓国出身の優しいおじさんで、少しお喋り出来て楽しかったです。
晴れたのでビーチでお寿司を美味しく食べていると、何とキレイな虹が!

ホステルに戻り、ニュージーランド出国後の旅行の手配を終わらせて、就寝。


翌日、ノープランDay。
何もするまいと昨日の夜に決めていました。
ビーチで足を浸しながら歩き、ベンチでひたすら海を眺めました。

カフェで昼食をとり、またビーチ沿いをぶらぶら。
また雨が降り出したので、本屋さんを覗いたりスーパーで夜ご飯を調達。

また晴れたのでビーチを心ゆくまで眺め、ホステルへ。

前日に帰国日が決定しました。
ワーホリに来る前の友達、ワーホリで出会った友達。
皆さんにニュージーランド出国日と日本帰国日、近況をメッセージしました。
何とちょうど今日の朝「もうすぐ出国?」とLINEをくれた方や、日本での近況を報告してくれた方がいて、気にかけてもらえて有難いな、すごいタイミングだな、と嬉しく思いました。

パイヒアは居心地よく、大好きな海辺の小さな街、という環境で6泊のんびり出来て最高でした!
またステイしていたホステルが新しく、宿泊客も少なかったので快適でした。

翌日、オークランドへ移動し、1泊してその翌日にとうとう出国です!
出国の実感が全く湧かないまま、オークランドへ向かいました。




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