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内気なビビり🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛

先代猫、シル君が生前、よく私のお立ち台を使って窓の外を見ていた。

今、思い出すと、死ぬ前、彼はもうジャンプ出来なくなっていたから、外を見たがらなかった。私は自分の生活に吸い込まれていて、あの子の身体の事を考えていなかったのか…。罪の意識と悲しみに心が揺れる。

一代目の猫、シルビーが死んだ時、独りぼっちで死んだ。死後にあの子の冷たい身体を抱きしめ、わんわん泣いた。二代目の猫、シル君が死んだ時、私は彼を腕に抱きしめて呆然としていた。泣くに泣けなかった。可哀相で不憫だった。大金持ちでない私は手術なんて高額の医療費を払えないだろうし、って。でも、獣医が後で、
「彼の病気をすぐにピッと見破る事は難しいんだよ。猫は隠すからね。でも、彼は、あなたの腕の中で、死ねた。ママが自分の為に其処に居てくれて、彼は満足だったと思うよ、それにあなたは怠けていなかった。彼はあなたと15年以上生きれた。好いママだったよ。充分だと思うよ」
と言ってくれた時に、涙がわっと流れた。

そんな事を思っていながら、🐈‍⬛‍くぅ🐈‍⬛に、先代猫がいかにこのお立ち台が好きだったか、話していた。

あの子先代猫は死ぬ前に、とても頻繁にお立ち台を使って外を見張ってくれた。番猫の立場が好きで、朝と晩に、窓から真面目な顔で何かと抜けてるマミィを庇ってくれたもんだ。最近、先代猫の幽霊でも来て、色々引継ぎされたのかな。

まだ、このボロアパが、長屋の様だった頃、隣のオバサンが暇になるとウチの方まで来て話しかけたモノだ。

私が留守の時は、オバサンが先代猫に
「CHACHAちゃんは、今日は出かけてるのかい」
と訊くと、よくお立ち台に乗ったまま、にゃあ~ん、と返事をして、帰宅した私にオバサンが
「この仔は利口だねぇ、今日は居ないのかいって謂ったら、ちゃんと返事していたよ」
と感心していたモノだ(笑)。

お立ち台は、梯子はしごみたいにステップの様な台が3段付いていて、一番上の立ち台には皮が付いていて、立ったり、また一番上に座ったり出来る様に、なっている梯子と台のミックスみたいな椅子だ。

先代猫、シル君は、私が窓辺に椅子を置いておくと、いつも、勝手に一番上の段にちょこんと座り、サッシの上のガラス窓から外を見ていた。

私は、🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛にもそうさせてみたかった。

猫がガラス窓から、サッシ際で外を初めて見る時の表情は凄く可愛いのを知っているから、🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛も台に乗ったらもう病みつきだろう、と思っていた。

前、一度、お立ち台に乗せるのを失敗した。失敗した理由は、無理して載せようとしてしまったから。保護猫の🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛はとってもビビりで怖がりだもの。もっと彼の身になってやればいいと思ったの。だから、今朝もそんな積もりなかったの。

でも、今朝は、🐈‍⬛くぅ🐈‍⬛が、自ら、
「窓の上から外を見たいよ、マミィ」
と話しかけて来た様な気がした。サッシの上に両前足を伸ばして、
「上を見たい」、
と、こちらを振り返って、にゃん♪と鳴いた。
「じゃ、ココにお立ち台をつけてあげるね。ガタガタいうけれど、怖がらなくていいからね」
とお立ち台をサッシ際に持って来て、🐈‍⬛くぅ🐈‍⬛を抱きかかえ(今ではマミィの腕の中に自分からジャンプして入ってきます)、お立ち台のタオルと毛布を重ねた上に、丁寧に置いてやった。

このぼろアポの好い所は、朝の陽ざしを真っ向から受けられる事。
トロトロした日差しの中に
「○o。.うわぁ.。o○」、
とお外を眺めて背筋を伸ばして見入っている🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛を後ろから見ていて、😊にこにこ😊しつつ、私が
「マミィの前猫のシルちゃんがココ、好きだったのよ。🐈‍⬛‍くぅ🐈‍⬛も、好きな時に見れる様に、今度から、立て付けておくからね」
と言うと、みゃっ♪と鳴いて、私の腕の中に引っ付いて来た。ニャルソック第二号💜

最近、先代猫達が天国から訪問でもしたのか、前猫や前々猫の話をすると、ゴロゴロ言いながら、聴いてくれる。以前は嫌がって私の手を離していたようだったが、今は「人が変わった」じゃなく、「猫が変わった」(笑)みたいな性格になった。

まぁ、🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛を引き取った時、仕事が忙しかったので、あんまり構えなかった。実際のところ、当時はまず、ウチと、ウチのスケジュールに彼が慣れる必要があったから、私は黙って、黙々と彼の信頼を得るためにひたすら、餌とトイレの世話だけしていた。🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛には必要な時間だったろう。彼の当時の唯一の逃げ場、食器棚の上から、一言一句、マミィのした約束に漏れがないか、マミィの言動を見ていた。

🙄あ、インフルで高熱で具合が悪くて🐈‍⬛‍くぅ🐈‍⬛の餌が無くなった時にちょっと焦ったけどね。あの際に元保護親のNPOの奥さんから厳重注意を受け、痛く反省した。今度から、二度と餌を失くすことが無いように棚に多めに仕入れる事にし、実際、餌やトイレの事で彼に苦労は懸かっていない。

今、仕事を探しながら、ウチの🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛と寝起きを共にし、寒いから布団の中で一緒に眠ったり、お互いにとっても深く知り合えて来た感じ💚ま、一言で云うと、仲良くなった。ちょっと甘え過ぎてセパレーションアングザエティ(猫や犬が飼い主と片時も離れない精神的な分離不安現象)が始まったら困るなぁ、と思ったり。私が話しかけると返事するし、ストーカー並みに後を追って来るし。超可愛い奴だ。利口だしね💓😀💜親馬鹿🙄

🐈‍⬛くぅやん🐈‍⬛も、引き取られた当初よりずっと、甘えるし、マミィが好きになったみたい。嬉しいな💚最近は、お互いの言ってる言葉が心に通じてる感じもしてきた💚最初の頃は、信頼感なんて全くなくて、敵意丸出しで睨まれ、引っかかれ😬、喰い付かれ😰、ソレは大変だったからね😱💦2か月後には信頼も信用もくれたけれど、今ほど慣れてはいなくて。今は、抱きしめさせてくれるから、気持ちが凄く楽になった。癒しだね🐱

大体、こうなるまで普通なら半年以下で可能なんだけど、保護猫で元野良だから、信頼感の積み重ねに時間が懸かる事😲まじ、時間懸かった🙄

内気でビビりな🐈‍⬛‍くぅ🐈‍⬛君ですが、マミィの良い話し相手です。また太ったなぁ(笑)💦

マミィ、お腹空いた



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