コミュニティバス

近頃は梅雨を感じるじめじめした気候で、雨が続き、どこへ行くにも傘が必要ですね。

そんな今日は朝からジムに行き、帰りは雨とわかっていたので地域のコミュニティバスを使ってみることにしました。
バス停は簡素なもので、ボロボロになりながら、雑草に紛れながら、そこに立っていました。

そんな中1つの疑問が浮かびました。
コミュニティバスの”コミュニティ”とはなんだろう。

ただの移動手段であるバス。
それ以上でもそれ以下でもない。
しかしそこにはコミュニティの文字。
どんな理由でコミュニティと冠しているのか疑問に思いました。

私の住む地域は車社会、市民の7割は車を持っているのではないでしょうか。
持っていないのは高齢のお嬢様、未成年、そして私くらいでしょう。
自ずとコミュニティバスを使う人間も限られます。

バスに乗り込むと予想通り車内はお嬢様しかいませんでした。
しかし予想通りなのはそこまで。
車中は会話が溢れていました。
最近の天気、どこどこのお店が閉店した話、乗ってくる人との挨拶。
ただの移動手段だと思っていた箱はお嬢様方のコミュニティスポットとなり、会話の溢れるバスとして人を運んでいました。

コミュニティバス、そこには確かにコミュニティがありました。
想定外に賑やかな社内に私は驚きながらも微笑ましく感じました。
自分の知らない世界には知らない繋がりがあり、そこにはコミュニティが生まれている。
乗ったことのなかったコミュニティバスも地域には必要な憩いの場ですね。

私は20分間無言で過ごしました、
私1人の寂しいコミュニティも存在していました。


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