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経営のお悩み相談23| 資本金の金額の決め方

サンカラ・司法書士の阿部です。

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さて、今週は、メルマガ読者のみなさんからいただいたご質問に専門家が答える、Q&Aの時間です。

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さっそくご質問を見ていきましょう。

質問内容


【ご質問】
今度、新しく会社を作ります。設立1年目に、500万円ほどの初期投資を考えているのですが、資本金はいくらくらいにしたら良いでしょうか。


前提

ご質問に対しては、前提として下記場合分けが必要になります。
設立前に必ずどちらに該当するかお調べいただければと存じます。

①資本金が要件となっている許認可が「必要」な業種
②資本金が要件となっている許認可が「不要」な業種

許認可必須

①資本金が要件となっている許認可が「必要」な業種とは
どうのような業種か、私がお手伝いをさせていただくことが多い業種をメインにみていきましょう。

ご相談が多い業種としては、人材業や建設業となります。

人材業ですと有料職業紹介業と派遣業を行う場合には、許認可が必要となり、
当該許認可を取得する要件として資本金が関係してきます。

設立後すぐに許認可を取得する場合は資本金は
有料職業紹介ですと500万円
派遣業ですと2000万円
が必要とされています。

また、建設業ですと一般建設業と特定建設業を行う場合には、許認可が必要となり、

当該許認可を取得する要件として資本金が関係してきます。

設立後すぐに許認可を取得する場合は資本金は

一般建設業ですと500万円
特定建設業ですと4000万円

が必要とされています。

その他にも様々な業種がありますので、

資本金要件があるのか、
ある場合はどのくらい資本金が必要なのか

をお調べいただく必要があるかと存じます。

対外的信用力

②資本金が要件となっている許認可が「不要」な業種とは
そのままですが、特に資本金の要件がない業種となります。

多くの業種はこちらにあたるのではないでしょうか。

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