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小川町の魅力は自然と共にある日常《おがわのひとインタビュー》
こんにちは!スモリバ編集部です。
埼玉県小川町の魅力的で個性豊かな「人」にフォーカスしたインタビュー記事【おがわのひと】。今回のおがわのひとは、有限会社久保製紙5代目代表、久保さんです。
※こちらは2021年3月の記事になります。
久保孝正(Kubo Takamasa)さん
有限会社 久保製紙 5代目代表
小川町商工会青年部副部長
生まれも育ちも小川町、和紙職人として16年
私は大学時代3年間のみ小川町を離れましたが、それ以外はずっと小川町で暮らしています。小さい頃から両親が働く姿を近くで見ており、働くことイコール和紙職人というイメージがあったので、大正2年に創業した久保製紙の5代目として家業を継いだのはごく自然なことでした。最近、ライフスタイルから和紙が遠ざかっていることにさみしい思いもありますが、消費者と生産者がお互い歩み寄って、元々ある文化を大切にできればと思っています。また、大学で学んだ外国語も、SNSでの情報発信に繋がっています。和紙の説明を英語でするということは、それを受け取った海外の方から英語で質問が飛んでくるということですから、英語で発信することの覚悟も持ちながら取り組んでいます。
地域への思い入れはかけ算
私は、地域への思い入れはインパクト✕繰り返しだと思うんです。インパクトが大きければ1回でも、一方でインバクトが小さくてもたくさんあれば思い入れが強くなると考えています。私は後者のバターンです。何かすごいものがあるわけではないけれど、風景や川、山などの自然と共にある日常が積み重なったことで魅力を感じているのだと思います。人がいないと守れない行事があることを商工会の活動を通して感じているので、これ以上町の人を減らさないためにも、『魅力的なまち』づくりを自分の中のひとつのテーマにしています。今後は和紙を使って何かを作る人と、それを見る人・使う人を繋げる場所を作っていきたいと思っています。例えば、町の色んな所に和紙の作品が置いてあったら、町歩きもより楽しくなると思うんですよね。最近、アートに関わる方も移住されていると聞くので、作家さんが集まってくる町になったら面白いなと考えています。