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小川町の魅力は世界に通用する伝統産業がたくさんあること《おがわのひとインタビュー》
こんにちは!スモリバ編集部です。
埼玉県小川町の魅力的で個性豊かな「人」にフォーカスしたインタビュー記事【おがわのひと】。今回のおがわのひとは、帝松松岡醸造株式会社次期7代目専務取締役、安藤さんです。
※こちらは2021年2月の記事になります。
松岡奨(Matsuoka Shou)さん
帝松 松岡醸造株式会社
次期7代目 専務取締役
生まれも育ちも小川町、帝松を醸して11年目。
私が勤める松岡醸造は、江戸時代、1851年(嘉永4年)創業で、私が継ぐと7代目となります。しかし、元々は自社を継ぐつもりはありませんでした。決められた将来が嫌で、やりたいこともたくさんあり、一旦はお酒の道を離れました。しかし大学卒業後に就職が内定し、荷物を整理していると小学校の卒業アルバムが出てきました。何気なく見たそのアルバムに載っていた、将来の自分に向けた寄書きに「将来は造り酒屋を継ぐ」の文字を見つけたんです。それを見た瞬間、当時の酒蔵の匂いや小川町の豊かな自然に囲まれ遊んだ日々などがフラッシュバックし、意固地になっていただけで本当はこの町で酒造りをしたいという思いがずっと残っていたことに気づき、醸造研究所を経て帰ってきました。高校卒業後6年間小川町を離れたことで、外からの視点も持てるようになりました。帰ってきてから、自然の豊かさや古き良き町並みと、便利さのバランスがとれている町だなと改めて感じています。
小川町ブランドを世界に!
歴史あるこの小川町にはたくさんの伝統文化があります。日本酒、和紙、建具など、これらは全て世界に通用するものだと確信しています。平成26年には細川紙の技術がユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、その和紙をラベルに使用した帝松大吟醸は、国内外で高評価をいただいています。週常だとラベルに使用する紙を指定できないので、和紙をラベルに取り入れるために自分でラベルのデザインから取り組みました。海外から松岡醸造を訪れるお客様も増えています。今後も世界に小川の伝統文化や小川町の魅力を伝えていければと思います。まず私たちは「帝松」を小川町の皆様が自信を持って町外の方に自慢できるブランドになるよう、小川町を盛り上げるピースになれればと考えています。