拝啓、モテなかった僕へ:③


私を彼女にしたいなら。

  さて、第3回はとももがモテるために一体何をやってきたかについて話していきます。ただ、いわゆる世の中の「モテバイブル」のように
「脱毛しよう!」「ダイエットしよう!」「眉毛を整えよう!」みたいな
そんな内容を話すつもりは毛頭ないです。(全部やったけど)
もちろんそれは大切だし、しないよりはした方が絶対にいいんだけど
それよりも初めは当時19歳、大学2年生時のとももが何を考えていたか、いわゆる考えの部分に焦点をあてることにします。

 初めのとももはなんというか、一言で言えば「モテない男」でした。それは過去に彼女がいた、いないということではなくいわゆる「自分に矢印が向いてて、相手のことを考えていない人」だったわけです。
皆さんの周りにもいませんか?相手の興味の有無に関わらず自分の話をべらべらしたり、相手が嫌がっているにも関わらず、グイグイ遊びに誘ってみたり、挙句の果てには「俺のこと本当は好きなのに照れてるんだろ?」と勘違いしてみたり…
…ええ、全部とももです。当時の皆さんには本当にごめんなさいを伝えたいです。その割にはかわいい子に話しかけられたら、急に「俺なんて○○だし」と卑屈になってみたり、緊張してどもって上手く話せなかったり、全然目を見て話せなかったりしたり、それで相手がそっけない態度だったら、
「あいつ嫌な奴だな」とか「陽キャとは話が合わねえわ」とか思ったりしてました。思い出してみると自分キモすぎてゲロゲロしそうなのでこの辺にしましょう(笑)

 話を戻しますが、とももは「モテない=相手のことを考えていない」と定義していました。大きな括りで言うとコミュニケーション不足と括るのかもしれませんね。でも「コミュニケーション不足」という言葉で括るのはあまりにも広義すぎるととももは思います。だってコミュニケーションって
聞いたり、話したり、触ったり、触られたり、喧嘩したり、泣いたり、怒ったりが全部コミュニケーションですよ?(MECEじゃなくてごめんね)
さすがに広すぎます。だからこそとももは責任の所在を明確にします。
「相手のことを考えていない」というのは全て「自分の考え方」に問題があるんだと思います。自責思考をやりすぎたらメンヘラみたいでアレですが。

 こういう話をすると過去のモテなかったともくんはきっとこう言います。「いや、DVする人とかヒモの人は相手のことを考えてないのにモテるやん!やっぱり顔だよ!顔顔顔!!!但し、イケメンに限るだろうが!」
いやいやいや…と。暴力をふるってようがヒモだろうが「相手のことを考えている」から精神的に相手を篭絡できるんだと思うんですよね。
とももは大した顔ではないですが②で話したような経験を得ることができています。はっきり言いますが、モテは顔じゃないんですよ。ともくん。

 しかし、ポケモンで例えるならばキャタピー男子と芸能活動をしていてファッションモデルのサンダー女子は残念ながら付き合うことは難しいでしょうし、ドリルくちばしで風穴を開けられてしまうと思います。
でもキャタピー男子は頑張ればバタフリーになることはできますし、進化しなくてもビードルなどと出会うこともできます。同じトキワの森出身ということからピカチュウと話が盛り上がるかもしれません。意外とマッチングアプリで知り合った古着好きのバリヤードちゃんとも気が合うかもしれません。ふたごじま出身で友達が少ないパウワウちゃんもこっちを見ているかもしれませんよね。そういう話をこれからしていきます。

お前のこと、誰が好きなん?

 さて、キャタピー男子だったともくんは
「相手のことを考えるには。」ということを理解するためにある考えに至ります。
ここで皆さんに1つお伺いします。
1分くらいじっくり考えてみてください。問題はこちらです。

「あなたを好いてくれる女の子を具体的に教えてください」

…そろそろ良いですか?具体的に考えれたでしょうか。
この内容が実は具体的であればあるほど、モテます。そう思ってます。
「こんなこと考えたことねーけど、全員抱いたぜ?」と思った人は
ここで船を降りてください。あなたはもうすでにモテています。
残った同士諸君はどう考えたでしょうか
「共通の趣味があって、明るくて元気な子」とか
「ちょっとメンヘラでかまってちゃんだけど、かわいい子」とか
そう考えたそこのあなた。…いいセンスですね。とももと遊びましょう。
とももは相手のことを考えて、知るために、
こんな形で女の子をゾーニングしていました。
下の図を見てください。

とももの女の子4象限マトリックス

このゾーニングは
とももはこの世界の女の子を1つのクラスと考えて、相手はどこらへんのゾーンかな?そして、自分はどこの層から人気があるのかな?ということを考えました。1つ1つ簡単に解説しましょう。

  1. 話せる陽キャ
    こんなモノ解説する必要はありません。クラスの1軍女子のことです。
    彼女らは誰にでも優しいし、誰にでも距離感を詰められます。
    好きなだけボディタッチもするし、人生も充実しています。
    言わずもがなですが、彼女らに逆らえばクラスでの立場は死にます。
    顔に関しては可愛い子もそうでない子も半々です。しかし顔のことを悪く言えばあなたの顔がパンパンに腫れあがります。二度と学校にいけなくなります。基本はギャルマインドオウム返しですごしてました。
    「かわいい?」「マヂめっちゃかわい~~~」でいきましょう。

  2. 寡黙な陽キャ
    1軍グループにいる時があります。1軍女子の6人組なら6番目の人だと思ってください。たまに1軍女子グループに入ってしまったせいで一生いじられ役になっている人がいます。陽キャの道化師だと思えば良いかと思います。「ゴリ」とかのあだ名で呼ばれている人もいますね。ここでの寡黙というのは「話せない」ではなく「話せるけどタイミングを逃して話せないから寡黙と思われている」ということです。話せるポテンシャルはあります。たまにいつも6人組なのに4人グループを組まないといけないときにあぶれてくることがあります。修学旅行あるあるですね。わりとこちら側(男)からすると話やすくてありがたい存在ですね。ごく少数勘違いしている人もいて、上から目線を貫く人もいます。

  3. 話せる陰キャ
    陰キャグループでリーダー的に盛り上げてくれる存在です。話始めると意外とテンションが高かったり、共通の話題があると盛り上げてくれるタイプです。時折サークルの姫に進化することもありますが、男友達みたいになれることがあります。もし、「お前になんか手を出さねえよ!女として見れね~~」みたいな「話せる陰キャ」が近くにいるなら1つだけ忠告があります。今すぐお前のことが好きだと伝えてください。将来、気づかないうちにチャラチャラと市場を食い荒らす男に奪われていたことが判明したとき、あなたは立ち直れないほどのダメージを受けます。そして部屋のベッドで泣きながら自家発電で励むことになり、賢者タイムと虚しさで立ち上がれなくなります。それぐらいのラッキーなマリオのスター状態だと思ってほしいです。なぜこんなに饒舌かって??
    とももがやったからですね、はい。

  4. 寡黙な陰キャ
    陰キャグループの中であまり話せないタイプの子です。特定の親友がいたり、いつも同じメンバーとつるんだりしているので外向的ではないタイプですね。しかし一度仲良くなるととんでもなく仲良くなれる可能性がありますし、化粧やおしゃれに興味がないだけでいざやってみると、とんでもないポテンシャルの塊だったり、案外凶悪なミサイルを積んでいる可能性もあります。はいはい、ICBMですね。

「相手のことを考える」ために
ある程度ゾーニングして、当たりをつけると
もちろん、会話をして細かい部分は修正しないといけないですが、
「あ、このタイプはこうやって会話すればいいんだな?」
「自分はこのタイプの女子には好かれるんだな?」

「この子の考えが手に取るようにわかるぜ」

みたいな考えで少しずつ相手のことが
理解できるようになったんです。
え?即効性がないって?
え?そんなうまくいくのかって?

行くわけないでしょう(笑)

それこそとももはナンパしたり、マッチングアプリでマッチしたり、共通のコミュニティで絡んだり、何百人、何千人の女の子と話しました。
短いものは1分くらいから、長いものはSEXまでです。とにかく喋って喋ってとももが持っている
「記憶力は抜群の自慢のCPU」にデータを溜め込んでいったんです。こういう時はこう返そうみたいなね。今では女の子から「もうムリ!死ぬ!」って急に言われて、目の前で手首を切られたとしても
「うんうん、大変なんだね」みたいな返しが
脊髄でできるようになりました。
慣れってこえー。

 とももはこんな形で
「相手のことを考える」ことを考えつつ
「どんな相手に自分はモテるのか」を言語化できるようになっていきます。
まあ、それによってともものことをAKBみたいな女の子は好きになってくれないんだろうなとかは
なんとなく理解して、自分が得意なゾーンで
モテればええか!という気持ちになれたわけです。
さぁ、ここを理解した中で
先ほど手段でも述べたマッチングアプリについて。
とももはどんなことをやったのか話していこうと思います。



 

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