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許さなくてもいい。

どうも おかえりなさい。 すももです。
今日は note のお題を活用して 〈子どもに教えられたこと〉について
書きたいと思います。

1.私の仕事について

 私は学童保育指導員の仕事をしています。小学1~3年生の子どもたちを放課後、学校の敷地内にあるプレハブの教室で19時まで預かるお仕事です。
 知らない方もいるかと思うので、ざっくりいうと学校での授業がすべて終わったあと、学童に通っている子たち以外はおうちに帰りますが、学童の子たちは学童の教室に来る、といったイメージです。 
 学童は基本的に遊んですごすことがメインですが、宿題をして、おやつを食べて、そうじをして 場合によってはお誕生日会をしたり、けん玉検定をしてみたり、地域のお祭りや発表会に出るための踊りなどを練習してみたりと、結構ハードスケジュールです。(あくまで私の働いているところの場合です。多種多様です。)

2.子ども同士の喧嘩

 ある日喧嘩をしていたAくんとBくん。止めに入り、経緯を聞き、お互いに謝罪を済ませたところで、A くんがひとこと 「Bが 覚えてない って言ったら、それで終わり。俺が嫌な気持ちになったのも忘れるのかなあ」 と言いました。
 Aくんに外で話を聞いている間、教室に残されたBくんはさっさとほかの子たちと遊び始め、楽しくなってしまいすっかり喧嘩のことを忘れていたのです。それを聞いて私は失敗した!と思いました。

3.喧嘩の終わり方

 結局のところ、私はその場を収めるのに必死で、Aくんに聞いた経緯をそのままBくんに伝え、両者に「ごめんね」「いいよ」を言い合わせることで解決した気になっていたのです。
 Aくんの発言を聞いたとき、私は咄嗟に「(Aくんは)覚えておこう! Bくんに言われて嫌だったことはなんなのか。無理に許さなくてもいいし、腹を立てたままでもいい。だけど手を出すのだけは絶対にしないと約束しよう」と伝えました。
 するとAくんは今まで言われた嫌だったことをすべて教えてくれました。バカ アホ のようなわかりやすい悪口や 宿題するの遅い 字へたくそなど、、 すべてに「嫌だったね、それは腹を立てて当然だよ」と伝えました。すると少し落ち着いた様子で、宿題をしに席に向かいました。

4.子どもに教えられたこと

 大人でも嫌なことを言われたりされたことをすぐに許すのは難しいと思います。表面上「すいませんでした」「いえいえ」というやり取りがなされていたとしても、きっと本当にそれだけで許せることって少ない。友達や信頼のおける人たちに話を聞いてもらって、共感してもらって、一緒に怒ったり悪口を言ったりして気持ちを落ち着けている気がする。
 大人が安易に「ごめんなさいは?」 「ごめんねって言ってるし許してあげたら」と声をかけるのは、子どもの思いをないがしろにするのと同じなんじゃないでしょうか。

5.まとめ

 この件から私は子どもたちの喧嘩を仲裁するときに、謝る側には「どうしても相手のほうが悪いと思うなら、今は謝らなくていいから、しばらく離れてすごそう。また遊びたくなったらその時に謝ろう」と伝え、謝られた側には「許せないと思うなら許さなくてもいい。だけどごめんねって言ってくれたなっていうことは覚えておこうね」と伝えています。
 それでその場は終わり、なんとなくどちら側の子も様子を見ていると、私に今までにあった嫌なことシリーズをたくさん話してくれることがあったり、5分ほどたったころにはあっさり謝って一緒に遊び始めていたりしていました。子どもたちは大人が思うほど単純ではないけれど、あっさり解決することもあるんだなと思います。
 大人の事情で子どもの気持ちをないがしろにすることのないようにしたいですね。


長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。
また明日(*'ω'*)!

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