「メンヘラ卒業」1

メンヘラクソビッチとは私のことをいう。

恋に狂っていた。

1人目の彼氏は中学3年生。

早い人だと小学生から付き合っていると言うのに、私は親の宗教の関係で少し遅いスタートだった。
それが少しコンプレックスでもあった。

キスとその次までは行ったが、最後までする勇気がでなかったのは親からの「性的なことは悪いこと」という洗脳があったからだ。

馬鹿でアホで貧乏な私がまともな人生を歩むには成績優秀なこの彼と結婚するのが近道だっただろうが別れた。

中3で結婚とか考えるあたり正にガキである。

彼は元カノが沢山いた。
初めての彼が、女好きだという噂に純粋無垢な私には耐えられなかった。

謎に潔癖症なところがあったようだ。


2人目の彼はネットで知り合った人だった。
毎晩通話をした。

sexの話になり、母の性的なことは悪いことという洗脳がとけておらず、絶対にしたくないと断ったらふられた。
たいした好きじゃなかったのでこれに関しては痛くも痒くもなかったし今の今まで忘れていた。

3人目は……と紹介していたらキリがないのでそろそろやめる。

私はメンヘラを卒業できたもうすぐ22歳の女である。

・何故メンヘラになったか
・どうやってメンヘラ卒業したか

分析したので誰かの役にたつ可能性もあるかもしれないと思ってかいてみる。

まず、私は頭が悪かった。
勉強が壊滅的にできなかった。

やる気もなかった。
やる気を失ったきっかけの記憶はよく覚えてる。

小学1年生の頃、母手作りの足し算プリントをやっていた。

原因は忘れたが母が怒り狂いながら「もう満点とっても2度と褒めてやらないからな!」と言い放ちながら丸付けをしていた光景をハッキリ覚えている。
因みに渡された計算プリントは満点であった。
その次に解いて渡した計算プリントも満点であったが怒り狂ってる母は予告通り褒めてくれなかった。
別に褒めてもらうために勉強してるわけではなかったが、「勉強 お母さんが怒ってる 嫌だな」でインプットされ、勉強をするのがトラウマになった。

親のせいにするなとかいう奴が絶対湧いてくると思うのでかいておくが「元々たいしたやる気ないのに加えて勉強しても満点とっても親が怒り狂ってる」この状況、小学1年生やる気なくすでしょ、普通に。
因みに私は軽度知的障害と診断がおりておりこの時母にやる気を0にされようがされまいがどのみち勉強はできないタイプの人間だったのでこの件についてはそんなに恨んでません。

小学校2〜3年あたりから順調に勉強についていけなくなり「自分は頭が悪い 勉強ができない 恥ずかしい」と自己肯定感だだ下がり。
塾の存在は知らず、母は「こいつ勉強できないタイプだ」と早々と見切りをつけたのか計算プリントもかいてくれなくなり、怒られるの怖いから書いてとも言いたくないし兄は母同様怖かったから頼りたくないし父に勉強教えてもらうと言う概念はなかった。(仕事忙しい人だった)
机の上に教科書を置いてボンヤリ。勉強の仕方わからん…と放置しどんどん自分は馬鹿なんだと言う気持ちが強くなり続けた。
(先生も怖い先生で出来る限り関わりたくなくて先生に教えてもらうと言う発想がなかった)
こうなる前に母がわたしの知的障害に気づき療育施設に通わせるなり支援学級に行かせるなり特別支援学校に行かせるなり適切な対応をしていれば私のメンヘラ化原因となった[勉強できないというコンプレックス]は回避できたと思う。
はい、長くなったがメンヘラ化原因その1は【適切な療育・支援を受けられず自己肯定感が育たなかった】

因みに勉強だけじゃない、ありとあらゆることができなくて、毎日学校で恥ずかしかった。

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