作曲に必要だと思った知識の話
作曲少女を読んでその気になった僕はさっそく鍵盤に向かいました。
「ステキなメロディが浮かんだぞ。さぁ音を拾って見よう」
ポロン…ポロン…。
「う~んなんか違うな」
ポロン、ポロポロポーン…。
「…(イラッ)」
ポロポローン、ポロポロ…。
「なんだこれ、まったく思った通りにならない!!!ヤメだヤメ!!!」
鍵盤に向かって作曲を始めても思った通りのメロディにならず、
嫌になってやめてしまう。
多分これから作曲を始めようと思った人は多少なりとも経験する事だと思います。これはもうどうしようもないです。運命です、試練です。
しかしこんな嫌な経験をなるべく短期間で克服する方法はあります。
僕が克服した方法、身に着けた知識と技術を紹介したいと思います。
あ、例によってできる人には当たり前の事です。
僕の作曲の記事は初心者向けなので。
初心者が身に着けるべき知識
作曲を始めようと思っていざ鍵盤に向かい、
さぁ、ここから適切な音を探しなさい
無限とも思える鍵盤からメロディを紬ぎだす。
初心者には大変な作業です。
しかし、実際にはルールがありそれさえわかれば
迷う事は(あまり)ありません。
言い方が悪くなりますが、これを覚えなければ
作曲は無理です。もうどうしようもありません。
なので、ここからはちょっとだけ座学の話です。
避けて通れない最初の壁です。
がんばりましょう。
その1:鍵盤の音を確認しましょう
まずは下の図を見てください。
これはドからシまでの鍵盤です。
鍵盤はこれの繰り返しでできています。
黒い鍵盤は前後の間の音なので、2通りの呼び方がありますが
同じ音です。
無限にあると思われた音ですが、鍵盤で確認すると12音しかない
事がわかると思います(シの次はまたドから始まる)。
その2:音の名前を覚えましょう
では次の鍵盤の図を見てみましょう。
同じ図なんですが、鍵盤の文字がアルファベットになっています。
CDEFGAB。
後々必要…と言うかずっとつきまとう事になってくるので
丸暗記してしまいましょう。
「ドレミファソラシド~♪」と歌う感じで
「CDEFGABC~♪」と歌えば自然と覚えられます。
その3:メジャーキーを覚えましょう
自分の好きな曲のメロディだったり、
思いついた良い感じのメロディを実際に鍵盤で弾いてみようとしても
どの音かわからん…となります。
実際僕も最初はここでつまづきました。
が、嘘のような本当の話なのですが、
大体の曲は12音の中のうち7音で出来ています。
(もちろん例外もあります)
さらに鍵盤の音12音全てに対してドレミファソラシが存在し、
これを覚える事で多くのメロディが弾けてしまいます。
少し難しいですが、がんばって覚えましょう。
毎日1回ずつ弾いていたら自然と身に付きます。
その4:ついでにマイナーキーも載せておきます
上の図にはMajor(メジャー)と書いてありますが、
これはメジャーキーと言って明るい響きがするキーになっています。
明るい曲によく使われています。
それとは逆に暗い響きがするminor(マイナー)キーもあります。
初心者のうちはあまり意識しなくてもいいかなぁと思うのですが、
(実際には僕もまだ覚えきれていない)
余裕ができてきたら是非覚えてしまいましょう。
とはいえ、曲を書き知識が付いてくると自然と覚えていきます。
最初にやるべきことは
・ドレミファソラシをCDEFGABと言い換える
・12種類のメジャーキーを覚える
この2つは時短になるので絶対に覚えましょう。
マイナーキーは曲を書き始めた後の方が
すんなり覚えられるかも知れません。
お疲れさまでした。
以上が初心者が身に着けるべき知識です。
本当はもう少しあるのですが、一気にやっちゃうと疲れるし、嫌になるので
少しずつ覚えていきましょう。
あくまで個人の感想ですが、
上記の知識を丸暗記しなくても作曲ができないわけではありません。
しかし、この2つができないと時短にならないと思います。
最初は大変だと思います。僕は結構大変でした(未だにちょっと間違う)。
でもこれを覚えた後、僕は一気に作曲(音楽理論?)に対する理解が深まりました。
是非作曲に役立てればと思います。
今日はここまで。
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