≠ME 3rd 『チョコレートメランコリー』 感想note🍫
今回は非常にダメージを受けたので、≠ME(ノットイコールミー)新曲『チョコレートメランコリー』をまとめていきます。
※ノイミー初心者なので自分用メモも兼ねています。お名前、表記、情報等間違っていたらご連絡ください。
フォロワーにバレンタインデー生まれが2人いるのですが、今回はバレンタイン特集のようです。
洋館とメイドさん、おどろおどろしいイントロ(アシュリー、悪ノP、シッケアール王国跡地)と教会のビジュアルで完全に「これは…!」となりました。イコノイは世界観の徹底っぷりが素晴らしい。非日常アイドル。
ここまでの曲調と姉妹グループの歴代シングルでそこはかとなく察していましたが、練り込まれている……念が!!
歌い出しから「14日の前は13日だろ」みたいな話で、指原Pのただでは幸せにさせない感じが最高です。
ふとした視線に想い続けた一年間が詰まってる、そう感じさせるバレンタインを表現できてるの凄い…。右の落合さんヤバ……。
"何でも知ってるの"であっ……ってなりましたね。歌詞的にはまだグレーゾーンか?(完全アウトに思えるのは曲調のせい)
クリスマスイブに公開された「劇場版呪術廻戦0」も記憶に新しい中、2ヶ月後にこうなるのか…。リリースのタイミング完璧だと思いました。世界が味方してる。
疑惑が確信に変わる2番Aメロ。完全にやってますわ。時計の秒針の音も定番ながら良い。
部活とか塾の帰りかな?イコラブが武闘派のキュート社会人をメインターゲットとしてるのに対して、ノイミーはもう少し若い印象。自作チョコで女子以上の女子力を発揮する男子いましたよね。きっとオフィスで働くようになっても可愛い付箋使ってる(偏見)。
永田さん、顔面、髪型、纏ってるオーラ………。視界の外にいたのに、ある日突然チョコを渡してほしい顔してる……。
電柱の後ろにいる様子が容易に想像できますね。こういう何考えてるのか掴めない系美人(谷崎さん 中央)をここで持ってくるの、ヒッ……ってなる。
この歌詞を書いてる指原氏が一番怖いみたいなところありますね。えぇ。
このあたりから「いや、それはこっちのセリフなんだけど…」系の危うい没入を匂わせる歌詞が増えてきます。
個人的にこのMVのベストバウト(武闘派なので)だと思っている、蟹沢さんによるこのシーン。一瞬の移り変わりが素晴らしい。
ここは視点の変化だとも思っていて、「端から見ると異常な行動でも、主観としてはほんとに喜んでほしくて作っている」。本人の移り変わりというよりかは、視る位置が180度ガラリと動いているのかもしれませんね。
直前の「喜んで?」に続いて、「安心して」か…。微笑んでとかならまだわかるんですけど、向こうの感覚を「こうなってほしい」と期待してるある種の身勝手さ…。
推しの魅力がオタクを狂わせるんですよね……。
深淵のラスサビ前。嵐の前の静けさ。
ここで『民衆』というワードを出してくるの、前述のコンテンツで育ってきた人々をしっかり刺してきますね。MVのセットまでシナジーさせてる総合力。
では13日の夜にチョコを作ってる世界線での『民衆』とは何か。それはおそらく「彼と私以外の人間すべて」ではないでしょうか。そして後述の"真実"を発布する…。
赤いシクラメンの花言葉は『嫉妬』だそうです。夢の中で彼が別の子といるところを見てしまったのでしょう……
ところがどっこい…… 夢じゃありません……!
現実です…! これが現実…!
お分かりいただけただろうか…。つまり彼女は自分が作り出した世界を生きており、それが彼女にとっての"真実"だった。嫉妬をしている方の世界が"現実"で、"夢の中"は実は現実……。
最後の歌詞で種明かし……。実は話したことすらない関係だったことが明記されます。メンヘラ的なノリや雰囲気を出す曲が増えている世の中ですが、まるで短編小説のように物語をしっかり展開させている曲は少ない。
2周目を聴くと、これも、これも"夢の中"だったのか…!と驚愕します。
「話したことない君のため」ですが、話す(talk)と離す(release)を掛けていると解釈しました。掌を握りしめる振りが素晴らしい。握りしめた掌じゃ何も掴むことはできないんだよ……。
指原Pは「Depend on you You complete me」といいここの位置に力を込めますね。
ここまでお読み頂きありがとうございます。感想は以上になります。坂、ボカロ、ジャンプみたいな雑多オタクしていますが、「これは書かねば!!」というクオリティだったので衝動に任せて書き連ねました。ノイミーのファンの皆様にも届けばと思います。もちろん自分もこれからも追っていきます!(2020TIF素晴らしかった思い出)
指原Pをはじめ、クリエイター達はメンヘラ系の作品を出すことで"どうしたかった"のだろうと考えることがあります。
自分は「単に表現したかった」「単に聴いてて楽しい、ハイになる」に収束してもいいと思っています。自分はこういうのを分析したり纏めるのが好き。
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