不登校の親のためのサロンでの大失敗「話すは放す」
親のためのオンラインサロン「不登校の先にあるもの」主宰さとさんです。
今回は、サロン立ち上げ時の大失敗のことを書きますね。
サロンを立ち上げてガイド4人で、募集をしたところ、お申込は2名でした。
シーズン6現在は50名を超える会員さんと一緒に運営をしています。
いったい、何がまずかったのか…
シーズン2に入る前に、方針を180度変えました。
会員さんの話を聞く → ガイドの体験を話す
話すは放すが大失敗
シーズン1では「不登校のことを話してみませんんか?」とお知らせをしていた。
これが、大失敗だったな。
不登校に悩んでいるママは、不登校のことを話したいとは思っていないんだよね。
それまでの経験で、話すことが怖くなっている可能性大。
よっぽど安心できる相手じゃないと話そうとは思わない。
なのに、「話してください、大丈夫だから」と言われても、話したくない。
だけど、親の会に行ってしまうと断りづらくなるよね。
勇気を振り絞って話してみたのに、話の途中で話を取られたり、「だからダメなのよー」なんてプチ説教が始まったり、いきなりのアドバイスがきたりしたら、もうがっかりだよね。
これも、オンラインサロンをやってみてわかったことだな。
だから、ガイドにお願いをした。
毎週ガイドのライブ配信をしよう!って。
失敗談を聞きたい
共感をしてほしい。
そういう不登校関連のグループの投稿で見たんだけど、確かにそうだなって思う。
だけど、話してもらえる土台がないと、共感も難しい。
そこで、やってみたのがコレ。
「共感」をしてもらう。
シーズン2から、毎週続けているガイドのライブ配信。
ここでは、完全クローズドのサロンならではの、ガイドの「今」を話してもらっています。
不登校のことはもちろん、夫婦のことや、ネガティブな感情、悔しい気持ち、苦しい気持ちなどなど。
これは、ガイドのゆかりんがサロンの中で話してくれたライブ配信のごく一部なんだけどね。
このライブの時は、コメント欄にそれぞれの同伴登校のことを書き込んでくれてねー。
そういう同伴登校もあるんだーって、共有したよね。
サロンの会員さんからの声で、「ガイドのライブ配信共感しました!!」というのも多い。
こうなったら、うまくいくよ
こうしたら、学校に行くようになったよ
そんなんだから、受け入れられないんだよ
そんなライブ配信はやっていません。
「私だけじゃないんだ」
そう思っていただいている。
不登校の親の会の必要性と難しさ
不登校が増えてきたと言っても、周りに同じ不登校で悩んでいる人を探すのはまだまだ難しい。
ずいぶんと見つけやすくなったと思うけど、そこから自分に合う合わないがあるから、やっと見つけてもがっかりする現状も多いみたい。
重い腰を上げ、やっとのことでたどり着いた同じ悩みを持つ人が、合わなかったときの衝撃は半端ないよね。
私にもガイドにもそれぞれ経験がある。
だからこそ、気軽さも親の会にとって重要なポイントだと思うんだけど、リアルで会うと「気軽さ」を作るのが難しいんだよね。
私たちのサロンが思いがけずシーズン6まで続けてこられたのは、ガイドがサロンを楽しんでくれているから。
さとさんも含めてね。
ちなみに、サロンでは5月後半に修学旅行をする。
子どものためにではなく、親のための修学旅行です。
そんなことをして、なんの役に立つのか?と聞かれたら、なんの役にも立ちません。
でもそれがいいと確信してやっています。
不登校の子どもに動いてほしいなら、親が新しいことに動いてみることを見せつけることが重要だと思ってるんでね。
話すは放すは危険
不登校の悩みを共有できる親の会は、本当に必要です。
不登校の悩みを何とかするために、悩みを話してもらうことは大切なことです。
だけど、いきなり「話す」は危険。
そう思ってます。