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一旦広告業界から離れた身ですが、コピーライター/ライターとして生きていけないか、道を模…

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一旦広告業界から離れた身ですが、コピーライター/ライターとして生きていけないか、道を模索中。いくつか講座に通い、評価もいただいたりして、それなりに適性はあるかも…と思えていますが、具体的にどう動いていったらよいのか分からずにいます。

最近の記事

渡辺直美をブタになぞらえる演出について

渡辺直美さんをブタになぞらえるオリンピック開会式演出案が出ていた、と批判を浴びている件、オリンピックをオリンピッグともじってブタを連想すること自体はブレスト時点でアイディアとして全然アリだと思うし、ブタだって可愛らしいとこあるよねと思うのも全然分かる。ベイブとかみたいな。 ちなみに文化圏が違えば、ブタは富の象徴だったりするし、ドイツのバレンタインデーではブタは幸運を運ぶからとブタグッズを贈ったりする。ブタ=マイナスイメージばかりというのもまた視野が狭いというもの。 ただ、

    • 「カネボウのCMに文句言う女性は可哀想な奴だからほっとけ」とか言われたくない

      今話題になってるカネボウのCMについて「化粧が社会からの強制だと思ってる人いるの?」とか「私は好きでやってますけど?」とか「そもそも顧客じゃない人が吠えてるだけ」とか「文句言ってる奴はどうせ美意識低いブサイク」とか言われると腹立つんですよね。 社会的な要請の違和感度合いで言うと、世の中的に「男性は社会人になったら毎日風俗行くよね?一人前の男性なら当然の義務だよね」 (だって男性は必ずみんな好きだしそういうもんでしょ) (しかも社会人になるまでは好きでもやるなと言われるのに社

      • 命より経済が大切な国

        緊急事態宣言を出しておいて、「休業要請2週間程度の見送りを打診」⁉︎ 呆れ果てて物が言えないを通り越したわ…。 バカなの?バカなんだね。大バカ。 この国では命より経済がとことん重いらしい。 「命あっての物種」って知らないのかしら。 そもそも「緊急事態」なんですが、分かってらっしゃるのかしら。 国からのお金は文字通り「死んでも」出したくないらしい。 そもそもこの状況下で、国家的防疫に経済再生担当相が口出してる場合か…。出すなら金出せ。 このままじゃ再生どころか壊滅

        • 何故コンサートやスポーツの試合などだけ軽んじられなくてはならないのか?

          「大人数でのスポーツ、文化イベントの自粛要請」に私が何故激しく憤りを感じるかと言うと、一番に、立派な経済活動であるものも多いにも関わらず、「たかが娯楽でしょ、こんな時には自粛するのが当たり前」と、さも学業や労働とは違う軽いものかのように、しかもそれが当然のように扱われている現状に腹が立つからです。 町内会対抗とかそういうものなら自粛したら、と思いますが、だいたいこういう時に槍玉に上がるのは、かなりの人・モノ・金といったリソースがかなり前から動いている類のもの。 何故、満員

        渡辺直美をブタになぞらえる演出について

        • 「カネボウのCMに文句言う女性は可哀想な奴だからほっとけ」とか言われたくない

        • 命より経済が大切な国

        • 何故コンサートやスポーツの試合などだけ軽んじられなくてはならないのか?

          藤田氏も批判者もどこかズレていて不毛すぎる「一人で死んで」論争

          「『死にたいなら一人で死ぬべき』という非難は控えてほしい」というタイトルで発表された、川崎市での事件に関する藤田孝典氏の提言が発端となり、今、ネット上や報道番組で論争が巻き起こっている。 しばらく経過を見ていたらあまりの不毛さにモヤモヤが止まらなくなってきたので、対立している双方について自分なりに思うことを整理してみようと思う。 <藤田氏に憤っている側に対して思うこと>藤田氏の提言は、「今回の犯人に向けてならば間違ってはいない言葉」が、「犯人本人ではない第三者」に意図して

          藤田氏も批判者もどこかズレていて不毛すぎる「一人で死んで」論争

          「無敵の人」というネーミングについて思うこと

          今言われている「無敵の人」って、あえて名づけるとしたなら、(語呂はよくないけれど)「絶望の人」とかだと思うのです。 「無敵の人」は、確かにキャッチーで、人口に膾炙しやすいのは分かる。 また、この言葉によって表現しようとしている事情との整合性もあながち間違いでは無いし、この一語で共通の概念を共有しやすいという意味で便利なのも分かる。 ただ、「無敵」という言葉をこういうケースに使ってしまうと、意図してなくても、「負の方向の万能感」を煽ったり承認したりするような側面がある気がし

          「無敵の人」というネーミングについて思うこと

          最新のLUMINE広告を見て

          こぼれなかった涙も心の中で乾いていかないときはどうしたらいいですか。 こぼせなかった涙ほど心の中でも乾いていかないことを知っていますか。

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          昨年と今年の楽天O-netのCMを比較して感じたこと

          別のところで3カ月くらい前に、現在の楽天オーネットのCMについて、以下のようなことを書きました。 (以下、引用) 見る度にイラッとする楽天オーネットのCM…。 いや、私もパートナーは欲しい派ですが、私にとっての結婚は、「お互いにいいと思える人がいたらするもの」であって、「結婚したいから相手探す」って思考回路は、心底理解不能なんだよなあ。 幸せになりたきゃ当然結婚するでしょ、的な無言の押し売りもマジ勘弁。 (引用終わり) …と、「なんかムカつく」感を表明していたんで

          昨年と今年の楽天O-netのCMを比較して感じたこと

          BeatsXのCMに感じる、強烈な違和感。

          BeatsXというイヤホンの「ワタシたちが、新色。」というCM。 「私たち、慰めあいませんか。」という吐息交じりのセリフで始まるのを聞くたびに、正直「キモっ」「メンへラ臭し過ぎでしょ…」という感想を抱いていたのですが、このCMに感じる違和感の正体はそれだけではない気がしてきました。 (ちなみに、DAOKOさん自体を嫌いというわけではありません。) 1.「慰めあいませんか」 どうやらこの言葉は、このCM用のものではなく、元々DAOKOさんの曲の中に、このセリフから始まる曲

          BeatsXのCMに感じる、強烈な違和感。

          やさしさのレシピ

          ※実在の薬がイメージされる内容になっていますが、このおはなしはフィクションです。 <しつもん> あるお薬の半分は、やさしさでできていると聞きました! でももし、やさしさのつくり方が発見されているとしたら、 きっとノーベル化学賞と平和賞をいっしょにもらえていると思います。 どうして誰もつくり方を知らないの? <こたえ> 実はね、これはナイショの話なんだけど、 お薬にできる特別なやさしさをつくるには、 悪魔と取引しなきゃいけないんだ。 今までのそのお薬の半分は、 偶然そのつ

          やさしさのレシピ

          誰のものでもない私の詩(うた)

          誰かがいようがいまいが社会は続いていくのに、 「君が必要だ」という呪いに引きずられて 誰かが死んだというニュースが流れている。 “優しさ以外から発せられた薄っぺらい そんな言葉なんかゴミ箱に捨てて あたたかい布団の中で夢でも 見ていられたらよかったのに” 分かったようなフリをしながら 自分も例外なくその呪いにかかっていることには 生きていくため?に、目をつぶる。 「君が(とりあえず)必要だ」だとしても、 少しは何かの足しになると思いたいから。 「まだ愛してる」とか「愛し

          誰のものでもない私の詩(うた)

          孤独と自由

          切なさを諦めて、 愛しさをあげつらい、 悲しみを拗らせる。 溜め息を破り捨てて、 微笑みをしまい込み、 戸惑いを取りこぼす。 喜びを打ちのめし、 渇望を放置して、 琴線を逆撫でる。 あなたは、毎日、どのようにして、 自分を繋ぎ止めていますか。 輝きが腐敗する音を奏でる。 夕焼けから涼しい匂いがする。 瞬きが反転して、見えてくるものは何ですか。 耳を塞いでも、聴こえてくる声はありますか。 一人だから、自由は美味しい。 独りだけど、自由は美味しい? 境界線を蹴飛ばす

          孤独と自由

          バーバリーの「自殺ファッション」謝罪問題について

          ※noteを始める前に他で書いたものをせっかくなので転載しました。ネタがちょっと古いのはご容赦を。※ 言いたいことが言えて拡散されるが故に 創りたいものも創れないこんな世の中じゃ、 ポイズン。 …いやほんとに、ここのところ頻発してるハイブランドの謝罪問題だけどさ、ほんとうんざりするわ…。 今回のケースについては、このモデルさんが、スタッフたちがこの縄を首吊り用かのごとくネタにしていたことに不快感を覚えたのでそれを表明→ブランドがそのことについて謝罪をする、ここまではまあ

          バーバリーの「自殺ファッション」謝罪問題について

          京都造形芸術大学のヌード講座問題について

          ※noteを始める前に他で書いたものをせっかくなので転載しました。ネタがちょっと古いのはご容赦を。※ 先日、「みんな誤解していないか?女性受講生が訴えたのは、セクハラ認めながらも排除した京都造形大の対応」というまとめ記事を見た。 「誤解していないか?」じゃないよ…。 そもそも、最初に大学に申し入れた内容自体が、若干理不尽なクレームだと私は思いますけどね。 (大学が対処する範疇にある項目については、大学側が反論可能なものであり、残る問題点は、原告と会田氏の間で解決するべき

          京都造形芸術大学のヌード講座問題について

          女子ハンドボールの標語問題について

          ※noteを始める前に他で書いたものを、せっかくなので転載しました。ネタがちょっと古いのはご容赦を。※ ちょっと時間が経ってしまいましたが、 ・「手クニシャン、そろってます。」 ・「ハードプレイがお好きなあなたに。」 のラインナップで炎上した、女子ハンドボールの標語問題。 この件、個人的には、怒ってる人たちに対して「へえー、エロい方向想像しちゃったんだそうなんだー」と思うのですが、確かにひっかかるのは ・この2つをセットで出してこられると、さすがに  「…そういうこ

          女子ハンドボールの標語問題について

          「ベッキーと未知との対話」を見て、思ったこと、考えたこと

          今回は、先日、深夜にテレビ放送された「ベッキーと未知との対話」という番組の感想を書いてみたいと思います。 最初に、この番組について本当に簡単に説明をさせていただきますと、 タイトルにもある、タレントであるベッキーさんの他に、 全盲で女子大学生の関場さん (通称ジョニー。性同一性障害等ではなく、単なるあだ名) 聴覚障がい者、そしてゲイである、学校の講師をしているかえでさん 80歳で、歯肉がん患者である泉さん 英語教師をしているディラノさん(日本語での会話は複雑でなければ可

          「ベッキーと未知との対話」を見て、思ったこと、考えたこと