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大大尽の大ご馳走と、名も知らない人々とのやり取りの小確幸は究極の喜びだったりしないかな。

満月とか月蝕とかの時間がちょうどトルコの夜明け前時間だったし
地域的には宙を見上げれば観測出来なく無さそうだったので
時刻に合わせて起きようかな、と思ってたんだけど
カッパドキアは思いっきし曇ってたので、寝床でスルーしました。
天体ショー的なイベントは出来るだけ参加したい派なんですが
こればっかりは天候次第。

昨日の週末は、遅い出だしだったにも関わらず
随分とアクティヴに動けたので、夕飯は、そんな一日を祝して

大ご馳走でした。


って言ったって

先日友人に日本のカレールゥを分けて貰ったので
そのカレールゥでのカレーライスと
夏の庭周辺を散歩中に採取して来た自生アスパラガスをパザールで買って来た酪農家さん(この方は夏の庭のご近所さんでもある)の自家製バターで軽くソテーして
夏の庭の野生の野蒜(ノビル)はカッパドキアご近所ジャポンのちゃあさんが自家製の麹から作ったひよこ豆の味噌に付けて直にシャクシャク戴いて
季節の野菜をたっぷり切り刻んで、オリーヴオイルと岩塩とリンゴ酢だけで和えてチョバンサラタスにして上に、いつも地鶏を買っている鶏卵農家さんが特別に自分達用に食べてる自分の家の庭の鶏の卵ってのを分けて貰っているので、その新鮮な卵を茹でて上に散らしました。

もうさ、
私個人的には「大ご馳走!」な訳なんだけど
息子には、その有難味は全然分からないらしい。
いつものカレーライスとサラダだと思ってる訳。
説明しても「あーはいはい」てなもんですよ (* ̄3 ̄)╭

八百屋さんで買って来た野菜と市販のカレールゥはまだしも
それ以外の食材の全ての生産者さんが直接の知り合いって言うお大尽感!
もしくは、自分で採取してる。
あんまり幸せなんで、ビールをシュッポン!って開けちゃったので
健康食ディナーではなくなったけど、ま、清廉潔白な人生だけが美しいわけじゃないわよね。

毒も薬って言う。
薬も毒だし。

夏の庭周辺をご機嫌に散歩中、
何度も、ジープサファリの一群とすれ違ったんだけど
砂埃舞い散る乾燥したカッパドキアの田舎道では
ジープサファリなんかとすれ違うと、もー前が見えないほど砂の煙幕に巻き込まれてしまいます。~(>_<。)
ま、それでも、少しでも砂埃や、砂利を跳ね飛ばしたりしない様に、各車輛のドライバーさんは、ハイカーやトレッキング中の方を見つけると
先頭車輛のドライバーさんが無線で、後続車輛のドライバーさんにすぐに連絡して、速攻スピードを落として、出来るだけゆっくりすれ違うなり、追い越すなりして行きます。
そこら辺のマナーは徹底していて、何台もの車が私のせいで、ゆっくりゆっくり通り過ぎていくことになるので、申し訳ない気持ちにさえなりますわ。
そして、各ドライバーさん、皆、笑顔で挨拶してくれるんですよ。
山道ですれ違ったハイカー同士の様な気分です。
車が通り過ぎ易い様に、少し道を避けたりすると、十中八九、ドライバーさんはトルコ人独特の感謝のジェスチャー、片手を胸に当ててから手を振って行きます。ヾ( ̄▽ ̄) 
そんな小さなやり取りが、これまた小確幸を生むんですよね。

家の外にでて
小さなやり取りを誰かと交わすだけで
ほんと、まだまだ大丈夫!って気持ちになれます。
やっぱり人間は社会性の生き物だなぁって思うし
私は特別にそう言うタイプの人間だなぁ、と改めて思った週末でした。

全ての友人たちに健康と幸運!

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