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nyakopan
陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎 読書感想
銀行強盗を企てている四人がいる
それぞれの役割をして、報酬は一千万
スムーズにいくはずだった計画は、別の強盗によって金を取られたことにより狂い始める
軽快な会話
個性ある登場人物達
ぽんぽんと進んで行く展開
そして活かされていく伏線
本書をおすすめしている人が多いのも納得
銀行強盗という事件のみに絞り、主人公たちはそれ以外の計画からはみ出したりはしないまとまりもある
ただ、ここから個人的な感想
あの人の性別が逆だとして娘を危険に合わさないためという設定にしても、
裏切りは微妙な気持ちになる
先に意見を聞いたから、と言い訳していたけれど、
事情を打ち明けてない設定であれ話していたでしょ
こそこそ裏切りを画策していた人が、最後になんで話してくれなかったのと怒るのはなんだよと思ってしまった
おめえに話したらそっちに筒抜けになる可能性があるからだろ、と誰も言わないのは優しいよ
文章でこれだから、映像で見たらもっと苛立ちそうだから映画は観ないと決めた
伊坂幸太郎さんの他の本でこんな風に思ったことはないから、自分に合わなかったんだろうな