2023年5月 北海道に2日間だけ行ってきました【札幌・小樽】
札幌に用事があったので、ついでに札幌と小樽を巡りました。北海道は昨夏が初めて。その時は時間をたっぷり取って道東巡りをしたのですが、今回は週末の一日半(一泊)で。
羽田空港から新千歳空港までは全部で1時間半ほどのフライト。映画を一本見ることもできないほどすぐです。
羽田空港を飛び立ってすぐの景色と、新千歳空港着陸直前の景色を比べてみました。
1.北海道開拓の村
北海道開拓の村は1983年にオープンした野外博物館です。54ヘクタールの敷地に52棟の当時の建造物が移設または復元されています。
新千歳空港から直行で北海道開拓の村を目指しました。快速エアポートに乗って新札幌駅で下車、バスに乗り換え。10番のりばでした。駅はガラガラなのに、開拓の村行きのバス乗り場前だけなかなか長蛇の列でびっくり。
バスの本数と運行時間帯にも注意が必要です。時刻表の隣にある地名が気になりますが……
20分ほどバスに揺られ、開拓の村に到着です。個人の場合料金は800円、高校生以上の学生は600円、中学生・65歳以上・障がい者手帳を持つ方は無料。車椅子やベビーカーの貸し出し、授乳室、無料駐車場も完備です。
とにかく敷地が広大です。市街地群、山村群、農村群、漁村群に分かれて開拓時代の家屋が並びます。
食堂は入口広場前。奥まで行ってしまうと戻ってくるのが大変なので、ここで食べたい方は時間と距離を見計らってください!
札幌農学校寄宿舎に残された当時の学生の落書きが面白い。
ボランティアの方々があちらこちらで実演や案内をしてくださっていました。体験学習もあるようです。
ニシンって明治時代がピークで、1950年代以降はほとんど獲れなくなってしまったんですね。どうして今でもこんなにも北海道=ニシンのイメージが強いんだろう……
疲れたら馬車鉄道(4~11月)、馬そり(12~3月)の移動もできます。入口広場から市街地群の目抜き通りと漁村群脇を通って農村群まで。復路もあります。
どちらも15歳以上250円、3歳~14歳は100円。
とても気持ちのいい広さで、見どころもじゅうぶん、お天気のいい日にのんびり歩けば、一日楽しめそうです。
2.札幌市内
北海道開拓の村からバスで7分の森林公園駅で下車し、森林公園駅からJR函館本線小樽行きに乗れば14分で札幌駅です。
こちらはホームに座るところがなく、その手前の踊り場のようなところがドア付の待合室になっているんですね。そりゃそうだ、冬のレベルが違うもんな、と納得。
1878年に建設された札幌時計台(旧札幌農学校演武場)は札幌駅から歩いて6分。
札幌市時計台:HOME (sapporoshi-tokeidai.jp)
札幌テレビ塔は、時計台から歩いて5分です。どちらも観光客で溢れかえっていました。特に時計台は外国人ばっかりでしたね。
ちなみにテレビ塔前の大通り公園にある屋台で食べたソフトクリームがとても美味でした!
3.小樽~北のウォール街
小樽へは札幌から快速エアポートで34分、バスでも1時間ちょっとです。
あまりにも有名な運河は、小樽駅から目抜き通りをまっすぐ10分ちょっと北東に(海に向かって)歩くと着きます。1923年完成。
小樽には「北のウォール街」と呼ばれる、重要文化財を含む19世紀末から昭和初期にかけての見事な建造物が並ぶ通りがあります。この街はニシン、石炭、木材などの輸出を背景に随分と活気溢れる商業の町だったんですね。特にエンドウマメは、小樽商人がロンドン相場を動かすとまで言われていたそうです。
それにしても、当時の豪華な建物がこれだけたくさん残っている場所も珍しい! 他の建物も含めてこの通りをちゃんと復元すれば、ディズニーランドのようなレトロな世界が広がって楽しいのでは、と妄想。
旧日本銀行小樽支店資料館は無料。辰巳金吾らによって1912年に竣工した建築物です。一億円の札束の重さ体験が面白かった。(意外と軽いんです)
日本銀行旧小樽支店金融資料館webサイト (boj.or.jp)
境町本通りという商店街にはお土産物屋さんや飲食店が軒を連ね、特に中国系のツアー観光客が次々と出入りしていました。
北一硝子三号館北一ホールで一休みしました。暗くていい雰囲気です。巨大な硝子お土産物屋さんが併設されているので、この界隈でかなりゆっくりできます。
三号館 北一ホール | 北一硝子 (kitaichiglass.co.jp)
それから小樽市総合博物館運河館に立ち寄りました。ここは小樽の歴史が分かって楽しめます。入館料は一般 300円、高校生・市内在住の70歳以上150円、中学生以下無料。
建物は明治26年に建てられた倉庫です。中庭では昔の玩具で遊べるので、竹とんぼにハマってしまいました。
小樽市総合博物館運河館( Otaru Museum of History and Nature ) | 小樽市
一日半の短い滞在でしたが、札幌と小樽楽しめました!
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