2023年8月 中欧に行ってきました【⑤フランス・アルザス地方】
夏の旅行日記が遂に年を越すとは……自分の筆の遅さに驚愕です。
今回は中欧旅行で一番楽しかったフランス・アルザス地方のコルマールとストラスブール、そして周辺の村々をお見せします。記憶が薄れているので写真が中心になりますが、ディズニーランドの街並みがそのまま日常になっている場所とでも言いましょうか、ただ歩いているだけでもその世界観に簡単に入りこめて楽しい、どこを撮っても絵になる町でした!
私はスイスから車で入ったのですが、コルマールは実はパリからTGVで二時間半。意外とお気軽に行ける距離。人口は6万7千人ほど、あの有名パティシェ、ピエール・エルメの出身地です。
コルマール(Colmar)と言う町名は9世紀には文献に登場しますが、近世になるとフランスになったりドイツになったり忙しく、最近では1945年「コルマールの戦い」と呼ばれる激戦の舞台になりました。それでも街並みがここまで残ったのは有難いことです。
コルマール - Google マップ
映画「ハウルの動く城」のためにこの辺りがロケハンされたと言う話は有名。1537年に建てられた『プフィスタの家』は、同作の中でそのままに描かれていますね。
宿のとってもおしゃべりな女主人によると、夏、観光客で溢れるこの町では毎日のように広場でイベントが行われているそうです。この日も楽しそうな音楽が一日中聞こえていました。
街並みを見てみたいと言うだけなら、一日でじゅうぶんです。雰囲気を味わいたい方は数日宿泊して、近隣の美しい村々を訪ねたり地元の人たちが行くマルシェに顔を出すのも楽しいかも。
この辺りは可愛らしい村がたくさんあるので、車移動がお勧めです。
私は時間の都合でエーギスハイム(Eguisheim)、リクヴィル(Riquewihr)の二か所に立ち寄りましたが、「町」らしいコルマールに比べて「村」らしさたっぷり。ただ歩くだけで楽しかったです。エーギスハイムは車で16-7分、リクヴィルは20分ちょっとでした。どちらも観光客用の駐車場が村の外にあります。
リクヴィール - Google マップ
この二つの村は、どちらも「フランスの最も美しい村」に選ばれています。
その後、ストラスブール(Strasbourg)に行きました。村を回った後なので、人口28万人を超えるこの街はもう大都市! ちなみに旧市街は世界遺産です。
見どころはたくさんあるんですが、ここはパレ・ロアン(Palais Rohan)。18世紀の司教宮殿で、現在は三つの博物館として公開されています。
13-14世紀に建てられたノートルダム大聖堂は、天文時計で有名です。でも観光客が集まって来るので何があるのかと前の方に陣取って待っていたら、不思議な鐘の音がちょっと聞こえただけでした……
ここは有名なクリスマス・マーケットの時期にまた来たいですね。
次回は新年になってしまいますが、南ドイツです。それではまた!
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