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キノコ帝国の怪獣の腕の中を深堀りしてみる

最近、少し遡って流行った曲をSpotyfiで聞くことにハマっていて。
その中の一つ、キノコ帝国さんの怪獣の腕の中、という曲の歌詞を私なりに深掘りしてみます。
私個人の勝手なイメージなので、もし違う解釈があればご容赦を。コメントにこっそり書いていただければ嬉しいです。

ここで出てくるのは、2つ。
怪獣と、あなた。
怪獣、というと恐ろしいイメージがあるが、この怪獣は、あなた。を愛しく守ろうとしている意思があります。

あなた。は、世の中に怯えている存在。強がって、刺々しいのだろう。傷つけるための刃、誰かを拒むための鎧を纏っており、おまけに自分を隠すためのうそをついている。
凍えた心、暗闇、と続いて、あなた。の状態はかなり悪いと言っていいでしょう。
心が凍える。この表現は何を意味しているのでしょう。
疑心暗鬼、不信感、そうなるだけのことを経験し、自己防衛のため世の中に、誰かに、期待するのを諦めてしまったかのように感じます。そして、言葉の刃を研いでいる。張り詰めていて、常に気が許せない状態なのを感じ取れます。
暗闇では、どこをどう歩いていいか分からない。闇雲に歩けば痛い思いをするだろう。それで、あなた。は重い鎧を身につけています。それは、身を守ってくれるがその動きを鈍くさせてしまうけど……感情を、閉じ込めてしまえば、鎧の外から攻撃されたってへっちゃらだ。ただ、鎧の中から見る風景では、心が動くことを鈍くさせられてしまうのが容易に感じ取れます。

そこへ、あなた。の状態を見兼ねた怪獣がやって来ます。強がって悲しみの中にいるあなた。を、守るために。
怪獣は強いから、人間ごときの攻撃なんか、苦でもないでしょう。ゆっくり、ぎゅっと抱きしめて怯えてる心を温めてくれる。
これは母性本能のような温かさを感じます。
私の勝手なイメージですが、怪獣は、
デカい。強い。見た目怖い。
なので、怪獣の腕にいれば、人間からの攻撃なんて届かなくなるんじゃないでしょうか。誰かを傷つける必要もなくなります。
同じように、重たい鎧を見に纏っていたけれども、怪獣の腕の中にいれば、攻撃されません。ただただ重いだけ。だから、捨てましょう、と促されています。

それで、怪獣とは何なのか、と考えてみます。怪獣とは、あなた。のために立ち上がった大人?友人?保護者?
人間に、そんな強さがあるのでしょうか。期待できるでしょうか。
怪獣の腕の中から見る景色と、鎧の中から見る景色はまるで違うと思います。
根本的な解決策はなくても、環境は変化できます。環境を変化させ、守ろうとしてくれている、そんな存在が、怪獣。なのではないかなと推察しました。
笑っちゃうくらいに抱きしめてくれる存在。ここで、笑うというワードが入って、一気にこの曲は温もりに包まれます。
大丈夫。一人で立とうとしなくていいんだよ。
そんなメッセージが聞こえてきそうです。

はっ!つい、好きな曲と歌詞に語りに語って1,202文字になってしまいました。
最後までお付き合いありがとうございます。お疲れ様でした。
また、度々好きな曲を深掘りしたいと思います。
違う解釈があれば、ぜひ教えてください。私の頭の体操になりますm(_ _)m

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