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お客さま目線で書くプロフィール (1)はじめに

「これから本格的にやっていきたいことがある」

「新しい商品のリリースに向けて
プロフィールを書きかえたい!」

「仕事の内容も発信もずいぶん変わったのに
プロフィールはつい後回し・・・」


そんなあなたが
商品やサービスの魅力も
あなたの大切な想いも
未来のお客さまに伝えられるプロフィールには
シンプルだけれど重要な秘訣があります!

スキルも想いもあって、似たような仕事をしている人でも、お客さまの心に届くプロフィールとそうでないプロフィールがあるのを感じたことがありますか?

その違いを生み出しているのは、目をひきやすい華やかな経歴や個性的なキャラクター、文章のうまさなどではありません。

プロフィールが「未来のお客さま目線」で書かれているかどうかです!


実は、2022年から2年間、ほぼ毎月開催し、200名以上の方にご参加いただいたプロフィールの講座で、大多数の方が感想に書かれていたのが、「お客さん目線で書かなければならないとわかった!」ということでした。

自分のプロフィールって、一度つくったらそれっきり。読み見返すのも、はずかしかったり、めんどくさかったりして、そのままにしてしまいがちです。

でも、自分がお客さまの立場だったら、大切なことを依頼する時、大きな金額を払う時ほど、しっかり読むのがプロフィールです。

とくに、今はHPやブログなどを通して、自分が気づかない間に、パソコンやスマホの向こうで、未来のお客さまとの「初めまして」が起きている時代。プロフィールがあなたの第一印象となっています。

第一印象となるプロフィールで、あなたがどれだけお客さまの視点に立って、必要なことを伝えられているか、心に響く伝え方ができているかで、未来のお客さま候補の人があなたを選ぶかどうかが変わってくるのです!

念のためお伝えすると、このシリーズでお伝えするお客さま目線で書くプロフィールは、「●ヶ月で〇倍集客できるプロフィール」とか「●秒でフォローされるプロフィール」といった効果をうたうものではありません。

わざわざ分量のあるプロフィールを読むくらい真剣に、あなたか誰かを探している未来のお客さまの、あなたへの信頼をつくるプロフィールがテーマです。

実際、お客さま目線でプロフィールをつくり直したことで

「新規のお客さまの対応もすごくやりやすくなりました!」
「直接ご案内していないのに、初めから継続コースの申し込みがありました!」
「(口頭での)自己紹介でも、自分の強みを伝えやすくなりました。」

といったご報告は、たくさんいただいています。

わたし自身、はじめましてのお客さまから「プロフィールを読んで直感でお願いしました」とか「プロフィールのイメージ通りの人です」などという言葉をいただくことがあります。

嬉しいのはもちろんですが、プロフィールを読んで最初から信頼を持って来てくださっているので、仕事も進めやすいのをしみじみと実感しています。

わたしがプロフィール作家になったきっかけ

あらためまして、こんにちは!
プロフィール作家のハナです。

図書館司書、編集者、広報など、30代半ばまで転職を繰り返してきたわたしが、プロフィール作成をはじめたのは2020年。
コロナ禍がきっかけでした。

zoomの急速な広がりと共に、あちこちのコミュニティで開催されていたオンライン勉強会。そこで知り合った仲間たちは、アロマの講座や占い、セッション、読書コミュニティづくりと、どんどん才能を発揮していっていました。
その姿を目の当たりにして、わたしも何かしたい!と思うようになったのです。

でもその時のわたしは、「いろいろやってきたけど、どれも中途半端。それにわたしは、表に出ていくような性格でもない・・・」と思っていました。
「あなたは話を聴くのが得意でしょう?」と言われても自信がなく、せめて何か、持ち帰ってもらえる成果物があった方がいいのではないか?わたしのように自分のことを伝えるのが苦手な人も、プロフィールがあれば助かるのじゃないか?と思いついたのが、プロフィールの作成でした。

未経験だったので、まずはボランティアからスタート。
世界の子どもの識字教育のために寄付を募る、ファウンドレイジング企画に参加して、プロフィールを書くサービスを提供することを始めました。

思っていた以上に喜んでいただけたことが、「自分にはこれというものがない」と思っていたわたしには、嬉しくてたまりませんでした。

より深い想いを引き出せるように、コーチングやインタビューを学び、わかりやすく伝える技術を身に付けたくて、ライティングの講座に通い、2022年にプロフィール作家として独立しました。

いちばん難しかったプロフィール作成

これまでにプロフィールを作成させていただいた100名以上の方々は、ライフコーチ、カウンセラー、セラピスト、経営者、講師、アーティスト、伝統工芸の作家の方など、多岐にわたります。
お一人ひとりのご希望に応じて、さまざまなスタイルのプロフィールをつくらせていただきました。

そんなわたしが、いちばん書くのに苦労したのが、わたし自身のプロフィールです。

短いビジネスプロフィールはすぐに書けても、ストーリーのある長めのプロフィールは、ほんとうに難しくて・・・書くのに半年以上かかりました。

というのも、自分のプロフィールを書くとなると、これまでの人生を振り返って、いろいろなことを思い出して、どうストーリーにまとめればいいのかわからなくなったからです。

自分のことは、何を書いて何を省略していいのかの冷静な判断もしづらくなります。時には想いがあふれてきて、核心となるメッセージを、読んだ人にも伝わる言葉にしにくくなります。

わたしたちは、自分のこととなると、ついつい内側に目が向いてしまい、プロフィールを読んでくれる未来のお客さまの視線を忘れてしまうのです。

でも、今になって振り返ると、自分のプロフィール作成に苦しんだ半年は、宝ものです。
この時の試行錯誤があったからこそ、プロフィール作成の勘所を体系化することができ、お客さま目線で書くためのポイントやコツも、よりクリアに見えてきたのだとわかります。

そのエッセンスを余すことなくまとめたのが、この読んで学ぶ講座お客さま目線で書くプロフィール」です。

この講座では、HPやブログなどに掲載する、ストーリーのある長めのプロフィール作成についてお伝えしていきます。
個人事業主やフリーランス、経営者をはじめ、ご自身のビジネスやライフワークを持っている方向けの内容です。

プロフィール作成は自分の「これから」と向き合う時間

プロフィールというと、これまでの経験や実績のまとめ。過去から現在までのことを書くものというイメージがあるかもしれません。
でも、それらの情報を収斂させていく先は、これからのあなたです。

自分の未来と向き合いながら、お客さま目線で書くのがプロフィールなのです。

ただ、これまでに、プロフィール講座や1対1のプロフィール作成に来てくださった方のほとんどは、自分のプロフィールをつくってみて、その難しさを実感していたといいます。

・見よう見まねでつくってみたけれど、プロフィールに書くべき内容がわからない
・起業塾でプロフィールのテンプレを習ったけれど、けっきょく完成しなかった
・コンサルタントのアドバイスをもとにつくったけれど、あれこれ盛られすぎていて自分ではないみたい・・・

経歴や資格、実績などをまとめた短いプロフィールであれば、落とし所も見えやすく、プロフィール作成のテンプレも生かしやすいと思います。
一方で、自分のストーリーと一緒に伝えるプロフィールには、正解となるテンプレはないと、わたしは考えています。

あなたの人生が誰かと同じということがないように、あなたを伝えるストーリーも唯一のものです。そして、あなたの未来のお客さまが、どんな状況の中で、どんな目線でプロフィールを読むのかによっても、書き方が変わってきます。

なので、このマガジン「お客さま目線で書くプロフィール」では、テンプレを提供したり、プロフィール作成の手順を手とり足とり解説したりすることはしません。

プロフィールとはどういうものなのかという全体像を知っていただいた上で、自分を客観的に見るための枠組みや、お客さま目線で書く時のコツをお伝えしていきます。
その方が、自分が対象とするお客さまやプロフィールを掲載する媒体に合わせて、自由にアレンジしやすいからです。

プロフィールを書いてみたことのある人であれば、これまでの自分のプロフィールに、今すぐ追加したいことやアレンジしたいことが出てくると思います。まだプロフィールを書いたことがない人であれば、書き始める前に、プロフィール作成の地図を手にしてしていただけるでしょう。

何より、プロフィール作成は、これからの自分の方向性や「こう生きる!」というアイデンティティを決めていく機会でもあります。

新しいプロフィールを手にしたあなたの目線は、明るい未来を向いているはずです。


この講座でお伝えすることは、2024年の夏までオンラインで開催していた、プロフィール講座の内容を再構成したものとなっています。(2024年3月に大幅にリニューアルした後の内容です)

ご参考までに、リニューアル後の講座に参加いただいた方からのご感想を、いくつかご紹介します。

「お客さま目線で書くプロフィール」のご感想

プロフィールをつくる上で大切なポイントが、シンプルかつ贅沢に盛り込まれていて、大変勉強になりました!!

(ライフコーチ)

丁寧で無駄がなく、まとまってわかりやすくて、私の頭の中が整理されていく感じでした。 ・・・(中略)・・・それにしても、こんなにクオリティが高いのに安すぎです!

(心理カウンセラー)

・・・自己流だと、自分の表現したい内容が100%伝わらなかったり、正しく伝わらなかったりと効率が悪かったりするのが大半だと思います。今回の講座を受けて、プロフィールを作成する際の押さえるべきポイントや、注意するポイントが分かりやすく纏められていてよい学びになりました。

(子育てコーチ)

プロフィールの概念がガラッと変わりました! プロフィール作成は人生の棚卸しと未来への宣言みたいなものかもしれません。

(匿名希望)

しっかり振り返りながらプロフィールを作ることで、自分の軸を明確にできて、自信をもってサービスが提供できることにもつながると思えました。

(メンタルコーチ)


このシリーズが、あなたが伝えたい想いを言葉にして、これからたくさんの人に届けていく節目にご活用いただけたら、とても嬉しく思います。

それでは、まずは次の記事で、プロフィール作成の大前提となるプロフィールの役割についてお伝えしていきます。

この記事のまとめ

・心に届くプロフィールの秘訣は「お客さま目線」で書くこと
・体系的にポイントやコツを知ると、自分のプロフィールを書きやすくなる
・プロフィール作成はこれからの方向性やアイデンティティを決めていく機会

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