長い正月を終えて
20歳の国「長い正月」無事千秋楽を迎えることができました。
最初にみんなで本読みしたときに、
わーこれ面白くなりそうだねーなんて話をみんなでワクワクしながらしてたので、
面白くなる!
という確信はありつつも、
まさか連日満員、当日券で列ができるなんてことは想像していませんでした。
竜史とは「閃光ばなし」で出会って、
プレ稽古の初日にたくさん話しかけてくれて、
たくさんわたしの話にも耳を傾けてくれて、
公演中、プライベートですごく悲しいことがあった時も、
言葉にはしなかったけど、
心配して励ましてくれた大切な仲間だったから、
「僕の芝居出てくださいよ〜」と最初にわたしに言ってくれた通り、
オファーが来たら絶対に受けようと決めていました。
自分よりも後輩、と言っていいのかわからないけれど(なぜならわたしが演劇スタートしたのが27歳だし初めてギャラをもらって舞台に立てたのは29歳だったから)
自分よりも年下の方の作・演出の作品に出るのはこれが初めてで、
きっと竜史も伝えづらいことがあったと思うけど、
ユーモアを交えて、的確に作品のより深いところに導いてくれたこと、とても感謝しています。
竜史のおかげで、
みんなニコニコ、毎日ご機嫌で壁にぶち当たってもみんなで話し合って、
気づいたら乗り越えてて、
さらりとみんなとんでもないことやっていて、
みんなで天才だーと褒め称え合って、
尊重し合って、とても温かで幸せな現場でした。
というか2023年、本当ーにどの現場でもみんなに良くしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。
「人魚姫の海」では色んな形で表現活動をしている人たちとの出会いもあり、その縁が今も続いていることがとてもありがたいです。
「悪い仲間」では、憧れのシェイクスピアの作品に関わる機会をくれた河合先生をはじめ、小田さん、田代さん、髙山さんと演劇界のレジェンドたちと本当に楽しく居心地の良い作品作りができました。
新国の先輩、今井さん、後輩の未央ちゃん、同期の航と共演できて、
あぁ、わたしのルーツは、ふるさとはここにあるなぁと再認識できた作品でした。
「エミリア・ガロッティ」
では、
まさかまさかの男役。
男性を演じたことで、そして本当に余計なものをそぎ落としてシンプルに言葉のエネルギーだけでやりとりする、ということに挑戦できて、俳優としてパワーアップ出来た気がします。
(その反動で長い正月ではふざけすぎてしまったかもしれない笑)
夏野さんの魅力はその明瞭で聞き取りやすい声にあるんですよ、
と何度も伝えてくださり、
わたしの長年の声にまつわる呪いを解いてくださった演出の木内宏昌さんには感謝しかありません。
昨年、精神的にとても落ち込み、
もう演劇続けられない、、、
と思っていたし、
新しい仕事も何も決まっていなかったところから、
たくさんの素敵な出会いが2023年を彩ってくれました。
そして、今も、またスケジュール真っ白になってしまいました!笑
そろそろわたしも、わたし自身にもっと活躍していいんだよ!
もっとたくさんの人たちに喜びを与えて、
その喜びが自分に還ってくるのをちゃんと受けとってもいいんだよ、
と許可してあげないとなーと思っています。
なので仕事ください!
なんでもやります!
みんながニコニコ健康に喜びを持って表現できる環境を創っていくことに、
全力で奉仕します。
人に危害を加えること、
選択の自由を奪うこと、
にNOを叩きつける強さをもって、
全力で奉仕します。
ですからどうか神様、
わたしをまた、必要としている場所に置いていただけますように。
自分自身の輝きが、たくさんの人たちを輝きを増すことができますように。
今年も一年どうぞよろしくお願いします。