窓辺にて
窓辺にてを鑑賞。今泉監督の作品が とても好きで とても鑑賞するのを楽しみにしていた作品です。
鑑賞していて 感じたのは 言葉が消えた瞬間に浮かびあがる表情が とても魅力的だったり言葉が 表れる前の空気感や表情が 興味深かったり 言葉が存在しない空間が なんか とても豊かで 美しかったことです。
好きな場面は 市川茂巳さんと紗衣さんのお母さんが 一緒にケーキを食べたり 写真を撮ったりしているところです。この空間に茂巳さんの紗衣さんに対する とても自然な想いが存在しているような… 観ていて じんわり心に沁みる場面でした。
スクリーンで 市川茂巳さんを観ていると… 普段 自分自身 誰かに 肯定されることばかり望んでしまうけれど それは 自分にとって都合の悪い言葉を否定していることだなと思えて… 茂巳さんのように 一度 うん…そうだね…と受け入れられたら なんか いいなと思えます。
窓辺にて とても豊かな時間を過ごせる映画でした。映画館で スクリーンで 出会えて良かったです。
そして 様々な人の 様々な想いを そのまま 大切にしている映画だと思いました。