神々しい。そして心が澄みわたる。
年末年始は2週間ほどをヨーロッパで過ごした。
寒いヨーロッパは人気がないのかと思っていたけれど、クリスマスの雰囲気を楽しむ人達でいっぱい。ミラノのドゥオーモの周りでは、クリスマスマーケットが展開され、ホットチョコレートや、クリスマス人形、お菓子、手作りの帽子などを売でる店が並んでいる。
久しぶりにドゥオーモの上に登ってみた。 まるで天空の庭園である。
少しでも人が少ない時間帯に・・という理由で早起きをして朝一番にいったのだが、日の出が遅い冬のヨーロッパでは、ドゥオーモの屋根に行くには最高の時間だと思う。
そして一望出来た景色が冒頭にご紹介した写真。
135本の尖塔の上にひとつひとつ立つ聖人たち。そして一番高い位置に君臨するマドンニーナ(聖母マリア像)。
このマドンニーナを含めるとDUOMOの高さは108.5メートルだという。
この聖人たちに守られた都市ミラノ。この土地でドゥオーモの非の打ちどころのない建築の美しさに見とれながら、心が穏やかになっていった。
そして地上100メートルの空中にあの聖人たちが朝日に輝く姿が目に焼き付き、忘れられないものになった。
旅の醍醐味というものは、新しい風景、以前に訪れていたとしてもまた新しい発見をして、何かを感じること。
お金を使うならモノではなく体験に使いなさい、という。
帰国した私に「2週間もヨーロッパに滞在なんて、いったいいくらかかったんですかあ?」と馬鹿げた質問をしてくる人をスルーして、お金への価値観は人それぞれ異なるものだとつくづく思う。
安くはない、だけど今の私には休暇が必要だったから、また大好きなヨーロッパへ向かった。
おかげで、美味しい食べ物、初めて会う人々、美しい建築物、職人の作る工芸品などに触れ、多少バーンアウト状態だった放心した状態から、自分を取り戻しつつある。
本当はやることが山ほどあって、整理しなくてはいけない事もたくさんあるのだけれど、このnoteのなぜか心地よい空間にまた書きたくなって、そして久しぶりにみんなの記事も読んでいる。
またよろしくお願いします♪