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お金のこと / 子育てとお金

うんと短く、子育てにおけるお金のこと

偉そうに言えるほど、自分の子どもたちに上手に伝えられたワケではなく、失敗しながら段々と学んだ結果、お客様や周囲の若いお父さんお母さんたちから、お尋ねいただくとお伝えをしているのは

「お金の意味を教えないで、使い方だけを覚えさせてはダメですよ。」と。

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こんな会話、場面での【お勧めしない対処】
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子ども「ねぇ、お腹空いた。」
親たち「じゃあ、コレで何か食べなさい。」
    (千円札を渡す。)

別の日に

子ども「ねぇ、友だち来てて暇なんだけど。」
親たち「じゃあ、コレでゲーセン行ってきたら?」
    (千円札を渡す。)

これでも、お金を使うことは覚えますし、もしかしたらゲームに強くなるかもしれませんが、少し物足りないように思います。

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同じ会話、場面での【お勧めしている対処】
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子ども「ねぇ、お腹空いた。」
親たち「冷蔵庫の材料でググッて何か作れば?」
    (iPadを渡す。)

別の日に

子ども「ねぇ、友だち来てて、暇なんだけど。」
親たち「じゃあ、コレらで何か作って見たら?」
     (段ボール箱とかを渡す。)

冷蔵庫にある材料を確認して、クラシルとかで調べて、食べたいものを、頭も手も動かして作る、すぐに出来なくてドンドン、お腹は空くし、指をケガしたり、ちょいとヤケドくらいするかもしれない。出来上がったモノは、ゲゲゲなものになるかもしれない、けれど、失敗を学べるし、上手に作ってくれる親たちに対する感謝、飲食店さんに対する敬意とかも感じるかもしれない。まぁ、少々ひどい味でも、最高のスパイス・過激な空腹と達成感が、きっと美味しく仕上げてくれる、のでは?

遊びについても、これからの時代を担う子たちに、ネットやスマホ、ゲーム機のゲームをしてはいけない、とは言いません。たしなみとして、サクサクこなしておくべきだとは思いますが、「作り手が準備した舞台の上で、プログラムに遊ばれてばかり」では、自らのクリエイティビティで「自分が舞台を作る人」にはなりにくいのではないかと、と思います。たまには、空箱、段ボール箱、などなどとハサミやガムテープなどで、切ったり貼ったり、塗ったりも、試してみたらどうかと思います。もちろん、終わった後のお片付けも込みで。

お金を使わず、子どもたちの知恵と手間を使う、ことが大事だと思います。

日本には「レモネード売り」がないから...


アメリカにしばらく居た友人が「子どもがやっているのよ、あちこちでレモネード売り。私は、品質が恐ろしく飲まないけれど、アメリカ人は、みんな車を停めてまで、買うのよ、飲むのよ。取り組みを応援するのよねぇ。」と。

日本に何かあったかな、こんなの、と思うと、せいぜい「肩たたき券」くらいでしょうか。レモネード売りは、道具を揃え、材料を仕入、調理し、ポップを作り、値決めし、笑顔で声をかけて販売しようとして、うまく行かなかったり、買ってもらったり、と働くこと、お金を稼ぐこと、その難しさなどなど、などなどなどなど、どれ程のことを学べるのでしょう。

日本でレモネード売りをしようとしたら、子どもは勉強しなさい、衛生的でない、これで食中毒を起こしたら誰が責任を取るの、お金を稼ぐなんてことを覚えさせなくて良い、危険だ、ましてやコロナ禍の今は完璧に不可能ですけれど;

日本には、レモネード売りがなくて、子どもが稼ぐ手立てがないのだから、せめて、誰かの財布から湧き出るお金を、その湧き出る意味も分からないうちに、使うことだけを手練れにしなくても良いのではないかと思います。当面は「お金は、感謝ありがとうの代わり」なのだとだけ、お伝えしておきたいです。

「お金は、感謝ありがとうの代わり」、感謝の伴わないお金は虚しい。

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長男の持ち帰った銀食器、磨きました。けれど、数が合わないw 

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