「かけAI実験室」へようこそ。
今回はChatGPTに実装されたCreative Writing Coachという新機能を使って通常のブログを小説風に生まれ変わらせる実験です。いつものブログがChatGPTの力でどのように変化するのか、見ていきましょう。
Creative Writing Coachとは?
Creative Writing Coachとは、文章を芸術的に昇華させるためのツール(ChatGPTの説明のママ)です。この機能は、執筆技術を向上させ、創造力を刺激し、様々な文体や表現技法についての洞察を提供するとのこと。ChatGPTを使用して、文章を入力するだけで、具体的なフィードバックや改善提案を受けることができるんだそうです。
うまく使いこなし、文章力を磨き上げていけば小説家デビューも夢じゃないかも!
そこで、前回記事をCreative Writing Coachの下、「芸術的に昇華」したら、どうなるのか?
ちなみに前回記事では、絵心ゼロの私がChatGPTのDall E3の機能を使ってピアニストの絵を四苦八苦しながら描いた顛末を書きました。それとまったく同じ文章を入力し、「小説風に書き直して」と指示してみました。
小説風に書き直した結果は、次の通り
『この夜、AIとの共創が彼に新たな才能の扉を開いたのだ』だって!
たしかに、自分ではこんなことは恥ずかしくって書けない。
ChatGPT君ならではの発想ですね。
実際にブログを書いたのは朝だったけど、ま、そのあたりのツッコミはやめておきましょう。やっぱ小説にするなら夜の方が雰囲気が出るもんね。
どうでしょう?
『背景がより深く描かれ、読者を引き込む力が増した』(ChatGPTからの引用)でしょうか?
ただ、単なる「小説風」だと面白みに欠けます。
そこで、今度は「少女向け恋愛小説風」に書き直してと頼んでみた。
少女小説風に書いた結果は次の通り
タイトルが『星降る夜の奇跡』ときたか。
妖精か、王子様でも出てきそうな雰囲気だ。
少女小説というより、子ども向けのお伽噺風になっている。
偶然だが、最後に「愛」が必要だというメッセージも少女小説風に書くと、何だかしっくりくる感じがするのは私だけでしょうか。
うん、まったく違った文章になっていて、面白い。
これで若年女性向けのライティング依頼が来ても自信を持って対応可能だな。
実験結果
Creative Writing Coachの使い方として今回の実験が正しいかどうかは分からないが、パロディ作品を作るのに非常に有効なことが分かった。
また、小説を書きたい、けど「表現方法」が思いつかないという人はこのツールを使えば、「ベタな小説」を書く練習として有効に使えることでしょう。
何よりChatGPTは使用者の文章や命令を学習していくので、何度も何度も使い続けているうちに構成を書くだけで、「自分らしい」小説が一本完成する日がくるかもしれません。
ただ、こうなってくると「自分らしい」文章とは一体、何なのか。だんだん分からなくなってくるという…奥深い話になってしまいますね。