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広告動画のシナリオ作成法②動画のテイストと参考になる動画、LPを決める
【企業VPのプロが教える、広告動画・PV映像のシナリオ制作法】目的に合わせた構成・ナレーション原稿・台本の書き方を解説
前回のブログで紹介した「商品とその特徴のピックアップ」が終われば、次に動画のイメージを膨らませる段階に移ります。これをせずに「制作会社にお任せ」で発注してしまうとまったくイメージの違う動画や企画書が返ってきてしまい、双方にとっての時間的ロスに繋がりかねません。また、一部の心無い広告代理店や動画制作会社の場合、わざと製作費のかさむ企画と演出を用いることで自社の売上アップを図るかもしれません。時間とコストの無駄を防ぐためにも発注前に自社内で動画イメージをある程度固めておきましょう。
3.動画のテイストを決める
商品の魅力を伝えるためにどんな映像を作りたいのか、おおまかなイメージを考える作業です。例えば、「真面目で誠実さの伝わる映像がいいな」「ちょっとユーモアや遊び心のある方が見てもらえそう」など、ターゲットと主力媒体を想像し、映像の完成予想図を描きます。他にも「内容が分かりやすい方がいいな」「洗練されたイメージが欲しい」「商材名や会社名を覚えやすいものがいい」「驚きとインパクトのあるものがいい」といったように抽象的でもいいので、挙げていきましょう。
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ただし、この時、多くは上司の好みや会社のイメージで映像イメージも合わせがちです。必ず、第三者目線に立ち、訴求するターゲットは誰なのか、そのターゲットに情報を効果的に届けるにはどんなテイストの映像が最善なのかをしっかりと検討するようにしましょう。もし、数字的な裏付けが欲しい場合は下記、「4」とも重複しますが動画やLPのまとめサイトなどを参考にして再生率の高い動画やアクセス数の高いサイトを探してみるのもよいでしょう。そうした市場調査を実施した上で動画のテイストを言語化しておけば、この後の作業でブレずに進めることができます。
また、言語化が苦手な方は下記にチェック表として挙げておきますの、イメージに近い項目をチェックしておくと他の制作者や外部スタッフとのイメージ連携がしやすくなるでしょう。
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4.参考となる動画やLPを探す
前項「3」と同時並行でも構いませんが、動画のイメージが固まればその手本となる動画やLPをインターネット上で検索し、見つけます。「動画」「サンプル」などのキーワードで検索するとたくさんの動画が出てくることでしょう。
また、ラッコキーワードなどを用いてアクセス数の高いランディングページを選び、そのサイトの配色やテイストを参考にするのも良いでしょう。けっしてお手本とする動画、LPは同業種である必要はありません。むしろ、他業種でもいいので目指すべき会社があればその会社の商品から参考コンテンツを選ぶようにします。
こうしたイメージを会社メンバーで共有しておくと、この後の映像制作がスムーズになるばかりか、自社の強みや商品特性を整理し、再確認することができます。また、代理店や制作会社に動画制作を発注する場合であっても、ここまでの作業はクライアント側の必須業務です。けっして「お任せ」で済ますことなく、自社でブレストし、方針を決定しておきましょう。