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パリにじんわり染み込むニッポンスピリットとジャムの蓋
フランスでのセラピストとしての体験を綴っておこう。
わたしのレイキの教え子マスターさんは、フランスでとても勢力的に活動している。ヒーリングも伝授もすごい数をこなしていて、教え子さん達を集めての練習会も定期的に行なっている。
マスターさんのその姿勢や、どんどん輝きを増して高みへと進む姿には、いつも尊敬と眩しさを感じる。
さらに、時折送られてくる活動報告や、疑問、質問などのメッセージは、わたしにとっても貴重なケーススタディになっている。
会いたいね、ゆっくり話したいね、と思っていたのを実現する機会が巡ってきたタイミングは、年末の誰もが忙しい時期。そんな時期にもかかわらず、マスターさんは教え子さん達を集めて、急遽の練習会を催してくれた。
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集まった5人は皆、レイキレベル3の生徒さん。
まずは自己紹介に加えて、最近のヒーリング体験のシェアをしてもらう。
レイキヒーリングの実践体験、受け取る感覚は人それぞれで、経験が浅ければ尚更のこと、人の経験、感じ方がとても参考になるものなのだ。
こういったシェアができるのは、セラピスト同士が集まる練習会ならでは。
わたしにとっては、それぞれの人のパーソナリティやレイキの経験値などが分かって講座を進める参考にもなる。
それとともに、彼女達のお話を聞きながら、何ともいえない感動があった。
こうして日本発祥のヒーリングであるレイキが日本人によって、フランスの地で伝わっていっているということは素晴らしい。
彼女達の手を通して、その家族や知り合いが癒されて、踊ったり会話したりする相手にも自然にニッポンスピリットが伝わって、じんわーり広がって行っているのだなぁ。それはとっても素敵なことだ。
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さて、講座前半では、ハイヤーセルフ、ヒーリングガイドを招く瞑想誘導を行った。
わたし自身がこのフランス行きを決めたのは、ハイヤーセルフのメッセージによるものだったので、ぜひとも皆さんにもその素晴らしい体験を享受できるようになって欲しかった。
後半では、実践練習としてスピリットコードのヒーリングをやってみる。
テキストには載っていない応用編を、知ること、やってみることでレイキヒーリングの幅を広げてもらえたらいいなと思った。
短い時間に詰め込んだワークだったけれども、喜んでもらえたようだった。
ワーク後は食事に出かけて、みんさんとゆっくりお喋りできたのも楽しかった。
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振り返るとフランス滞在中は、この日のグループ練習会の他にも、パーソナルのレイキヒーリング、ヒプノセラピーや、チャネリングなど、色々やらせてもらった。
マスターさんとは、ゆっくりたっぷり会話ができたし、それはそれは濃密な日々となった。
いろいろのセラピスト実務があったのに、なぜだか、最終的にわたしにとって一番の達成感があったのは、とても些細なことだった。
それが自分でも不思議で、このダラダラと書いた文章で残したかったのは、実はこの事なのだ。
それが『ジャムの蓋』。
ある日の台所のひとコマで、マスターさんが、ジャムの蓋を不在のムッシュに開けておいてもらえばよかった。と呟いた。この家では、蓋開けはムッシュの役目なのだそうだ。
わたし「レイキで蓋が開くの、知ってますよね?」
「蓋が?」と言う問いに「全ては波動ですからねぇ」と答え、
トライしてみて、「やっぱり無理」と言うため息に
「無理、と言っている間は一生無理です」と叱咤激励し、
「どうやって。。。」と言うつぶやきに
「あなたがいつも植物に話しかけているように、猫と話すように」と言って、見守る。
わたしが次のアドバイスを言おうかと、息を吸い込んだタイミングで、
「待って、繋がった感じがする!」
と、その瞬間、パカっとジャムの蓋が開いた。
パカっと、「彼女の中の何か」も突破した感じがして、それが、わたしは物凄く、ものすごく嬉しかったのだ。
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ここまで書いて、分かってきた。
わたしは今回、応用やレベルアップに繋がることをテーマとして選んだけれども、本当に大事なことは、レイキをもっともっと日常に使ってもらうことだったんなだな。
これからは、今まで以上にもっと丁寧にレイキを伝えていこう。
それがこのフランスセラピスト紀行のわたしの成果。
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