山田太郎議員とネット選挙

 はい、旬をとっくに過ぎた話題ですね。

 ではありますが、基本的にここでは、時既に渦中という話題は扱わず、ある程度世間的にも自分的にも落ち着いた話題を振り返りつつ考えていきたいと思っています。

 というのは、渦中の話題というのは賛否共に激化しやすいんですよね。何せ溺れてるわけですから。冷静さを欠いた状態で意見を述べると、あんまり良いことないよなぁということで、今更感のある話題を一歩引いて観測していきますよ。(後出しジャンケンがしやすいという説もありますが……)

 さて表題について。私自身も選挙期間、TwitterでやたらとRTしてましたが山田議員です。あの時は自分を含めて「普段は政治的な話題はしないんですけど……」的なことわりを入れつつRTしたり応援したりしているオタク界隈の皆さんが結構いらしゃった印象があります。

 前回(調べたら第24回参議院選挙だそうです)、比例で29万票取ったのに落選という大記録(?)を打ち立てた印象が強く(この時も投票してました)、今回は当選してもらわねばという思いが強くありました。

 というのは、オタ界隈に身を置く人間(の一部)は実感として、自分達の表現の自由がじわじわと狭められているという思いがあったんですね。具体的に言うとスケベブックにおける消しやモザイクの問題。「昔はここまでじゃなかっただろ!」というのが商業誌・同人誌即売会でのチェックのそこかしこから聞こえるようになり、「最終的には一体どうなってしまうのか」という不安が広がっておりました。特定の身体的特徴のあるキャラとかジャンルが丸ごと規制とかになったらどうしよう……みたいな。

 そんな中だったので、山田議員の存在は大変ありがたかったんですね。何せコミケ期間に国際展示場駅で演説してる政治家なわけですから。赤松先生も応援してるし、サークル参加者でもあるし、これはもう身内感覚なわけですよ。なので、身内に国会議員になってもらってなんとかこれ以上自分達の界隈を締め付けないように動いて欲しいという意識があったんだと思います。

 それでまあ見事に私の戦闘力は54万ですをキメて当選して頂いて、今も精力的に活躍してくださっているわけですね。TwitterやYouTuber、全部は追えてないんですがふと目にすると何かと頑張ってくれてるなという安心感がある。ありがたいことです。

 あとは、支持層ですね。ご本人が公言されているように、ふつおた(普通のオタク)以外、特定の支持母体はありませんよというところ。これも安心して信頼できる理由なんですね。何せ、オタク(の一部)は一度敵に回すと果てしなく面倒くさい。その辺りの実態をよくご存知だろう山田議員なので、まさか裏切りはしないと思うのですが、「他からの組織票はあてにしてないです」と言ってくれることによってまあ我々安心してあっさりとデレるわけですね。これはチョロインですわ……。

 ということで、選挙時に山田議員を応援した時の心境を思い出してまとめてみました。次回はこれに関連した記事をもう一本予定しております。

 

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