見出し画像

【発達障害児のマレーシア母子留学】ADHD児+英語ができないママが考えた勉強方法とは

マレーシアのケンブリッジ式インターナショナルスクールに、英語が話せないまま発達障害児の息子をYear4で入学させてから、もうすぐ3年が経過します。

今では、英語の下準備できていない子供の高学年からの入学は、絶対サポートが必要だと思っている私ですが、当時の私は今以上に英語ができず、何をどうしたら良いか分からない状態でした。

完全に準備不足の状態です。

英語ができない子供のマレーシア留学については、こちらの記事を参考にしてください。

さらに長男は軽度の識字障害とADHDの診断を受けています。入学当初は学びの面よりも学校での問題行動(衝動性)が悪化して、正直勉強どころではなかった時期もあるくらいです。

日本でも転校経験はありますが、言葉の通じない場所での新しい環境はとてもストレスフルなものだったと思います。

そのため、学校生活に必要な英語の勉強以外は、入学後半年ほど学校にお任せ状態でした。

英語に関しては、私の英語力ですから・・入学後すぐから家庭教師に基礎構築からテスト対策までお任せしています。

しかし、英語はともかくサイエンスや算数も、やっぱり授業についていけません。
本人も劣等感に悩み始めてしまったため、いよいよ本腰を入れてサポートを始めようと決めたのです。

ところが・・そもそも私が英語が分からない!

今回は、何をどうすれば良いやら試行錯誤し、友達や先生に相談しながら見つけ出したマレーシアのインターナショナルスクール(ケンブリッジ式)の勉強方法を、一つの記事にまとめました。

ADHDの診断を受けている長男向けな部分もありますが、勉強嫌いな子供にも有効なんじゃないかなと思います。(基本はサイエンス、記事後半にマスについての勉強方法もまとめています。)

現段階の息子の成績はオールAとまではいかないけれど、ファーストランゲージ(ネイティブ向けクラス)である英語以外はそれに近い状態、娘は英語も含めて常に好成績を収めています。

こちらの記事は、小学校高学年くらいからケンブリッジ式のインターナショナルスクールに入学・英語ができないママ・英語が苦手な子供・コストも時間も限られているご家庭におすすめです。

ケンブリッジのサイエンス(プライマリー)の特徴

最初に、ケンブリッジのサイエンスの特徴を説明します。
我が家は、まだ子供が二人ともプライマリー(小学生)であり、セカンダリーからはお話が変わってくるらしいので、プライマリーに限定した内容だと考えてください。

また、教育のプロでもないのに恥ずかしい・・部分もあるのですが、素人だから!さらに、親の言う事なんて聞きゃしない優等生タイプでもない子供の親の意見として読んでもらえれば嬉しいです。

ケンブリッジ式のサイエンスは年々知識を深めていくスタイル!

まずこちらは基本として覚えてしまいましょう。
日本では、小学校1年生で勉強した内容を小学校2年生でもやる・・なんてことはありませんが、ケンブリッジ式のサイエンスでは似た範囲を毎年繰り返し、年々知識を深めていきます。

例えば、Year4で粒子について学ぶとして、その学年では固形・液体・気体の粒子の違いだけを学び、Year5で沸点や融点について知るわけです。
こんな感じで、なんだか去年やったなぁと感じながら復習(実際授業中は去年の内容を覚えている前提で話が進むけど)と、新しい知識を追加していくと考えてください。

もちろん、全てのテーマがそうなっているわけではありませんが、大半のテーマは同じようにサイクルしていきます。
だから、苦手なテーマを作っちゃうと、毎年苦しむことになります。

「じゃぁ、Year1からではなく途中入学の場合はどうなるの?」って思いますよね?
そのまま突き進むこともできるけれど、やっぱり基本の知識が不足しているため、出だしで覚えることが多いし・・・ちょっと大変だと感じるのが正直な意見です。

入学時に先生に頼めば、去年のプリントなどをもらえるかもしれません。
もっとやる気がある方は、すでに子供がYear5〜6でも、Year4あたりまで遡って教科書を購入して学ぶことをおすすめします。
(うちは、そこまでできてません!)
Year1と2は息子ではなく娘が経験しましたが、高学年の子がわざわざ教材を購入するほどの内容ではないかなというのが私の意見です。

ただ、教科書以外にもYoutube動画やインターネット検索で、欲しい情報は手に入るので、教材購入ではなくコツコツ情報を自分で集めても良いですね。

英語ができない親としてはチンプンカンプン状態ですが、「調べたいテーマの英語名 Year4 Cambridge」などと入力すると、かなりの量の情報が出てきます。
あとはもう、翻訳しながら読んじゃいましょう。

ケンブリッジのサイエンスは説明能力が求められる!

私は日本の理科の授業では、比較的暗記や理解がメインだったなぁと・・思うのです。
ケンブリッジのサイエンスは「説明して!」「提案して!」「なぜそう思うの?」を、とにかく聞いてきます。

そのため、正直・・・「英語力が低い状態で高得点を取ることは難しいんじゃない?」と挫けそうになったのを覚えています。
今では自分の言葉で説明ができるようになった息子ですが(100%じゃないけどね)初めはほぼ暗記状態で挑みました。
暗記が苦手でない子なら、結構暗記で何とかなります!

また、サイエンスの説明では「文中で使わないと採点が下がる可能性がある単語」があるので、その点も意識してください。

イメージとして日本語で説明すると、肉食動物と草食動物の違いについて学ぶテーマの時に、「ライオンは肉だけを食べる動物だから肉を食べる」という説明では減点される可能性があります。
「ライオンは肉食動物であり肉のみを食べる」など、重要なキーワードを含むことが大切です。(肉食動物=Carnivoreが採点ポイント)

「英語力が伸びないとサイエンスは点が取れない!」とは言い切れません。
うちの場合は、授業で習った説明文をコツコツ暗記していくことで、少しずつ英語を書く力も伸びたと感じています。

ケンブリッジ式のサイエンスの学び方!【特性あり+英語ができない親子向け】

次に、英語ができない親子向け・・特に高学年から留学をスタートした方向けのケンブリッジ式サイエンスの学習方法をまとめました。
こちらもプライマリーに限定したお話であり、セカンダリーになると子供の成熟度や勉強の難しさも大きく変わります。


ここから先は

6,979字 / 2画像

¥ 480

よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートは今後の執筆のために利用させていただきます!