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Year4から入学した発達障害児がPrimary 卒業までにどの程度成績を向上させたのか

Year4で英語ができない状態、さらにADHD+ASD+LDの診断も受けている息子ですが、この3年で心だけでなく成績もぐんぐん向上しました。

Primaryの最終学年であり、一つの節目であるYear6の最後には、これまでの成績の中で最も良い成績が取れたんです。

今回は、そんな彼の努力と成長を一つの記事にまとめました。


入学時の息子の成績

入学時の息子の成績は、英語が落第レベルであるF、その他の教科もほとんどEまたは良くてCでした。
英語が分からないんだもん、仕方がありませんね。
さらに入学当初は、ストレスのせいで授業態度も最悪だった・・・。

英語の勉強不足は承知の上・・
悪い成績は想定内だったため、ショックを受けることはなかったです。
それでも本人は「これは進級できない成績だ」と自覚し、勉強の必要性を理解しました。(しかし、行動につながるまで長い時間が必要でした。)

Primary卒業時の息子の成績

年度末テストでは、英語・GP以外の教科は全てA以上を獲得できました。
GPは、もうちょっとでAだったから、惜しい。

英語は、、うちの学校ではPrimaryまでSecond language(非ネイティブ向け) クラスが存在せず、外国人もFirst language(ネイティブレベル) クラスです。
そのため、努力しても努力しても、なかなか高得点を取ることは難しかったです。

息子はYear7からのSecondaryでSecond language クラスに入るため、ようやく英語の成績も上げられるんじゃないかなと期待しています。
(これまでと違った新しい難しさがあるらしいけどね)

入学当初は、Primaryの間にC以上を増やせるかなぁ・・程度で多くを望んでいなかったので、私は息子を誇りに思います。
英語の課題は残ったけれど、我が家的には100点満点の成績です。

現在の勉強方法

学びのプロではないので、我が家が取りんだアプローチはサクッとお伝えしますね。

  • English 読解+ライティング:家庭教師+アプリ(Duolingo)

  • English Speaking:家庭教師+アプリ(Duolingo)

  • Mathematics:学校の復習+日本のドリル+親のサポート

  • Science:学校の予習復習+親のサポート

  • 中国語:家庭教師+アプリ(Duolingo)

他の教科はテスト前に集中して復習します。

年々親のサポートを減らすようにしており、現在ではテストの直前対策のみ私がMathematicsとScienceのサポートに入ります。

今のところ、来年も同じような動きの予定ですが、私のサポートをより少なくしたいと考え中。自立に向かっていかないとね。

マレーシアに来たばかりの勉強への拒否感が強かった頃の勉強方法については、こちらの記事に詳しくまとめています。

最初に定着するべき勉強への意識改革

勉強習慣をつけるためには、勉強への意識を変えなければいけません。

もっと小さいうちから、勉強の重要性と必要性を理解していれば、良いんですけどね。
正直うちは、、小学校低学年の頃の息子は「1日、穏やかに過ごせれば満点」と考えなければいけない状態でした。ほぼ、そんな日はなかったけど。

そんなわけで、勉強習慣がない子・勉強嫌いな子は、いきなり長時間勉強させようとするのではなく・・

  • 勉強は自分のために行う取り組みである

  • 勉強は自分の人生に欠かせないものである

  • 勉強は自分を成長させてくれる

この辺りを理解させなければいけません。

もちろん簡単ではないのですが、勉強の結果は意外と早く出ていきます。
1ヶ月でも成長を感じるには十分な期間じゃないかな。

成果が出れば、こっちのもので・・勉強が楽しいとまでいかなくても、「また勉強しよう」という気持ちになれます。
成功体験を積み重ね自己肯定感を高めながら、勉強習慣が身についていくんです。

特性が勉強の足を引っ張る子どもの勉強サポートのコツ

こちらは、今度また記事にしようと思うのですが、息子は軽度の識字障害と思い込みの激しさのせいで、よく無駄に失点します。

何度も問題を読み直す(でも、大体時間が足りない)以外に方法がなく、「問題読み上げ」などの配慮をいただくほど重度なわけでもないので、注意する程度しか対策がありません。

しかし、勉強中にできる工夫はあります。

息子の場合、読み込む力が弱い・・つまり教科書を読むだけではダメなので、動画や音を活用しています。
「読むのがダメなら聞け・観ろ」って感じです。

今度、この辺のアプローチについて、しっかりまとめて記事を書きますね。

これから息子が何を目指すのか

ケンブリッジ式のインターナショナルスクールでは、日本の高校生になる段階あたりの年頃で、ある程度自分の得意・不得意・将来の夢あたりを理解しておかなければいけません。具体的には3年後くらいですね。
IGCSEが、そういうシステムだから。

ここまでは、ただただ「成績を上げるための勉強」モードに入り気味だったのですが、何でも要領良く進められるタイプではないので、これからは息子の未来に向けた学びを優先させたいと考えています。

とは言え、今のところ息子自身に何も見えていないので、やっぱり選択肢を減らさないために広く広くやっていくしかない・・。

将来の方向性を特定のものに促す気もないし、可能な限り色んな体験をさせてあげるのが、今できることなのかもしれません。

まとめ

何回も帰国を考え泣いて笑って乗り越えた3年間でした。
正直、ちょっと前に退学届を出して取り下げた経験まであるくらい・・・山あり谷ありの・・全く穏やかな日々とは言えない状態だったんです。

これからも、きっとそんな毎日なんでしょう。

家族みんなで成長できた3年間、いつか息子がYear11を卒業した時に、ま他こんな記事が書けたら嬉しいです。

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スミレ🇲🇾発達障害児支援士
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