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インターナショナルスクールで英語環境を構築するために必要な親の覚悟と運

多方面から耳にしますが、現在マレーシアのインターナショナルスクールでは生徒の国籍比率がうまくいっていないケースが多いようです。

クラスの半分が日本人・・なんて学校も珍しい話ではないみたい。

うちの学校でも40%が日本人・・のクラスが存在した年もありました。
今年は、70%が韓国人のクラスが2学年あるようです。

そう・・この比率、学年と入学する年によって大きく変わるんです。

子どもが通っているインターはボーディング(寮)があるため、セカンダリーくらいになると寮生の日本人がドカンと増えます。
でも、プライマリーは比較的日本人が少ないです。

韓国の方は母子で来るケースがメインなので、プライマリーからたくさんいます。


日本人だらけになるかは運次第なところかも

日本人が少なければラッキーか?

安易にそうとは言い切れないけど、日本人が多い学年に入学するより英語の成長スピードは断然早くなると思います。
だって学校で、長時間英語しか使えないからね。

しかし、入学する学年の日本人の数は事前に確認できても、同時入学の数までは正確に把握できないかもしれません。
飛び入りも受け入れる可能性がありますし。

さらに、多くのインターでは途中入学を受け入れているので、学期ごとにどんどん母国の生徒が増えるなんて話も珍しくないです。

7割同じ国の生徒でも英語環境を徹底する親もいる

これは本当、尊敬しかありません。
うちの学校で生徒数が急激に増えている韓国ファミリーの中には、徹底的に韓国の方との接点をなくしているご家族もいます。

放課後・休日は英語を話す友達としか遊ばせない+親も韓国人との付き合いを最小限にする。
目的に向かっての振り切り方がすごい。
それに不満を言わない子どもの意識の高さもすごい。

もちろん、そのようなご家庭のお子さんは、短期間で英語が急成長します。
やろうと思っていても、実際はなかなかできないんですよこれが・・だから、本当にすごいとしか言えません。

一カ国の生徒が多過ぎるのは他の国の子には関係ないのか?

日本人である私たちは、韓国の生徒が増え過ぎて韓国の方が困っている状態を客観視できる状態です。来年は日本人が同じ立場かもですけどね。

しかし、自分の国の生徒の比率が高過ぎないから問題ないかというと、そうでもありません。

学校が母国語使用禁止を徹底できていないため、比率が高い国の言語が教室で飛び交ってしまうんです。

結局のところ、やっぱりマレーシアの子(ここはマレーシアですしマレーシアの子は英語が堪能なので)以外の特定の国の生徒(母国語が英語でない国)が増え過ぎるのは、「良くない状態」と言えるんじゃないでしょうか。

でも学校も、生徒を選べるほど繁盛しているわけでもなさそうだし・・他のインターでも似たような問題が起こっているようなので・・仕方がありませんね。

同じ国の子が集まるってそんなに問題?

私は、問題だと思います。
ただ、マレーシアに何を求めて来ているのか?によっては気にならない方もいるかもしれません。

こちらの記事にも書いたのですが、日本人比率が高過ぎる学校に通うデメリットをパッと一覧にすると・・

  1. 英語の成長が大幅に遅れる

  2. 日本人グループの狭い世界の中で生きることになる

  3. 外国にいるのに日本での学校生活に近くなる

わざわざマレーシアに来ているのに、かなり大きな問題だと思いませんか・・?私は思います。

ちなみに日本人ママ同士のお付き合いも増えると思うので、ママ友付き合いが得意な方じゃないと苦痛かも。

しかし、お手頃価格+英語力が低くても入学できる+日本人エージェント推薦+寮付きなどの付加価値がついたインターナショナルスクールは、高確率で日本人がたくさんいます。

自力で学校を探し出すか・・それでも最終的には運次第になっちゃうんですよね。

子どもが環境に馴染めば日本人比率はそんなに気にならなくなる

正直、マレーシアに来て1年目・2年目は「お願い日本人増えないで〜!!!」と思っていました。

しかし、子どもが問題なく英語が話せるようになり、日本よりもマレーシアの環境の方に慣れた今では・・前みたいな考えは減りましたね。

とはいえ、クラスの半分が日本人・・とかはキツイですけど。
新学期にハラハラする気持ちはなくなりました。

まとめ

「とにかく日本人が少ない環境で!」と考えている方には、そもそももう・・マレーシアではないのかもしれません。
マレーシアは学校に限らず、本当に日本人がたくさん住んでいます。
特に都会に行けば、日本人に会わないことはないくらい。

日本人比率の低さを優先順位の何番目に持ってくるのか?まずそこから考えてみましょう。

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