必殺、『バービー』返し!!
最近趣味を通じて知り合った人が、らんさん電話しましょう!という。
なので1hほど通話したのだけど、
話してみると、延々と「カルチャーに強い俺」ムーブをやられてしまった。
こちらのどんどん冷えていく温度を汲み取れないのか、一向に話は終わらず、
知らないだろうから説明してあげるね、という若干上からなスタンスも手伝って、週の初めから仕事終わりにドッと疲れてしまった。
久しぶりに典型的なマンスプを食らったなあという所感。綺麗な手本みたいなマンスプだった。
ここしばらくは、幸いにもそういう人は近くにおらず、映画や本のフィクションの中でしか見ていなかったタイプのマンスプだったんだけど、これ、実生活でやられると普通〜にメンタルが削れるな!!?
何かというと、「世間の、映画・『ジョーカー』の感想は浅い!」と、"俺の最強のジョーカー評"を延々と聞かされて、辛かったのである。
内容は特段目新しいものではなく、うるせー!そんなの宇多丸さんがラジオでとっくに指摘しとるわ!!と反論したくなるのを堪えてひたすらへーすごーそうなんだーbotと化した。
数々の映画を見て、何を学んだというのか。つくづく、映画は見てきた本数じゃねえ.....!!と強く実感したできごとでありました。笑
(わたしも別に完璧な人間じゃないけどさ。)
また、気になってしまったのは、得意な映画の話だけではなく、
彼の言葉の端々に、私が"ものを知らない女性である"と言うことを前提に話しかけてくるなと感じられたことだ。
(例えば、私が子供を持ちたくないという話をしたら、ああ、でも国が成長すれば少子化になるのは必須なんですよ。コストになるから。とかね。るせーよ、お前に言われなくても知っとるわ!!)
でも、今これを書いててハッとなったのは、この相手が自分が好ましく思っている相手だった場合、(早い話が惚れてる相手だった場合!)これまで普通にスルーしちゃってたな...ということ。
うるせーよ、知っとるわ!という、
一瞬、湧き上がってきた反論の言葉を飲み込んで、相手の喜ぶ言葉と態度をさっと自分の引き出しから取り出して、反射的に相手にあげていたと気づく。
自分は自分が思うよりも、媚びるのが癖になっていたようだ。同性相手だったら多分フツーに言えるんだよな、え、それは違くない?!とか。笑
さて、きょうのできごとに話を戻そう。
ここで学歴デュエルをしてもよかったのだけど、さすがに品がないのでやめました。
あまりにも長いので、最後はこちらから語りを打ち切らせていただき、
「あ、じゃあ映画好きならぜひ『バービー』観てくださいよ!何とは言いませんが、多分刺さるんで!」
と言っておきました。
これで伝わるといいんだけど....笑
ああ、ほんとに便利な映画よな、『バービー』は。グレタガーヴィグさん、改めてありがとう。