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歌うなら歯並び良くしとけ。

 こんばんは、スミレです。

 つい先日、歯の矯正が完了しまして。都合良く投稿企画で歯の話を出来そうだったので二重に嬉しいです。

 中学1年生〜専門学校1年生、13歳から19歳までの約6年間かかりました。矯正のために5本くらい抜歯しました。注射針とか大の苦手だったのですが、抜歯時の麻酔で克服しちゃいましたね。

 矯正しようと決めたのが6年前なので記憶があやふやな部分もあるでしょうが、矯正をスタートした時のことを何とか書き起こしていきます。

 初めに指摘したのは私の母親です。前歯が上下ともゴタゴタしている感じになっていて、「これ治せないかな」と。

 矯正かぁ、とその言葉を意識してから初めて、家から通いやすいところに矯正歯科があったことに気が付きました。興味なかったからスルーしてたんですよね。

 で、とりあえずパンフレットだけもらって、家で読んでみてびっくり。
 費用が、今私が通っている専門学校の学費くらいかかる。私と母とで「たっっっか!?」と。

 そんなこととは知らない私の父親はとっても軽いノリで「まあやればいいんじゃない?矯正って何するかよく知らんけど」って、許可は秒でくれました。
 パンフレット差し出して値段を見せたら父も「たっっっか!?そんなすんの!」と。血筋ってリアクションにも現れるんっすね。

 そんな父も、私の前歯のゴタゴタ感がなくなるなら、と特に嫌そうな素振りはなしに改めてオッケーをくれました。本当にありがたいことです。

 で、初診に父と行きました。主治医がレントゲンを撮ってくれて色々と説明してくださいました。

 何でも、私は「噛む力」がものごっつ強いらしく、だから前歯もゴタゴタするし、他の歯も歯茎内に押し込まれて露出してる分だけ見たら低身長みたいなことになっていたそうです、ここどう説明したらいいんでしょうか……。あと下の列の歯並びが、なんか、内股みたいになってました。

 緊張しているわけでもないのに歯を食いしばってばかりだったようで、先生に「今もギューっとなってるよ」と言われて初めてそんな癖があったことを自覚しました。

 まあ、そういう経緯でその病院で矯正してもらうことになりました。

 私は痛くなきゃ割と何でもいいと思っているので、歯並びが綺麗とか口内のお手入れがしやすいとか、そんなに気にしていません。
 お手入れしやすい、つまり虫歯で痛い思いもしにくくなるということですが、矯正前だって虫歯になったことはほとんどありませんでしたし、なったとしてもごく小さく浅い段階で発見・治療してもらえていましたから。

 だから今も昔も、矯正が重要だというような意識は薄いです。

 が、治療が済んでから、6年越しに気がついたのです、歯並びの悪さのせいで不便していたことがあったことに。

 小学生の頃、学校にあった合唱団に所属していましてね。外部の先生までお招きして結構本格的に練習を重ねていたんです。朝練で毎回体育館で走り込んだり腹筋背筋体幹柔軟いろいろやったり。

 で、発声練習の時にどうしても嫌いだったことがあります。
 それは、口を大きく開けて、下顎を左右に動かすことです。口周りの余分な力を抜くためのストレッチ的なやつだったと思います。

 これが痛くて仕方がなかったんです。しかも動かそうとする度にガコンガコンと引っかかる感覚がする。なんで先生やみんなは平気そうにやってんだ、と恨めしく思ったくらい。

 何せ幼かったですから、顎を動かして痛くなるのは普通のことだと思い込んでいたんですよ。ましてやそれが歯並びと関係しているなんて夢にも思わなかったのです。

 大きく口を開けて、そこで声を響かせて。口の動きをよく意識して、そして言葉をはっきりくっきりと発して。
 そういう基本的な、基礎的なことをこなす度に顎の関節が地味に痛むんです。歌うのは今も昔も好きだけれど、やっぱり痛いのは嫌だったな。

 で、矯正が済んだ今の私がふと上記のことを思い出しまして。試しにあの地獄かと思うほど苦痛だった例のストレッチ的な動きをやってみたんですよ。

 痛みもなく、引っかかる感覚もなく、至極スムーズに動きました。感動するほど楽々と動きました。
 いやほんと、マジで感動してます、顎がスムーズに動くこの感動、どなたか分かってくれませんかね。

 何だよ、こんなに心地良く動くならもっと早い段階で矯正してりゃよかった。そしたら楽しかった合唱団生活はもっと楽しかったろうに。

 今思い返せば顎の動きが劇的に改善されたのは親知らずを抜いてもらったあとだったはず。そして「まだ顔を出し切っていない今のうちに抜かないと、せっかく綺麗になった歯並びがまたズレるかも」という理由で抜歯したわけですから、やっぱり矯正したおかげと言えるでしょう。

 以上の経験からこの記事のタイトル『歌うなら歯並び良くしとけ』が生まれました。スポーツする人たちが歯を大事にしている話はよく耳にする印象がありますが、歌だっておんなじだぜ、とカッコつけています。

 もちろん歌わなくたって、痛くないに越したことはありません。料金が高いとか時間がかかるとかデメリットもあるけれど、矯正するか否か、検討する余地は大いにあると思っています。
 今なら歯に関するいろんな記事が投稿されるでしょうから、この機会に矯正も視野に入れてみては?それだけならタダでしょうし。

#いい歯のために

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