バナナの涙 2
🍌バナナ
🍒サクランボ
🍑桃
🍈メロン
いつも一緒の🍌と🍒。 🍌は🍒に、いつか🍑になるんだとよく語っているのですが、最近の🍒はあまり元気がない。
そして、🍌も最近はだるさを感じている。
「半年くらい前から、天然の肥料から、化学肥料に変わったよね?」
🍌は🍒に不安気に訊くと、
「それがどうした?」と少し冷たい感じで🍒は返事をした。
「だるいな~~って、最近24時間ずっと撒かれている薬は何だろう?」
🍌は🍒に愚痴るように訊いた。
「クリマラ?そんな名前だったな」🍒はだるそうに答えた
「ねぇ、🍒、前から気になっていたことを訊いていい?」
「なんか小っちゃくなってない?」
「気づいてた?」
「なにぃ~、ダイエット?」
「バカかお前は! さっき話した薬の影響だよ。」
🍒はさらに続けて🍌に言った、
「🍌、お前に聞くけど、最後に巨なるものになったのは何時か覚えているか?」
「えーー、あれ、何時だろ?」
「そういうこと、じゃ寝るから。」
「待って待って、ずっと向こうにある🍈、あんな大きかったっけ?それも薬が原因?」
「こっちからはよく見えん。🍌、ちょっと右か左に寄って・・・」
「あぁ、🍈か、もっと大きくなるかもしれない。なんせ、お上が望んでいるからな」
「🍒、オレ眠んだよ・・・」
「わかった、お休み」
🍌は、なんで🍒が日に日に弱っていっているのか、また、この異常と思えるこの状態をこっちが訊くまで、なぜ何も言わずにいるのか、🍌は説明の出来ない不安を覚えた。
(🍒、まだ何か隠している・・・)