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言葉の刃物で、毎日斬られる日々

 もう過ぎたことは忘れて、前に進もう。本当はクリニックとのやり取りを書くつもりでしたけど、なんだか虚しいというか、苦しいというか、前が見えなくなるので、この話はもうおしまい!

 心の手当もせずに、終わったことにするのは、間違っていたのかもしれない。
 もうあれから二ヶ月も過ぎたのですが、あのクリニックでの出来事が毎日毎日甦ってきて、言葉のメスで私を切り刻んで消えてゆくのです。

 GID治療を謳っている病院に、話を聴いてもらおうと思って、クリニックのWEBサイトに、GID外来、精神科外来って書いてあった病院を選んだのですが、なぜ心が瀕死の重傷を負うまで、ここの医師に気づ付けられなければならなかったのか?


診察室という取り調べ室での聴取。

「自分がGIDなのか、思い込みなのかわからなくなって、精神科医に診てもらおうと思ってきたのですが・・・」

「ここはね、性別適合手術を受けると強い意志を持った人が来ているんです。うちらでも精神科医を探すのは大変なの。
・・・
なにこれ、ホルモン剤?何でこんなの飲んだの?
・・・
・・・
少なくとも、四年前までは妻とSEXしていたよね?
妻とは話た? どうするの?
・・・
いつごろSRSしたいの?
なんだって!?
子供の受験の後って、どっちの子供?
受験生は二人いるだろう、中3、小6、どっち?
・・・
あなたみたいな人は、性別適合手術は受けないほうがいい」


いっぺんに投げかけられる、たくさんの質問に、吃音者の私には流暢に言葉を返すことができない。

私みたいな一般の人は、GID精神科医をどう探せばいいの?このクリニックの精神科外来の意味はなに?


きっと明日もまた、この会話がフラッシュバックする。


もう許してください

私が悪かったです

だから、記憶から消えてください

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