なるようになる〜その3
井戸の魔物ネタ、完結編です。
遊園地でワクワク生きられる人の邪魔をする気はないので、人生を楽しんでいる人は読まなくていいやつですよー。
こんな人生はいやだ！社会はいやだ！という人向けです。
まずは現状への否定がないと、ベクトルの向きが変わらないので、今辛い人も大丈夫です。
どうすればより良い人生や社会になるのか？と思考はHOWで走り始めます。
ああしたらいい！こうしたらいい！と方法を見出そうとします。
すみれいども、そうでした。
さて、こんな人生や社会がいやだと言っているのは、誰でしょうか？
自分ですよね。
では、自分とは何者でしょうか？
いつから自分ですか？受精卵から？出生届から？名前をつけてもらってから？
いつまで自分ですか？心肺停止まで？死亡届まで？火葬まで？納骨まで？
昨日食べた夕飯は自分ですか？
排泄したものは自分ですか？
三歳の時の自分はどこにいますか？
どこからどこまで、いつからいつまでと、境界線を引くことは、可能ですか？
自己同一性を確立しないと社会生活に支障が出ますので、自我の確立は必要なんでしょうねー。
それは今の社会生活における共通認識として、「仮に」皮膚の内側と外側に境界線を引いているだけで、本質的な意味では、どこで境界線を引いても、異論が出るはずです。
ってか、引けません。
そんな、明確に定義できない自分が望む、より良い人生やより良い社会というものが定義できるのか？がそもそも謎ですが、「良い」というのは一般的な表現では「幸せ」ということですね。
では、幸せとは何か？というと、辞書では「不足がなく心が満ち足りた状態」のような説明があります。
多くの場合、心を快で満たすことが幸せだと捉えているようですが、それではずっと、快を追いかけて不快をなんとかすることになります。
しかも多くの場合「これが快だよ」と教えられた基準によって、快だと「解釈」しています。
上の世代から「快はよくて不快はダメだよ」と教えられているから、なるべく快をチョイスしたい、みたいな。
究極の不快は、死です。
魔物は、ポジティブ一色にしてしまおうと、神（≒自然の摂理）に反逆しようとする「はたらき」みたいなものです。
自分が生きていると錯覚しているから、生を善とし死を悪とすることになります。
体が死ぬのは自然の摂理なのにも関わらず、白一色にしたら幸せになれると錯覚しているから、黒をどうにかコントロールしたくなるというか。
棒磁石のN極側を切り落としたら、N極が消失するか？というと、そうではないんですけどね。
ポジティブを目指すことで、魔物の「はたらき」は作用し続けます。
ネガティブに墜ちるわけにはいかないから、です。
「足りない」を刺激されて、何かを得て快楽物質がどばーっ！と出ることが幸せだ！という錯覚に囚われます。
どばーっ！は、一時的なものなので、また次の刺激が欲しくなります。
または得られなくて、次こそは！とリベンジに向かいます。
快も不快も同じで、どちらも刺激です。
12年ぐらい前に、なんでか知らんけど🤣「これではキリがないな」と思いました。
ずーっと快を追いかけること、不快を避けることって、正直しんどいなーと。
表面的に求めているのは快だけど、本質的に求めているのは何か？というと、beingです。
beingから切り離された、分離した個人だと錯覚しているから、beingを探して遊園地の中を彷徨うんです。
コントロール権が欲しいんです。
どのアトラクションがいいか？このアトラクションはダメ！新しいアトラクションを作ろう！別の遊園地を作ろう！
アセンションすれば、波動を上げれば、自分を愛すれば！
さすれば幸せに生きられるに違いない！と。
幸せに生きるための条件を整えるために、コントロールしよう！
とする自分を、コントロールする自分が生じて、さらにそれをコントロールする自分が生じて、さらにさらに…と、無限後退に陥ります。
エージェントスミス的な🤣
うまくコントロールして、首尾よく快で心を満たすことを幸せだとするなら、ずーっとコントロールがつきまといます。
別の表現をすると、幸せに生きるための条件を整え続ける必要がある、ということです。
それが楽しめるなら、もちろんOKですが、コントロールしようとしている根底にあるものは、〇〇です。
〇〇はbeingから切り離されたと錯覚しているから、生じます。
human beingだったわ！分離してなかったわ！となれば、今ここからどこにも向かう必要はないし「何も目指さずともなるようになる！」という大安心の中で自由でいられるんですけどねー。
「不足がなく心が満ち足りた状態」＝快で満たされている、という公式は正しいでしょうか？
自分が人生のコントロール権を握っているというのは、本当でしょうか？
〇〇とは、何でしょうか？
Don't think you are.Know you are❤️