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ちーん…となった話

2020年に「免疫力アップだ!」という話になりましたよね。
今も健康ブームですけど。
免疫力アップだ!そうだそうだ!と一旦は乗って、ちょ!待てよ?と降りて調べてみたのですが。
そもそも白血球は、体内に生命活動を阻む存在が侵入した時にこそ、はたらくものですよね。
ってことは、四六時中戦う状態というのは、むしろ逆効果なのでは?
感染症の時には免疫力がカギだよ!という話であって、感染症ではない時は、免疫力はスーンとしてていいのでは?
昨日は、縁あって食についての勉強会に行ってきまして、そこでもこの話が出たので、思い出して書いてみました。

会の中盤で講師が「善悪二元論で見ないでください!」とおっしゃっていて、まさに!と思いました。
散々色んなお話を伺って、最後に質問コーナーがありました。
「〇〇(食品名)はどうですか?(良いか悪いか)」という質問が出て、ちーん…となりました🤣
善悪二元論で見ないで!とおっしゃっているにも関わらず、この食品はどうですか?という質問が、いかに的外れか?ってことです。

質問をした人がダメということではなくて、誰しもそういう思考の轍にハマってしまいがちなんです。
それが、井戸の魔物(エゴ)の思考パターンで、いわゆる損得勘定ということです。
手っ取り早く、偉い人に正解を教えて欲しい!という自動的受動的反応的な思考パターンです。
方法論に走り始めるんです。
そもそもどゆこと?と違和感を見過ごすというか、疑問に感じることすらも見過ごすというか。
特定の、良いとされる食品を取り入れたら健康でいられる!という観点では、見誤りかねないですよね。
果たして、どんな状況においても全ての人に有益な食品が、あり得るでしょうか?
冷静に考えてみれば、わかることですよね。

例えば、発酵食品がいいよ!と聞けば、発酵食品を食べるという、機械的反応で生きがちってことです。
発酵食品がどのように働いて、どういうところが、なぜ良いのか?を理解しようとしないわけです。
「〇〇(食品名)はどうですか?」という質問をした人たちは、むしろ学校のお勉強はできた人たちかもしれないです。
先に正解があって、できるだけ早くそこに合わせたら〇をもらえる!というのに、あまりにも慣れています。
未知の問題に弱いので、正解はこれだよ!と示されたらパッと飛びついてしまいます。
それが、例えガセネタでもです。

私は正しいですか?という質問は、無自覚な「私は生き延びることができますか?」という質問です。
無自覚に戦いにログインしているって、こういうことです。
もう一度言いますが、その人たちがダメだと言いたいのではないんです。
そういう思考パターンで育ってきていることを、自覚しませんか?と言いたいわけです。

講師もおっしゃっていましたが、人体のはたらきは、わからないことの方が多いんです。
仮説を立てて検証した結果、こういうことなんじゃないか?とわかってきていることもあるけれども、わかっていないこともまだまだ多いという、謙虚さは必要だと思うんですよねー。

今若い層でガンが増えている原因として、研究者が「こういうことじゃないか?」と当たりをつけているのは(結論づけているのではないです)何かを教えていただきましたのでシェアすると、超加工食品とマイクロプラスチックだそうです。
それらをどうやって避けるか?も必要かもしれないですが(HOW)、そもそもそれがなぜ生じているか?(WHY)を考えてみるといいかもなーと思います。

現代人はもれなく、呼吸をするだけでマイクロプラスチックを体内に取り込んでいます。
でも、全員がガンになるわけではないですよね。
何が違うか?というと、取り込んでも、排出できる人とそうでない人がいるということです。
過剰な免疫反応が起こってガン化するか?そうでないか?ということです。
ガン化するということは、免疫力の高い状態が続いている、つまり過剰防衛という戦いが体内で四六時中繰り返されているってことです。
ちーん🤣

心理的にも似たようなもので、不快を避けて快を求めるという、無自覚の戦いが、無限ループするマトリックスの中にいたら、疲弊するのは当然なんですよねー。
勝った!ゲットした!が楽しめるうちは、まだ余裕があるんだと思いますし、当たり前にそうしてきたことに違和感なんて感じられないものだよなーと思います。
いっぺん絶望しないとわからないのかもなーと思います。

インスタントに快楽を得る方法ばかりを考えて、自然界にないものをガンガン作ってガンガン消費してきた挙げ句、自分たちの首を絞めているっちゅー話なんですよね。

ちーん🤣

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