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”いざインドへ!!” ~世界一周旅日記~ ネパール編 【第五章:第8話】雲と地平線の間

これまでの旅日記はこちらをご覧ください↓

6/19(いざインドへ!!)


夕方6時
現在ネパールのバイラワという町にいる。
バスでポカラという町からここまでやってきた。

ここから3kmほど先へ進めば、
そこからインドとなる。

とにかく暑い。
さっき現地の人と話しをしたが、
1日4リットルの水を飲む。
と言っていた。


今朝まで、
僕は、ネパールのポカラという町にいた。

ポカラでは良い出会いがあった。

現地のネパール人と仲良くなり、
そして家に招待してもらったり、
親や奥さんや子供達、
家族ぐるみで付き合いをさせてもらった。


今朝、
バス停まで、僕を見送りにきた、
その仲の良いネパール人は、

「昨日までは俺はハッピーだった。
だけど、今日は違う。
今日はハッピーじゃない。
約束してくれ、気を付けて旅をすると。
ほらみろ、お前のせいで俺はこんな状態だ。」

と言って目にたまった涙を手でぬぐった。


ポカラからバイラワまで来るバスの中で、
僕は、
サザンオールスターズの「旅姿六人衆」の歌詞を
何度も頭の中で繰り返していた。



毎日違う顔に出逢う

街から街へと

かみしめてる間もないほどに

Oh! No! Oh! No!

喜びや夢ばかりじゃない

つらい思いさえ

ひとりきりじゃ出来ぬことさ

ここにいるのも

(サザンオールスターズ「旅姿六人衆」より)



明日、ネパールを出国し、インドへ入国する。

僕は7年前にインドを一度おとずれたことがある。

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1999年、9月、インドのコルカタという町(←日本名ではカルカッタ)


僕はインドの歴史に関係があると言われる博物館へ向かった。

博物館の前には、物乞いの方がいた。

僕は、その物乞いを横目に、
何もあげずに博物館に入った。


2,3時間後、博物館から出てきた僕は、人だかりを見つけた。

そして、外巻きにいるインド人に聞きた。


「何が起こったんですか?」

「He is dead.」


人だかりの中心には

足を投げ出して座って、頭を下に垂れているさっきの物乞いがいた。


(なんででだよ)

(なんで、そうなるんだよ)

(さっきまで・・・)

ずっと、そればっかり考えてた。

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あれから7年。


自分はどうすべきだったのか、
自分はこれから、どうするべきなのか。

答えは出ていない。

インドへ、これから入国する。


<次号の旅日記は12月18日です!>

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