『ライフイズストレンジ トゥルーカラーズ』の感想(ネタバレあり)
『ライフイズストレンジ トゥルーカラーズ』が出ました。ありがとうDeck Nine Games。ありがとうスクエニ。
『ライフイズストレンジ2』はクリアしてからまとめて感想を書いたけど、今作は自分の仕事の忙しさとかも相まってすすめるのがかなり遅くなりそうなのと、きちんと感想をまとめていきたいと思ったので、1エピソードごとにまとめていこうと思う。
そのためちょいちょい更新していきます。
プレイ前までで考えていたこと(2022/2/25)
・主人公地味~~~~!!!!
・LISがジュブナイル、LIS2がロードムービーだったと思うけど、これはどういう感じなのかが全くわからない。
・学生っぽいのが主人公だから、どちらかといえばLISより?わりと2でどんどん風景が変わっていくのが好きだったから、またずっと同じ場所にいる感じなのかなー。
・正直『TELL ME WHY』が難しかった(たぶん翻訳の難しさとかもあった)のと、開発がDONTDONTじゃないところで若干の不安。
・特に『Life is Strang Before the Storm』があまりはまらなかったので…。あれはまた前日譚ならではの話の作り方の難しさもあったんだろうと思うけど。
・でもPVとか見ると「あっ すごい好きな気がする」って思ったので期待。
・主人公が人の感情を読み取れる?オーラが見える?
・LIS2は主人公であるショーンに能力があるわけじゃなかったから、ちゃんと「超能力がある主人公」って無印依頼だな。(LIS Before~もクロエには能力があったわけではなかったし)
・LIS2との比較ばかりになるけど、「ゲーム」としての遊びはもしかしたら前回より強めになるんだろうか。
・あらすじを少し読んでしまったけど、そうか、お兄さん死ぬのか・・。
エピソード1 SIDE A(2022/02/27)
・アレックス(主人公)は…なに?なんか不穏な始まりではある。
・会話の背景に感情の表みたいのがあるけれど、「怒り」のところを残してカメラが寄っていくあたり、アレックスが不快に感じているのはわかる。
・コロラドの「ヘイブン・スプリングス」についた。めっっっっっっっっっちゃくちゃきれい・・・!!!!
・もうこれだけで良い。事件起こらなくて良い・・。
・LISとかTELL ME WHYやってて思うけど、このシリーズやるとアメリカに行きたくなる。なんでこんなにきれいに景色作れるんだろう。
・いいなぁ。すごい田舎なんだろうけど、暮らしたくなる。
・お兄さんに会う。「ハグするか?」で選択肢出るけど、そりゃするでしょう・・・。
・と、思ったけど、ハグした瞬間「そういえばこの人死んでしまうらしい」というゲームの外の部分を思い出してしまう。
・「兄弟らしい」ということはわかるけど、いまいち「どうして離れていたのか」「アレックスはどこにいたのか」「なぜ今こうして一緒にいられるようになったのか」がまだわからない。
・進めていくとどうやら「アレックスとゲイブは小さい頃に両親を亡くし、離れ離れで住んでいて、アレックスは施設に入れられたけどあまりうまくと馴染めず転々としていた」「ゲイブは一緒に暮らすためにアレックスを必死に探してくれていた」ということがわかる。ゲイブ大好きになっちゃう。
・兄のゲイブに連れられて、ぐるりと町をまわる。おそらく小さい町で、ゲイブが行くところみんな知り合いだし、その知り合いすべてがアレックスのことを知っている。
・若干の窮屈さを感じてしまうのかなと思ったけど、でも基本「いい人たち」の場所なんだろうと思う。
・スマホで過去のチャットや町だけのFacebook的なSNSが見られる。
・チャットでおそらく施設の人やそこで友達になれた子とのやりとりが見られる。
・基本「アレックスについて」の説明は少ないけど、チャットやSNSで外周をなぞることでなんとなく「アレックス」という人物についてが浮かび上がってくる。ついでにゲイブやその他の町の人、その町そのものが見えてきて、「外周をなぞらせて輪郭を浮かび上がらせるのがすごく上手だな」と思う。
・チャットを見るとアレックスはあまり行儀の良い子ではないらしい。あと最近『Needy Girl Overdose』をやっていたこともあって、なんだかキャラクターの私生活を勝手に見ていることに若干の罪悪感が出てしまう。
・ノートに「●●」と知らない人の名前が書かれた記録的日記があるけど、なんのことか最初わからなくて「アレックスは二重人格とかなのか?」と思った。
・どうやらノートに書かれていることは自分が感情を共有しすぎて暴走した人のことが書かれているらしい。
・いろいろと選択肢が出てくる。結構選択肢はわかりやすくて、わりと素直に「こっちかな」と選べるものが多い。
・これがLIS2との大きな違いだな~と思う。というか、LIS2が一番思い返すと異例で、「自分の選択が他人に影響する」というのは本当に辛いことだなと思った。自分は何かを育てるのに向いていない。
・1個ゲーム的に見ても「これ絶対に事件のきっかけになるな」という「イーサンが鉱山に行こうとしていると報告する」というのがあって、「子供同士の約束」なら黙っているけど、一応大人なのでちゃんと危ないということには目を光らせないとな・・ということで共有した。
・この選択も、「ゲーム的にたぶんイーサンは鉱山に行くんだろう」というのはわかったけど、「でも自分の近親ではないな」という気楽さがあったのは確かだった。ショーンの選択でダニエルの行動が変わるのはただただ苦しかったなぁ。だからこそ選んだことが一定の正解になると「よかった」ってものすごい安堵もあった。
・アレックスとゲイブは音楽が好きな兄妹らしい。二人でふざけあってエアギターするところとか、独特の「兄妹ノリ」があって、自分自身の兄の事も思い出した。うちも仲が良いほうだったので、この感じはすごくわかるな~と思った。
・アレックスがギターを一人で弾いている時、「なんかこの曲・・・え、まさか・・・!?」と思ったらRadioheadの「creep」だった。別にRadioheadに詳しいわけではないけど、「creep」は名曲として知っているしなぜか知らないけど涙が出た。
・こういう現実の世界のなにかがゲーム内にあらわれて、ことさらそれが好きな作品だと「この地球で本当にこの話は起きているのかも」となんとなく嬉しくなってしまう。
・アレックスの能力は「相手の感情がオーラのように色がついて見えるときがある」「強すぎる感情は自分にも流れ込んできて、同じような行動をしてしまう(なにかを怯える場合は同じものに怯えるし、怒りをぶつけようとする場合は自分も殴るなどの発散をしてしまう)」ということらしい。わりとはっきり「どういう能力か」はわかるな、と思った。ときどきものに宿った感情を読み取ったりすることもあるし、サイコメトリーみたいなものなんだろう。
・『LIS Before the Storm』に出ていたステフというキャラクターが出てくる…が、全然覚えてない。
・基本みんないい人。マックはメンヘラだったけど、まあこういうやつもいるだろうな~というくらい。ただ、どうにもライアンが怪しい。杞憂であってほしいけど、なんか…なんかどうしてレコード屋で出会ったんだろうとか、アレックス、ゲイブ、ライアンでイーサンを探しに行った時、どこかで妙な間があったような気もする。
・なんだかゲイブに一方的に劣等感とかを持っているような気がする…気のせいであってほしい。
・ゲイブの死がわかっていたこととはいえすごく悲しい。でもわかっていてよかった。でもやっぱりすごく嫌だった…エピソード2にいくのが辛い。
・これからたぶんアレックスはゲイブを救えなかったことを悔やんだり、また一人になったことを悲しむんだろう。ゲイブの恋人のシャーロットもものすごい喪失感に襲われて、イーサンが鉱山に行かなければ、そもそももっと自分がちゃんと見ていれば、といろいろ悔やむんだろう。イーサンもきっと自分のせいだって思う。あと、ゲイブの喪失によって、たぶん町の光が消えたようになるんだろうと思う。
・いやだなぁ。
・今回はわりとミステリー?要素もあるようなので、「なぜゲイブが鉱山の爆砕の予定を取りやめてもらえたのに、爆砕が起きたのか」を調べていくんだろう。ということは、おそらくコロラドのあの小さな町で物語は進んでいく。
・人間関係の狭いあの町でアレックスがどうなっていくのかすごく楽しみでありつつ、ゲイブと幸せに暮す世界がもっと続いてほしかったとも思ってしまう。
・この景色すごく好きだった。
エピソード2 ランタン(2022/03/06)
・1週間くらいあけてしまった・・・思い返すと今回本当に雰囲気とか良いな~というのと、終わらせたくないな~というのがありうだうだ先延ばしにしてしまっていた。
・わかっていたけどゲイブとのお別れ会は辛かった。
・すごい喧嘩が起きてしまった…お別れ会なのにこれは嫌だなー。
・LIS before the stormに出ていたステフ、意外とゲイブとの関係性が強く彼女の心の中を見ていく、というシーンが出てきた。ちょうどPVにも出ていたシーンだ。
・相手の感情を読み取って情報を持ち、相手との会話をスムーズなものにするっていうのはLIS無印の時間巻き戻しにも通ずるものがあるなと思う。
・でもアレックスのこの能力は万能ではないし、本人への負担も大きいので使う方はしんどいよな・・と思う。つくづくLIS無印は一番「ゲームしてたな」と思う。
・フィンガーサッカーは負けた。フィンガーサッカーがどういうものなのか少しだけわかった。しかしステフとのミニゲーム全部負けてるな・・。
・このくらいで一度ゲームを止めて、遊んだのが1週間後くらいに飛んでいる。
・マスターが本当にいい人。この町の人たちがいい人、というのもあるけど、ゲイブが切り開いてくれたんだなと思うと本当にやるせない。
・町をうろうろしてタスクをこなしていく。「花屋に行け」とか「レコード屋に行け」とあって、全然マップ的には広くはないんだけど、ちょっとだけ地図がほしいなと思った。
・今作は町を歩いていてその人達の感情をうっすら読み解くことができる。
・アレックスをかわいそうに思う人、自分じゃなくてよかったと思う人、ゲイブを失って悲しむ人・・・と様々だった。でもこういうのを見ていると、生活って本当に人それぞれのもので、しかもしれは続いていくんだなと思う。
・イーサンはイライラして「ほっといてくれ!」と言っているけど、「そもそもお前が鉱山に入らなければ」と思ってちょっとイライラする。子供め。
・シャーロットが「事件を大事にしなければ大きい会社(名前忘れた)から見舞金が出る。受け取るべきか」と相談を受ける。
・確かにシングルマザーで今後を考えると受け取るべきなんだろうけど、このままこの町でシャートっロが暮らしていくことを考えると、町の人との関係性を考えて「受け取らないほうがいい」としてしまった。
・そうしたらアレックスが「正義のため受け取るな」という回答になって「なるほど、そういう意図で受け取るなということもあるのか・・!」と思った。
・エレノアの痴呆がわかるシーンは苦しかった。いやだよなぁ、自分に備わっているはずの人間の機能が欠損してるってわかってしまうの。
・マックのことも責めはしなかった。こいつはたぶん良いやつではないが悪いやつでもないので。
・なんやかんやあってライアンのカウンセリングもする。このときにアレックスの能力が一段回上がったように、良い感情も読み取れるようになる。いいね!
・ライアン別に悪いやつじゃないのかな・・。それよりラストのゲイブ見送りのランタンを飛ばすシーンで、一人だけよくない感情を持っている会社側で部外者の人がいたので、次はその人の話かな・・。
・今回は結構「町の人たち」の関係性がよく見えるゲームだなと思う。今までのシリーズで一番他者とのつながりに積極的だなと感じる。
・最後の「居場所は見つけるものでなく、作るもの」と言っていたのも合ってそういうことを大事にしているんだろうな。
エピソード3 ゆらめき(2022/03/08)
・クリア自体は少し前に終わっていた。わりと覚えていない…。
・まちぐるみでTRPGをやったのは覚えている。FFのようなドラクエのような画面になって、これは本当にスクエニから出せることの強みだな~と思った。
・イーサンの目には本当に街がすべてRPGの世界に見えたんだろうなと思うと、子供の視線がうらやましくなる。
・ちょいちょいライアンとステフからの好意は感じつつも、自分がどちらもそういう気持ちに追いついていなかったから途中ステフといい感じになっていて「えっ!?」と思った。
・自分がヘテロ故か、好きになるならライアンかなぁ~と思ったいた分、「こうなりますか~」と思っていた。たしかにアレックス=自分ではないので性指向はどうあったっていいんだけども。
・それはそれとして、能力を使って少しだけできごとを自分の思う方向に動かしていくというのは初代LISを思い出すなと思う。オーラや考えを呼んで選択肢を新しく作り出すところとか。
・ただな~。なんかすごくこのエピソードがぬるっと終わってしまった感がある。
・自分はずっとライアンを怪しんでいたけど、オーラが読めちゃうからアレックスに嘘はつけず、つまりライアンは別になにもなくただいい人の可能性高いし・・・。
・相変わらず景色はきれいだから、うろうろ歩いてるだけで最高ではある。本当にフォトモードがほしい。