『ライフイズストレンジ2』の感想(ネタバレあり)

クリアして1日たってまだ考えてるのでエピソードごとと総括で考えてたことまとめ。(完全にネタバレ)

ゲームシステムについてとかは特になく、だいたい物語についてだけ。

前情報で考えていたこと

・キャラクター地味~~~~!!!
・『ライフイズストレンジ』はすごくおもしろかったけど、あの巻き戻しっていうゲームシステムだけじゃなくて単純に物語の運び方がとても好みのゲームだったので『2』のニュースが出たときは本当に本当に嬉しかった。
・事前にエピソード0とも言える『The Awsome Adventures of Captain Spirit』をプレイしていたのもあって期待値がすごかった。
・しかしキャプテンスピリットのクリスがかわいかったので、改めてショーンとダニエル見ると本当に地味~~~~!!!!
・弟が超能力を使えるらしいということと、なぜか知らんが二人が旅に出る話くらいに覚えておく。

エピソード1 旅立ち

・ショーンと友達の少女ライラの関係性を見ていて、「大きな不満があるわけではないが、退屈なこの街を出たい」というような会話があったので、なんとなくそういうきっかけでショーンとダニエルは街を出るのかなと思っていた。(もっと単純な家出的な…)
・なので、いきなりお父さんが警官に殺されてびっくりした。
・それでショーンがダニエルを連れ出して放浪の旅に出たことにもびっくりした。
・結局喧嘩した男の子って死んだっけ?意識不明くらいだったような。
・ショーンとダニエルが隣の嫌な男の子と喧嘩→ショーン男の子を突き飛ばす→警官に目撃されて銃を突きつけられる→お父さん登場し、警官お父さんを撃つ→ダニエルパニックになって能力発動し、警官を吹き飛ばす(しかし自分がやったという意識はない)
・改めて書き出すと警官むちゃくちゃだなと思うけど、これがメキシコ人への差別でもあるんだろうな…。
・ショーンは自分の母親が蒸発したっていうのもあって、家族が離れることにものすごい恐怖心を抱いてるんだろうなというのがゲームをしていくうちに痛感したけど、このときは「逃げちゃうの!?」という感じだった。
・あと、良いお兄ちゃんすぎるのが悲しい気持ちになった。良いお兄ちゃんたろうとしたのも、やっぱり母親に捨てられたことが起因するけど…。
・差別されてきたのと、家族が離れ離れになることが怖いという意識があるから、仮に逮捕されても自分の声なんて届かないし一番怖いと思っていた一家離散が現実になるから逃げるしかなかったんだろうな。
・となると、ショーンはダニエルのために逃げたって言ってるけど、ダニエルは自我を保つための道具でもあったんだろうなと思う。
・だからダニエルが大人になっていくことに抵抗も感じたんだろうなぁ。

・最初のキャンプのときはフィールドが広すぎて『ライフイズストレンジ』と全然違う!!!というのを実感した。
・常にダニエルがいるから会話が多い。あとダニエルが「キャンプに遊びに来た」と信じ込んでるから辛い。
・景色最高!!
・このとき戻ってたらまだ罪も軽くて大丈夫だったのにな…。というか、罪自体ないことになってたかもしれないんだよな…。

・ガソリンスタンドで白人家族にいきなり差別されてびっくりした。「そんなに!?」ってなった。
・「ダニエルに物乞いさせる」の選択があってこれもびっくりした。ここで『もしかしてショーンの行動でダニエル変わってくる・・?」と気づく。
・万引する選択も出てくる。生きるためとはいえ…ただ、「やらなくてもどうにかなるだろう」ってゲーム的に信頼してた部分があったので、悪行はだいたい留まった。
・保安官気取りに捕まったときもびっくりした。こんなに簡単に追い詰められるの?人種違うってこんなに根深いの・・?と自分の中にない感覚なので戸惑った。

・その後ブロディに会って、犬のマッシュルームも連れていくことになって、はじめてゲームで安心できるシーンになってこの時点で少し泣いた。
・車の中からの景色を見るのがすごく好きなので、ブロディとのドライブは楽しかった。
・ブロディは本当に良いキャラクターだったな・・・ずっと一緒に旅できたらと思ったけどあっさり別れることになって「それぞれのキャラクターに人生があるんだなと思った。
・自分の選択はクロエを見殺しにするものだったので、アルカディア・ベイは無事だった。あの明かりの中にマックスたちはいるのかな、と思うとこみ上げてくるものがあった。
・ブロディとの別れのシーンは案外あっさりしてたけど、そのあとの手紙でむせび泣いてしまった。

・ダニエルの力がしっかりわかったシーンは「あわわわわ」となった。
・あれでますますショーンは逃げるしかないって決意しちゃったんだなと思うとかわいそうだな…。
・ダニエルは9歳だけどショーンはまだ16で、ショーンだってまだいろんなことに戸惑うことが多いのに、決断をしていかないといけないことのひとつひとつが大きすぎてだいぶ進めるのが辛かった。
・ライラに連絡するとかもあったけど、これ以上シアトルの人間を巻き込むほうが危険だと思い、ライラとの連絡は一切断つことにした。連絡取ってたらエンディングで再会できるパターンもあったらしいけど、でもまあ、さよならをする瞬間って突然なので、ここで自分の好みだけで過去の人物を引きずり出すのもなと思ってやめた。
・ダニエルに「二度と嘘をつかないで」と責められて、「嘘をつかない」と約束したけど、でもこの約束をすることでますますショーンが辛くなってしまうのでは…と思うと自分は何の立場で選択をしていけばいいのかと思った。
・兄弟狼のお話をショーンがしていくところはとてもよかった。お兄ちゃん…。
・シアトルからメキシコの父方の祖父母のところに行くってなった。すごい長い旅になるんだなと思った。プエルト・ロボス。

エピソード2 ルール

・「前回までのあらすじ」がショーンによる「兄弟狼の物語」で、毎回道中に会った人たちがいろいろな動物とかに例えられていてよかった。
・冬の雪山すごくきれい。
・ダニエルがブロディの車から盗みを働いていた。自分がキャンプ用品を盗んだことが原因らしいけど、ショーンの行動に影響されすぎるダニエルが怖い。
・ショーンにはショーンの人生を歩んでほしいけど、ショーンの幸せを最優先にしていたらダニエルが歪む…。ダニエルを巻き込んだことに対する責任というか罰なのかなとお腹が痛くなる。
・兄弟で力の使い方特訓してるのかわいい。でもちょっとダニエルが調子づいてるのに少し不安を覚える。
・マッシュルームもかわいいけど、でもこれ以上ショーンに守るものを増やさないであげてよ…とお腹が痛い。
・雪山だからたぶんクリスに会えるよなぁと思っていたけどなかなか会えないのでもじもじした。
・ダニエルの風邪悪化が心配。
・ほらマッシュルーム死んじゃったじゃん!!!!
・墓も作れなかったのはかわいそうだった。自分の選択だけど。でもやっぱりダニエルには普通の少年としてできるだけ生きてほしいし、サイコキネシス能力で強いものも弱いものも虐げることになったらだめだから・・・と思って襲われた動物には手を出せなかった。
・このあたりでダニエルへの教育方針に悩む。

・母方の祖母宅につくのか!そしてお婆ちゃん見たことある!クリス主人公のやつで見た!!
・いい人なんだろうけど、ルールとかに厳格なんだろうなという印象はあったので、ショーンたちとは相性悪そうだな・・・と思っていた。
・いろいろと「何があったの」と問い詰められるために「こっちが聞きたいわい!!」という気分になる。
・ようやくクリスに会った。「あーーーーこのクリス助ける瞬間知ってる!!」となったけど、案の定クリス自分が力に目覚めたと勘違いしててお腹が痛くなる。
・クリス側の話も辛かったし、純粋にヒーローに憧れてるいい子なので「違うよ」と冷めさせてしまうのがいいものかどうか悩む。
・ダニエルも同情(?)して力見せちゃってるし…。
・このときダニエルに「力を使っているのはクリスじゃないと言え」と言わなかったので後々ひどい後悔をすることになる。
・お婆ちゃんは少し口うるさいけど、この夫婦はすごくいい人たちだなと思った。多様性を言われる世の中のほうが生きづらくなりそうなタイプ。
・おじいちゃんの部屋でPCを見てしまった。後々にここでアクセスがあったと警察に辿られて「ほんとこのゲーム容赦ないな!?」と驚く。
・クリスと遊んだけどすごくかわいかった。衣装をヘルメットでなく仮面タイプにしてよかった。
・ちょっとマコーレー・カルキンに似てるよね。
・お父さん、さすがにクリスの事故(未遂)で改めたのかいいお父さんになったようでよかった。
・クリスの秘密基地入りたかったなー…。
・クリスマスマーケットってああいうものなんだな。
・あそこの地域は古風というか、考えが固い人たちが多いのか、メキシコからの移民に対してはともかくとしてヒッピーのような「一般的」からは少し外れた人たちには冷たいようだった。
・ここでフィンとキャシディに会う。キャシディの歌はすごくよかったので、何も考えずずっと聞いてしまった。
・なにげにショーンはモテるよな…。かわいいもんな。
・母親の部屋を物色。お婆ちゃんの教育が合わなかったのか、もともとそうだったのか…なんとなくメキシコ人と結婚したのも、反抗心とかじゃないかと思ってしまった。
・母親についていずれきちんと向き合うタイミングが来るんだろうなと思ったけど、結局おばあちゃんと言い合いになったショーンはたぶん母親似。
・おじいちゃんが本棚を倒してきたときは悩んだけど力を使った。あれで使わないと足を怪我してしまうらしい。もう二人になら見せてもいいや!と思って使ったけどこれについては後悔はない。
・警察がどやどやと来て逃げ出すけど、このときクリスが自分たちを追ってくるパトカーの前に立って力を使おう(本当は使えないことを知らない)として轢かれてしまう。
・ダニエルとは空気最悪になるし、この先の罪悪感に耐えられないと思ってやり直す。クリス自身が不幸になる理由はなにもないし…。
・フラグがどこにあるのか不安だったけど、「ダニエルに真実を伝えさせる」選択をしたら最後マントを渡してくれて、抜け道を教えてくれて円満解決した。本当にホッとした。

エピソード3 不毛の地

・雪山も良かったけど森の中もいい…。今回はエピソードごとに全然違う景色が見られてそこがすごく楽しい。
・ダニエルの反抗期がひどい。こっちはダニエルのためを思ってやってるのに…子育てって難しい…という気持ちになる。
・そもそも「ダニエルのため」っていうのは自分のエゴか?ダニエルが自分の想像内のことをやらないから腹を立ててるだけでは?本当に子育てって難しい…。
・夢でショーンがかつてダニエルに時計をあげたというシーンが出てくる。でもダニエルは今つけてなくて、ヒッピーのフィンがつけている時計をつけている。
・選択肢で「時計のことについて言及する/しない」があって、メンヘラ彼女みたいって思った。
・ここで出会ったキャラクターはみんないい人たちだなと思ったけど、すごく危ういなと思った。ショーンはだんだんと慣れてきているけど、ダニエルが慣れていくことはいいのかなと思う。
・というかふたりともめっちゃ髪伸びてる。もさもさしてる。
・ショーンはずっとプエルト・ロボス行きのお金を貯めているけど、ダニエルはここにいようって言っている。アメリカにいる限りこの二人が同じところに居続けるなんてできないんだけど、それがダニエルにはわからないから仕方ない。
・そもそもダニエルはまだ「どうして逃げ続けるのか」にも納得してないんだろうなと思った。ショーン自身ももう逃げる理由とかこのあたりでわからなくなっている気がした。逃げると言うより戻れないところまで来てしまったというのが苦しい。フィンたちはいい人なんだけどねぇ。
・このエピソードはだいぶダニエルの自我に苦しめられた。結構イライラもした。ほんと子育てってやつはよぉ。
・ナイフ投げでダニエルがいかさまをしてたけど、あれはこれまでの行いによって特に変わらないシーンだったんだろうか?
・ダニエルの力がどれくらいあるのか、いつまであるものなのかはわからないけど、湖から大きな木の根を引き上げた時点で、もうショーンとダニエルは同一ではなく完全に別個人なんだなと思い知った。
・どうしてダニエルはキャシディが嫌いなんだろうというのはよくわからなかった。単純に見えてないところでショーンがかなり入れ込んでたとか?プレイヤー目線としては極力ダニエルに寄り添ったつもりな分理解できなかった。
・でもまあ、旅では兄というより父親代わりだったショーンに突然継母候補が出てきたら戸惑うよな…フィンが信頼してる人物なんだから、あそこまで毛嫌いしなくてもって思ったけど。そういうことじゃないのかな。
・本当は髪の毛切りたかったけど、ダニエル眠そうだったし一緒に寝てあげた。

・給料もらうときはさすがに「ダニエル・・・!!!!」とげんこつしたくなった。
・ところで麻薬の処理ってああいうのがあるんですね。勉強になるなぁ。
・地味にあれで評価が変わるらしいのおもしろい。もっときちんとやりたかった。(音ゲーのようにタップするだけだがその途中で会話が入ってきたりして戸惑うことがあったりした)

・フィンたちは必ずしもみんな仲良くないけど一緒にいるというのが本当に家族みたいだなと思った。
・ダニエルに悪いことはさせられないと思い金庫襲撃は断った。でもあれ賛同するとフィンとキスして最後フィンにも再会するルートがあるらしい。それまでの話にフィンとフラグたてる場所あったっけ?と思ったのでちょっと謎だった。(そもそも自分がキャシディ大好きだったので気づいてないだけかも)
・もしかしてスケッチのときにフィンとキャシディを選べるシーンがあったけど、そことかももしかしてきっかけにあったんだろうか…。
・タトゥーは入れた。デザインはキャシディに選んでもらった。狼のほうがいいかなと思ったけど、あれはキャシディを忘れないためにしたかったので、狼にしてしまうと意味合いが違うなと考えての結果だった。
・キャシディとは湖でイチャイチャしてうふふもした。(SIMSの「うふふ」という表現は趣深くてとても良い)
・いろいろと積み重ねたおかげで最後にはキャシディと再会できた。

・襲撃に行ったダニエルとフィンを追いかけるシーンはすごくハラハラした。
・どうしてもダニエルを危険な目にあわせるフィンを許せることはできなかった。自分(ショーン)も行くならいいんだけど。
・ダニエルは大人だから自分で選択できるって言ってたけど、それは都合いいよなと思う。
・自分の力を過信しているダニエルに危険を感じて、極力力を使わせない選択をしていったらフィンが殺されてしまった。ルートによってはダニエルがめちゃくちゃ自分を責めるとかもあったらしい。
・ダニエルのためにってなんだろうっていうのをずっと考えるエピソードだった。

エピソード4 信仰

・片目見えなくなっていることがひどくショックだった。試練を与えすぎでは??
・ジョーイいい人。ときどき会う優しい人たちとときどき会う意地悪な人たちの差よ。
・警察官の人(名前忘れた)は悪い人ではないと思うけど、アメリカ人だからきっと理解はしてもらえないんだろうという深い溝を感じた。
・病院からの脱出は滞りなくできてよかった。何も持っていなかったけど、それでも夜のドライブからのオープニングシーンはきれいだなと思った。
・夢でお父さんと旅行したシーンが出る。幸せなシーンを見せないで~~!と身悶えた。
・起きたらまた意地悪なアメリカ人にいじめられた。この人のいじめが一番きつかった気がする。母国のスペイン語で侮辱的な言葉を発するようにしろとか、どういう性根をしていたらそんな追い詰め方ができるんだろう…。
・もうひとりの人は悪い人ではなかったけど。ただ、本当に人種が違うっていうのでこんなに優劣というか、優劣を感じてしまうのは不思議だった。すごく遠い国というより異世界の話を見ている気分。
・砂地に入ってきて、本当にシアトルから遠くに来たんだなと思う。
・途中砂漠を歩いていてアントンという優しい白人に出会う。あのときトラックに乗らない選択肢もあったらしいけど…まあ、直前に意地悪な白人にいじめられてるから、疑う可能性もあるんだろうな。
・でもアントンめっちゃ好きだった。ああいう人がいると思うだけでなんとか生きていけると思う。

・キャンプで会ったジェイコブからの手紙を頼りに教会に行ったとき、入り口の男が受け入れてくれて、一瞬だけ「やっぱり宗教って救いなんだな」と思ってしまった。危ない!
・ダニエルが預言者みたいに信仰されていてものすごい嫌悪感。
・というか、家族が洗脳されて、それを救い出しに行くという構図で『愛のむきだし』を思い出した。
・ダニエルは宗教的な洗脳というより、家族である安心感を与えられたから、とかなんだろけど、本当に洗脳ってすごく簡単なんだなと思った。実際遊んでる自分が受け入れられたとき「いいかも」って思っちゃったもんな。

・まさかここで自分を捨てた母親であるカレンと会うと思わなかった。想像していた姿と全然違ったのが印象的だった。
・ショーンの好物を覚えていてくれて、それを買ってきたところにやるせなさを覚えた。
・カレンとの会話は全部やりきったと思う。聞けば聞くほどカレン自身は嫌いにはなれないと言うか、世の中に当てはまれなかった人なんだなという同情心とうらやましさが湧き出てきた。
・ただそれがイコールショーンの選択としていいものかどうかというのは難しい気分だった。私にとってカレンは母親じゃないけど、ショーンにとっては母親で、自分でもわかりきれない母親を失ったことによる喪失感とか積年の恨みとかがある以上、ショーンとカレンが和解したような筋道にしてしまってよかったのかなと悩んでいた。
・ショーンだけがおとなになってカレンを受け入れた構図になったのではと罪悪感を覚えた。

・ショーン奪還計画では牧師のおばさんの悪事が出るわ出るわでわかりやすかった。
・ジェイコブがゲイというカミングアウトがあった。宗教と性自認と性愛対象ってわかりあえる日がくるものなのかな。(わかりあうも変な表現だけど)
・これまでのエピソードでは一番わかりやすいというか、カタルシスは得られる部分だったように思う。
・一方で、本当にお金とか欲まみれなわけでなく、ただ狂信者なんだろうなと思うと、ダニエルのちからの被害者でもあるんだろうなと思う。
・殴られても殴られてもダニエルを取り返そうとするショーンはかっこよかったけど、これでショーンがもう頑張らないという選択肢を選べないゲームシステムをやや恨んだ。
・最後教会を脱出するとき、やっぱりダニエルに力を使わせたくないなと思っていたらショーンがおばさんを殺す羽目になってしまった。
・ダニエルのちからは制御したかったけど、これ以上むやみにショーンに罪を重ねてほしくないし、これ以上罪を重ねたらある程度道徳心を持ったショーンの心が壊れてしまうのではと思ってやりなおした。
・ダニエルの力を使って無事脱出できたというのは、ダニエルも一人の人間であると認めて、一緒に生きていくということを指すんだろうな…大きくなっちゃってまぁ…。

・ダニエルはカレンと再会できてうれしそうだった。なんか結構ショーンのやってることって空回りしてるよな…。

エピソード5 狼たち

・カレンたちが住む集落的なところに行ったようで、どうやら安心できる場所を見つけたらしくほっとした。
・警察の追っ手がなかったら、大変だけどあの場所にずっといられたんだろうな。
・山頂でのキャンプのシーンはすごく朝日がきれいだった。本当に度は最悪だけど、見る風景全部がきれいなんだよな…。
・メキシコの方に近くなってくるとどんどん地面がカサカサするものなのね。

・集落でデイビッドというキャラクターと会話。最初は「ほーん」って思ってたけど、彼のトレーラーでネイサンの写真を見つけたときに「はーーーーー!?!?!?!?」と大パニックになった。
・他も探したらクロエとジョイスの写真があった。義理の娘が死んで離婚したって言ってたけど、自分の選択がラストこんなところに響いてくるなんて思わなかったからめちゃくちゃに動揺した。
・アルカディア・ベイを見殺しにするルートだとマックスから電話がくるらしい?前作ファンにとってはかなり大きな分岐だな…。
・この世界ではそのままクロエはネイサンに女子トイレで殺されていて、確か逮捕されてた気もするけど、デイビッドは当然ずっと許せないんだなと思った。
・デイビッドとの会話のとき、マックスとクロエのテーマがかかってきて、めちゃくちゃに泣いてしまった。デイビッドはずいぶん変わったけど、でもやっぱり偏屈と言うか堅物で、ショーンにかける言葉も「そうそう、デイビッドってこういうやつだったな」と思い出させるもので、自分の選択が果たして正解だったのかどうかとすごく頭を悩ませた。
・ここの集落にはほかにゲイカップルがいた。あと世捨て人になった芸術家。みんなまだ見ぬ幸福をずっと求めるというより、自分の中に溜まった幸福を大事に大事にしようという感じで、すごく危ういなと思った。心が豊かでもありそうなんだけど、「今すごく幸せだから、次の瞬間死んでも後悔しない」という雰囲気。
・デイビッドのおかげで警察の無線を聞けることができる。デイビッドには助けられてばっかりだな…。
・ブロディのブログをときどき見られるのは良かった。ブロディの旅も一旦終わったらしいというのを見て、やっぱり永遠に続くものってないんだなと思った。
・最後に家族3人でキャンプ。独立記念日には風船をあげるものなの?すごくきれいだった。
・エピソード5では、これまで会った人たちとかも思い返して、ずっと「さよならだけが人生だ」という言葉を考えていた。
・カレンには「母さん」という言葉をかけた。手紙にも書いた。自己満足だけど、それでもカレンは再び母親としての役目をきちんと全うしてたと思う。

・集落を抜けて国境に向かうシーン、「ようやく終わるんだな」と安心もした。だいぶこのゲーム疲れる…。
・壁が立ちはだかったとき、北の方の国境はこんな大きな壁じゃないということをショーンとダニエルが話していた。絶望の壁だなぁと思った。
・案の定捕まった。知ってた。というか、ああいう自警団みたいのがいるんだな…すごく嫌な二人組みだった。
・ダニエルも撃たれちゃうしさぁ…でもそのあとのTシャツの形がマントみたいでかっこよくなってた。

・警察署での取り調べ。ここのシーンはわりと早かったなぁ。というか、もうだいぶ心が疲弊していて、「早く国境を越えたい」ってことばかりを考えていた。
・それまでの道徳心とかで自警団の二人にもいろいろできたらしい。もうどうでもよかったので、同じメキシコ人の二人組みだけ逃してきた。
・途中「警察官を殺すようダニエルに命じる」っていうのをやっちゃったけど、望んだわけじゃなくて間違って選択しただけなのよ…焦ってたから…。

・警察を抜け出してまた国境に向かうとき、独立記念日について結構出てきたけど、独立記念日の大切さがあんまりピンとこなかった。ただ、すごく家族にとって大事にしてた日なんだなって車での会話がぐっときた。
・国境前ではやっぱり警察官が待機してて、病院で取調べしていた女性もいた。
・車の中でのダニエルとの会話は、すごく…ショーンがんばったね、としか言えなかった。
・砂漠の景色がすごくきれいなのに、本当にあの国境の壁は無骨で似合わないなと思っていた。

・エンディングは自分の中では「自首する」が一応正規ルートにしようと思っていたので、先に国境を越えるを選んだ。
・力を使えと命令されたダニエルがかなり狼狽していたので、ものすごい罪悪感だった。
・そうしたらダニエルが自分だけを送り出して車から飛び出してしまった。それまでずっとダニエルのため、ダニエルのためって父親代わりにもなっていたけど、ダニエルもショーンのためを考えていてくれたんだな…と苦しくなった。
・あそこで「ショーンだけをメキシコに逃がす」を選択したダニエルめちゃくちゃ大人になっちゃったなぁ…。
・その後のダニエルはやっぱりお婆ちゃんの家に引き取られてクリスと再会もできたとあって安心した。成長の過程も見れて、ずいぶんとイケメンになっていた。
・メキシコのショーンからの手紙にはキャシディとの写真が入っていた。なんか、これはすごく幸せな終わり方じゃないかなって思った。離れても家族じゃなくなるわけじゃないっていうのはカレンと再会してわかったことだし。

・その後自首するルートを見た。
・すくすくと育つダニエルと、ずっと塀の中のショーンってそれぞれ何を考えてたんだろうか。
・というか、ダニエルはそもそもの事件は自分のせいだったって気づいてない・・?
・ショーンが刑務所から出てきてカレンとダニエルが迎えに来ていたのを見たとき、ぶわわっと泣いてしまった。
・15年って相当長いよな…。ショーンの20代が失われてるのは辛い。
・二人で最初にキャンプした森に向かって岩のくぼみで焚き火を囲んでるとき、なんだかこれもこれでずいぶん遠いところまで来ちゃったんだなと思った。
・最後車で二人は別れたけど、ショーンは誰に会いに行ったのかなぁ。誰ともなく、今まで会った人たち、とかなのかな。

総括

・とにかく辛い話だった。最高だったけど、またやりたいかと言われるとちょっとできそうにない。少なくとも『ライフイズストレンジ』ほどリピートしたいと思えない。
・『Detroit;Become Human』も別のルートを見たくてわざと2周めはわざと失敗しようとかしてたけど、意図していない選択をしてキャラクターが困惑していくのは見ていられない…。
・ゲームと言うよりはインタラクティブノベルという感じだった。ゲームとしての遊びはだいぶなかったかも。
・だいぶお国柄が出る話だったなと思う。
・というか、「地味!」な二人なんじゃなくて、メキシコ系だから黒髪で地黒だったのね…。髪の毛の色が黒っていうだけでこんなにモブっぽい印象になっちゃうんだな…。
・でもゲームをしたらちゃんとふたりともかっこいいしかわいかった。スクエニでフィギュアつきを買えばよかった。
・道徳心低いルートも見たけど、一番幸せなのはやっぱり二人で国境を越えるルートだったんじゃないかな?と思った。少なくとも一番自由なのはそれに見えた。
・逆に道徳心低い状態で自首を選んだときのバッドエンドっぷりはひどかった。ショーン死ぬとか…。
・というかエピローグは全部ダニエル目線になるんだよな。ゲームとして「これまでのあなたの選択がダニエルをこうした」って言われてるみたいで、これはやっぱり悪い選択するのにだいぶ勇気いるよな・・って思う。
・フォトモードをくれ!!

・何度も「過去には戻れない、過去は変えられない、やり直すことはできない」っていう話が物語上出てきたのが印象的だった。『ライフイズストレンジ』ではそれが存分にできた中で、2で真っ向対局となることを何回も繰り返されたのは不思議な感じだった。
・でもだからこそ、2の選択は本当に全部慎重になった。ゲームとしてやり直しがかなりめんどくさいというのもあるけど、1つ1つの選択が「誰のための最良の選択なのか」を考える必要があった。
・道徳の教科書ならこうするけど、この旅で会った人達を見ていて、一般的な正解を選ぶことになんの意味があるのかという気持ちがあったり…。特に人種差別の問題も本当に根深かったし。
・しかも選択に影響するのがショーンの人生だけじゃなくて、ダニエルの生き方も関わってくるというのが重たかった。自分だけの責任で選べるってすごく楽だよなと思う。
・他人の人生に責任を持つと人はすごい成長するんだろうなと思いながら、やっぱりそれはめちゃくちゃに怖いなとも思った。

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