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夏休み、いざ、コスタ・ブラバへ

8月下旬に遅めの夏休みを取り、スペインのバルセロナから北東にある海岸沿いのコスタ・ブラバへ行ってきました。

今回はヨットを使って初めての航海バカンス。

私が乗ったの船は数年前に夫が購入した全長7メートルの帆船(小型ヨット)。レガッタ競漕用で、いかに早く最終地点に到着するかというスピード重視で設計されたヨットのため(厳密ににはヨーロッパから大西洋を横断するために作られたヨット)、シャワー・トイレ無し、寝床狭しと、つまり、地上のキャンプ用テントを海の上に張って野宿というような環境に順応しなくてはいけなく、しかも旅行期間は2週間と屋外で寝続けるのには長い!

最近、旅行をするにあたり気にかけてるのは、観光の面白さや食事の美味しさより、まずは宿の清潔さとか寝心地の快適さである。そのため旅行前はワクワクすることなく、むしろ船酔いやトイレのない不便さなど不安の方が大きかった。

車だったら3時間ぐらいで行けてしまうところを、私たちは、4日間と時間をかけて最終地点のカダケスに向かう。

自然の力と地球の仕組みを利用して動く船から見る景色はゆるりと変化してゆく。鈍感な私の脳裏にも景色が焼き付くくらいのスピード。

ボートが海に当たって醸し出すチャプチャプジャブーンと不規則に打つ波の音、紺碧色の色鮮やかな地中海に囲まれ、地上側を見渡せば海岸沿いにある街のパノラマビューがあり、頭上には強烈な光をさんさんと振り翳す太陽。

夏の風物詩のオンパレードにたちまち心奪われ、あっ〜、Life is beautiful!と陳腐なセリフを心底本気で思える旅の始まり。忘れないように言葉にしたためておこうと思った次第。でも、見た景色やあの時感じたことを言葉にするのは至難の業だ。





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