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百姓とタイ古式マッサージ。

私は去年実家の跡を継ぐ為就農しました。
それまで18年間「タイ古式マッサージ セラピスト」を天職だと思い楽しくお仕事をさせていただいていました。

「タイ古式マッサージ」2500年前にタイ🇹🇭のワットポーというお寺が発祥とされている「二人でやるヨガ」または「世界一気持ちいいマッサージ」と言われているマッサージです。

タイ古式マッサージを仕事にしようと思ったのはエステティシャンとして働いていた頃、売上重視のサロンにいるのがしんどくて、でもキレイになるお手伝いをする事はとてもやりがいがあり、辞めたい辞めたくない、の狭間でもがいていた時に友人に連れられて受けたのが最初でした。
今まで体験した事のない寝ながらにしてこのほぐれた実感と、運動をした後の様な爽快感は今でも忘れられない体験です。
私は「これだ!」と感激し、その気持ちのまま転職をしました。

セラピストとして日々タイ古式マッサージを施術していると自分の身体にも疲れが溜まりました。私は指の力が強かったので強く指圧して欲しいというお客様を得意としていた時期がありました。ですが、そのツケは「腱鞘炎」として両手首に表れ、泣くほどの痛みを抑えるのも限界になり病院に行きました。「水を抜いて仕事は辞めて下さい。」と言われた時は本当に悲しかった。私の同僚達も「ばね指」とか「腱鞘炎」とかそういう状態でもこの仕事が好きだから、なんとか身体と相談しながら続けている人もいて。
そういう状態を外科的な治療ではなく、自分の力で改善したいと東洋医学でもあるタイ古式マッサージを施術するセラピストならば誰もが思う、願う事。私もそう思いました。

そこで同僚がやっていたのが「自力整体」でした。藁をもすがる思いで1日70分寝る前にCDに合わせながらやってみると、なんと1ヶ月で両手首のコブが無くなり、痛みも消えていました。

それからはどんなに施術して自分の身体が強ばっても、自力整体で身体を整える事を欠かした事はありません。
自分の身体は自分が作っている。だから自分でほぐす事は1番無理のない最高のストレッチだと思っています。たまには他力に任せて癒されるのも気持ち良いですが、日々の疲れはその日の内に取る、そして翌日はリセットされた状態で気持ち良くスタートする、これが精神面、体調面でも、とても大事だと思っています。

重い肥料や米袋を持つ、草刈り機を長時間動かす、田んぼの草取りをする、身体に負担は掛かりますが、その疲れを取る方法を知っている私は「無敵」です。健康を維持する方法は自分で身につけられるのです。

農家は大変と言われますが、体調管理が出来たら全然苦ではありません。

自分の身体は自分で解す、その事を農作業の合間に「セルフストレッチ講座」を開催しながらお伝えしています。

百姓でありタイ古式マッサージセラピスト、食と身体に携われる事をとても幸せに思っています。

「天職はひとつじゃなかった」

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