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『話すこと』が苦手なのは、兄弟が多かったのが原因?

今回は前回の「心開けず、うまく話せない」ことについて、なぜ私がこんなに話すことに苦手意識があるのか、心が開けなかったのか、ということを考えてみた。

思い出してみると、苦手なのは、もう幼少期の頃からだったな…

日常会話は普通に出来ていたけど、
何か「伝えたい事」とか
自分が「言いたい事」というのが
なぜか言葉に出せなくて…
胸のところで突っかかるというか
出したいのになぜか出ない…

心が開けないって言う状態。

別に、言うことで相手を傷付ける訳でもないし、むしろ言って欲しかったとは思うのに。
言ってしまえば楽になれるのも分かっているのに、どうしても出せなかったな。

別に両親が厳しいとか、
何か言われたとかでも無いはずなのに……

と思ってたらふと、
もしかしたら、私が四人兄弟の3番目で
兄弟が多い中で育ったから
自分を出す事に遠慮していたのかな?
って思えて来た。

何となく
「皆が居るから私は何も言わなくて良いや。」っていう感じだったのかな?

別に子供らしい感情の部分とかは
我慢していた訳ではないよね?
要望とかが言えなかったんだよね
欲しい物とか。

別に貧乏ではないのに
兄弟が多いから自然に分前は減るし
お下がりのものが多くて
しかも上二人が男だから
男物になっちゃうんだよね。笑

洋服もそうだし、
学校の絵の具とか習字道具のバッグも
色が青とか黒だったりして…。

当時は女の子のものは赤で
男の子は青とか黒っていう時代だったから
やっぱりちょっとイヤな思いするよね。

嫌なのになんとなく言っちゃいけない気がして
我慢して言えなかった…
と言うところからなのかもって思う。

今ではそれが家族の笑い話になっていて、
兄弟皆、それぞれに思ってたことは色々あったみたいで
家族が集まるとそんな話が出て来て楽しんでるし
お母さんも
「全然気づかなかったわ、ごめんなさいね。」って今更私たちの気持ちが分かったみたいだけど。笑


ということで、
おそらく兄弟が多いのがきっかけだったのかな。
私が心の内を秘める性格になっていって、「話す」という事をそんなにしなくなってしまったのは。


それで、喋ることが少ない分、
内側に溜め込むことが多くなって
人に話すことの不安や恐れ、緊張とかも
人一倍大きくなって行ってしまったのかな?

でも言葉に出来ない分
感情とか、笑顔とか、
表情では思い切り表現していたかな。

笑顔でいればお友達もできると思っていたし、分かる人には気持ちも伝わると思っていたから。

実際に常にお友達はいたけれど
それでも何でも言えたり
「心の中まで見せる」
というのはなかなか出来なかったな。

相手が心を開いて話してくれる人だったりすると、私も開けるというのはあったけどね。

だから、私にきちんと向き合ってくれて安心出来ないと心開けなかったんだよね。

24歳位からはなぜだか自分に
自信が持てるようになって
徐々に自分から心開けるようには
なって行ったけど
それでもまだ心の奥にあるものを
伝える不安とか恐れ、
緊張というものはあるんだなぁ…

本当は出したいと思ってるのにね。

話すことだけじゃなくて
普段のメールとかラインなどの
文章を作る時にもそうだよね。
この表現でいいかな?とか
色々考えちゃうから
すごく時間がかかってしまって、
スムーズにやり取りが出来ない事が結構ある。

業務連絡のような表面的な
短いやり取りは問題ないけど、
やっぱり"伝える"という意識が働く程
どうしても簡単に言葉に出来なくなる。

じっくりと考えてしまって、
なかなか送れない。

そうやって
かなり時間を無駄にしてるから
それも改善できたらなぁ、
ってずっと思っていて…

なんでそんなに緊張するのか
今更だけど原因を探ってみた。

過去の日記にも書いてあったけど
"間違えて伝わる" っていう事と
"気持ちを理解してもらえない"
っていう事を恐れているんだね。

特に大学生の時は
沢山の人と関わる機会があって
その分話す機会も多くなって
話す中で誤解も生まれちゃうんだよね。

それで、同じ言葉なのに解釈が違うんだ…
とショックをけた。

それからは
言葉の概念が人によって違う
場合もあるから
もし"本来意図する意味で伝わらなかったらどうしよう…"って思っちゃう。

"上手く伝えなきゃ"、って思ってしまったり…
多分そこまで気にする事でもないことを、
きっとものすごく気にしちゃうんだね、私は。

でも、こうやって良く考えみると
「そこまで気にしなくても良いじゃん」って
思えてきた。

万が一、解釈が違ったとしても
上手く伝わらなくても
その時はまた「こういう意味だよ」って
伝えればいいし、そんなに怖がる事でも無かったよね?

それに、
失敗を恐れるから緊張するんじゃない?
もし、失敗して自信を失くしたとても
またがんばればいいじゃん。

きっと、もっと気楽でいい。
深く考えないで不安や恐れを手放して
これからはもっと思ったことを
言葉にしてみよう。

そして、こうやって
苦手意識の原因をじっくりと考えてみた事によって「不安や恐れ」というものが
私が本当に幸せになる為の 
人生での大きな壁になっていたんだ、
って気づいたよ。

"言いたい事が言えなかった"気持ちを開放するというテーマで今の私の気持ちとリンクした、ディズニー映画のアラジンの実写版でジャスミンが熱唱する『スピーチレス』

「もう黙ってなんかいない」という強い気持ちを歌っていて、爽快感があって大好き。

(日本語版は私が好きなミュージカル女優の木晴香さんが歌唱)

《speechless》original sound track
Jasmine / Naomi Scott



スピーチレス 〜心の声〜 映画『アラジン』より / 木下晴香  日本語版


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