精神病院〜心療内科なう〜4
僕は何日か使い物にはならなかった。
でも時間が経つとやっぱりケロッとしてた
付き合っていたヤンキーギャルとは別れた
まぁそんなもんだ。
次の週か次の月か忘れちゃったけど僕はまたまた、無茶苦茶可愛い子に出会った。
今度もまた精神病院に入院してる子だった
僕は何回か挨拶した程度で、告白したんだ
夕陽の綺麗な日で、彼女は「○○の目ってすごく茶色くて綺麗」って言ってくれた。
そしてキスをしていい感じになった。
僕は何日か何週間かで、ある県にある薬物依存の治療施設に行くことになってた。
この流れになるまでを話そう。
僕が入院してから、何日かしてある面談があった。
それは薬物依存からのリハビリを手助けしている施設のスタッフとの面談だった。
僕はそれまでそんなところがあるのを人づてで聞いたことがあったんだけど、あまりいい印象じゃあなかったんだ。けどその施設の施設長とそこのスタッフの1人が面談にきたんだけど、僕の薬物履歴や今までの生き方などを話した。
僕は「紙くって電車に乗るのが好き」とゆうと「紙いいね」と言われた。
僕は、生きてきてこの方、いわゆる『隠語』って奴を、そうゆう仲間以外で、特に病院に面談に来れるような人に解られたことがなく、そうゆう人たちを一括りに一般の社会人って思ってた。
そのたった1つの隠語がわかっただけでその人が、普通の人ではないと思ったんだ。(隠語自体は珍しくもなんともないけれど…)彼の言い方がなんとゆうか「わかっちゃってる人」の言い方だったんだよ。
彼は続けてこう言った
「僕も薬物依存症です。ただ今は何年か止め続けているだけで、気を抜けばすぐにでも元に戻る。目の前に薬物があれば秒でやってしまいますよ。この『病気』は決して治ることはない。脳がそうゆう風になっちゃってるから。そのような回路は元に戻すことはできない、そしてこれははっきり言います。薬物依存症とは『病気』それも極限まで死に近い病気なんです。日本ではまだこのことを知っている人はまだ多くない。『意志の力』『根性』『気合い』『我慢』そんなもので治ると思っている人たちばかりです。そんなモノでは僕らの嗜好を辞めることは出来ません。インフルエンザやHIVが気合いで治りますか。無理ですよ。この病気の自殺率は他の一般の人たちと比べて80%多いんです。止め続けて回復するだけなんです」と、そしてこうも言った「僕らは意志が弱いって言われ続けてきた、殴られても、怒られても、人が泣いて不幸になっても、大切な人が何人も離れて行っても、結して辞める事はしなかった、何があろうとドラッグをやり続けた、意志の強さは半端じゃない」って言って笑ったんだ。
僕は初めて聞いたことばかりだったし、病気と言われて今迄の不可解な行動原理のある程度の理由は、わかった気がした。
僕はその施設なら、俺の気持ちもわかるだろうし、俺と同じような不可解や奴らばかりなら俺にとっては不可解な一般常識を固守する、一般人よりは付き合いやすいんじゃないかと思った。それで俺はその施設に入所することに決めたんだ。
だがしかし、そのまた現れた可愛い子に俺は夢中になってしまったんだ。
俺は出発する当日朝、父親に連絡してその施設には行きたくなくなったことを伝えたが、この流れのままこの流れに乗った方がいいとの言葉で僕はまだやってもいないかわい子ちゃんから離れて、ジャンキーどもの住んでる施設に飛び立つんだ。
飛行機に乗るまえに、病院からもらった安定剤やらみんざいやらをまとめて飲んでからね。同行するスタッフに処方薬やらは渡す手筈になってたんだけど、彼に言われて僕は全部飲んだからないよって言ったら「流石やねw」って言って笑ってた。
着いた空港でそこの施設のスタッフが迎えに来ていて僕は車に乗り施設に向かったんだ。
僕は、その時迎えにきてくれた人にずっと気になっていたが誰もわかってくれなかったある事を聞いたんだ。
「僕の頭の中漏れてますよね。考えてることとかわかりますよね。」ってね。どう考えてもまともな人がゆう事ではないんだけど。。
彼は言ったんだ。
「大丈夫。誰にも○○の頭ん中はわかんないから、何も聞こえないよ。大丈夫僕もそう思ってたけど、今はそう思わないから」ってね。
僕はそれを完全に信用したわけじゃないけどその言葉で、少し安心したのもたしかだった。
その施設入所に精神病院ライフから移動します。
そこは精神病院と同じかそれよりも不可解な人たちが生活してる場だったんだ。
精神病院〜心療内科なう〜4終わり
薬物依存リハビリ〜珍道中〜1につづく