Confidence:自信をつける方法は簡単だ。一人で行動すればいい。
「自信がない」と悩む人は多い。
それは海外留学とて決して例外ではない。
「宿題、これであってるのかな」
「ペーパー、これで基準を満たしてるかな」
「大学生活、これで大丈夫なのかな」
常日頃の小さなことから年単位・ひいては人生単位の大きなことまで
毎日のように悩んでいる留学生は私の周囲でも本当に多かった。
あなたはなぜ、自分に自信がないか考えたことがあるだろうか。
根拠がないからだろうか。
実績がないからだろうか。
信頼がないからだろうか。
それら全ては確かに原因の一つではあるが、本質ではない。
ズバリ申し上げると、
あなたに自信がないのはあなたに「決定権」がないからだ。
宿題を採点するのは、あなたではなく他人だ。
ペーパーの基準を決めるのは、あなたではなく他人だ。
大学生活の価値を決めるのでさえ、あなたではなく他人だ。
(就職活動などになると尚更である)
もし仮に100%自分に決定権があれば
100%自分の好き勝手で採点できるのだから当然自信たっぷりになる。
だが現実には、この決定権を今すぐ自分に持ってくることはかなり難しい。
しかし、その割合を増やす方法なら確実に存在する。
それはあなた一人で行動して、あなた一人で決断することだ。
あなた一人で決断すると決めれば、
あなたと決定権者さえOKであればもう終わりである。
たった2人を通せばいいのだ。
だがあなたが群れて行動する場合、こうはいかない。
友達・同級生・仲間・知り合い…
言葉はどれでもいいが、こういった人たちは共通して
人の批評・分析・噂話が大好きである。
誰に頼まれたわけでもないのに、勝手に好き放題意見を述べる。
自信という点で見たとき、これがいけないのだ。
あなたはOKだと思っても、Aさんは「ダメだ」と言うかもしれない。
あなたとAさんがOKだと思っても、Bさんは「ダメだ」と言うかもしれない。
あなたとAさんとBさんがOKだと思っても、Cさんは「ダメだ」と言うかもしれない。
これが群れると自信が下がる原理である。
留学生は概して若い。
若いということはどういうことかと言えば、
99人が賛成してくれても、残り1人反対するだけでクヨクヨしてしまうのだ。
1人にそう言われただけで自信を失って、決断できなくなってしまう。
それが悪いという話をしているのではない。
若いということは例えばこういうことであり、無理もない話だろう。
これを防ぐ方法は簡単だ。
「ダメだ」と言いそうな人の絶対数を減らすことである。
つまり孤独になるのが理想というわけだ。
もちろん他人からの意見やアドバイスは積極的に参考にするべきだ。
だが余りにも参考にしすぎると、ただの足枷になる。
…筆者、透佳(スミカ)