3rd: 受動態
ポイント!
- 「be動詞+過去分詞」で、「〜される」という意味を表す。
- 文章を作る際のキーワードは「主語を変える」。
- 熟語としてセットで覚えるべき表現も多く登場します。
例)【受動態の文の作り方】
We eat natto. 私たちは納豆を食べます。
↓(nattoを主語にして、入れ替える)
Natto eat us. 納豆は私たちを食べます。
↓(このままでは意味が通らないので…)
Natto is eaten by us. 納豆は私たちによって食べられます。
※ 過去分詞:動詞の過去形に続く第3の変化。edをつける過去形の場合はそのまま流用するが、不規則変化の場合はまた新しく形が変化する。
(不規則変化の一覧表は他の教科書や参考書・ネット等でチェックを)
※ by 〜:「〜によって」。「〜」の中にはその行為をした人が入る。
Bob painted this picture. ボブがこの絵を描きました。
↓(this pictureを主語にして、入れ替える)
This picture painted Bob. この絵がボブを描きました。
↓(このままでは意味が通らないので…)
This picture was painted by Bob. この絵はボブによって描かれました。
※ 「〜する」という文のことを能動態、「〜される」という文のことを受動態(受け身)という。
例)【否定文と疑問文】
These pictures were taken by my sister.
これらの写真は私の妹によって取られました。
These pictures were not taken by my sister.
これらの写真は私の妹によって取られませんでした。
Were these pictures taken by my sister?
これらの写真は私の妹によって取られたのですか。
→ Yes, they were. / No, they weren’t.
はい、そうです。/いいえ、違います。
☆ 否定文:be動詞にnotをつける。
☆ 疑問文:be動詞を先頭に持ってくる。答える時もbe動詞。
Where were these pictures taken by my sister?
これらの写真は、私の妹によってどこで撮られたのですか。
When were these pictures taken by my sister?
これらの写真は、私の妹によっていつ撮られたのですか。
※ 疑問詞を使う場合は、疑問文を作った上で先頭に疑問詞を置く。
【受動態を使った熟語表現】
→ byを使わず、熟語ごとにバラバラの前置詞を使うので一つ一つ覚えましょう。
※ ofとfromの違い:完成品の見た目から原料が分かればof。分からなければfrom。
(例…「木→机」「鉄→フライパン(pan)」はof。「木→紙」「牛乳→バター」はfrom。)
例)【受動態を使った熟語の文】
The mountain is covered with snow.
その山は雪で覆われています。
The tennis player is known to many people.
そのテニス選手は多くの人々に知られています。
I was very surprised at the game.
私はその試合でとても興奮(わくわく)しました。
English is spoken in many countries.
英語は多くの国で話されています。
【その他、注意が必要な書き換え】
☆ 前置詞を含む熟語が動詞の場合
例)
Ken looks after the dog. ケンがその犬の世話をしています。
↓
The dog is looked after by Ken. その犬はケンによって世話されています。
※ 受動態にすると前置詞が2つ並ぶが、これで大丈夫。
☆ 第4文型の場合
例)
Mr. Tanaka teaches us English.
田中先生は私たちに英語を教えています。
↓
We are taught English by Mr. Tanaka.
田中先生によって、私たちは英語を教えられています。
English is taught to us by Mr. Tanaka.
田中先生によって、英語が私たちに教えられています。
※ この2パターンの書き換えができる。
※ 2つめの「〜に教えられている」はbe taught to 〜で表す。
☆ 第5文型の場合
例)
She called him Jack. 彼女は彼をジャックと呼びます。
↓
○ He is called Jack by her. 彼は彼女によってジャックと呼ばれています。
× Jack is called him by her. ジャックは彼女によって彼と呼ばれています。
※ この場合、書き換え方は1つしかない。